メンデルスゾーン生誕200年企画[クリスマスに聴きたいメンデルスゾーン作品]

 以前の記事にも書きましたが、僕が一番好きなクラシックの作曲家はメンデルスゾーンです。
そして、2009年はメンデルスゾーン生誕200年ということで、クリスマスに聴いてみたいメンデルスゾーンの名曲を紹介します。

(交響曲編)
交響曲では第2番『讃歌』と第5番『宗教改革』がおすすめです。

・交響曲第2番『讃歌』変ロ長調 Op.52
 この作品は、僕にとってとても思い入れのある作品で、僕の音楽人生を決定づけた作品だと思っています。
 じつは、大阪芸術大学在学時に、大阪芸術大学管弦楽団定期演奏会でこの曲が演奏された際、合唱団の一員として参加したのですが、生まれて初めてオーケストラ演奏に加わり大変感動したことを覚えています。そして、僕がメンデルスゾーン作品の研究をするきっかけになった作品でした。

 全4楽章のうち、第4楽章で合唱が加わるという『第九』型の曲で、発表された当時は大ヒットし(特にイギリスで)、非常に人気があったにもかかわらず、現在ではあまり演奏されることが少ない作品です。
 作品自体は、メンデルスゾーンらしい非常に美しいメロディーが多く、また壮大なスケールのある作品です。
 
・交響曲第5番『宗教改革』ニ長調 Op.107
 第二楽章と第四楽章がとくにおすすめです。第四楽章のコラール旋律の美しさは感動的です。

 この両作品とも演奏される機会は少ないのですが、もっと評価されるべき名曲だと思います。 
 
 演奏に関しては、メンデルスゾーン交響曲全集として名盤中の名盤との評価が高い、クラウディオ・アバド指揮ロンドン交響楽団のものを紹介しておきます。

メンデルスゾーン:交響曲全集メンデルスゾーン:交響曲全集
(2009/02/04)
ロンドン交響楽団 アバド(クラウディオ)、コンネル(エリザベス) 他

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(↓こちらは上記と同じアバド&LSOの輸入盤で、5つの交響曲の他7つの管弦楽序曲も収録したお買い得版です。ただし第2番『讃歌』の歌詞はなく、解説は英語です)
5 Symphonies 7 Overtures5 Symphonies 7 Overtures
(2002/05/14)
London Symphony Orchestra

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 アバド以外では、第2番はリッカルド・シャイーの演奏、第5番はL.バーンスタインの演奏のものもおすすめです。交響曲全集としてはカラヤン盤もあります。

(オラトリオ編)
 メンデルスゾーンはオラトリオを2作品作曲しています(『聖パウロ』と『エリヤ』、あと未完の作品で『キリスト』もあります)。
 この内、『エリヤ』はメンデルスゾーン作品の中でも、最高傑作の評価が高い大作です。

・オラトリオ『エリヤ』
 バッハやヘンデルに匹敵する対位法と、メンデルスゾーンならではのロマンチックなメロディズムが融合された、ロマン派最大の宗教曲です。No.20 Chor"Dank sei dir,Gotts"はとても好きな曲です。ほかにも美しいアリアがたくさんあります。その一方重厚な曲もありメンデルスゾーンのすごさが味わえる大作です。
 メンデルスゾーンが軽いサロン風の曲の作曲家と思いこんでおられる方は、ぜひ『エリヤ』を聴いてほしいと思います。評価が変わることと思います。

 演奏はサヴァリッシュのものを紹介しておきます。



(合唱曲編)
 メンデルスゾーンのコラール(合唱)作品は、隠れた名曲ぞろいです。
僕は讃美歌が好きで聴くたびにとても平安な気持ちになります。

・3つの詩篇 Op.78
・マグニフィカット Magnificat
・アヴェ マリア Op.23-2
・6つのアンセム Op.79

などがおすすめです。

 ベスト盤(合唱作品集)等もあるようですが、僕が愛聴しているコンプリート版(10枚組のBOX版)を紹介しておきます。



 今年のクリスマスはメンデルスゾーンの名曲に触れてみられてはいかがでしょうか。

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プロフィール

アシタツ Ashitatsu

Author:アシタツ Ashitatsu
音楽家:作曲家、ヒーリング・ホイッスル奏者、キーボード奏者

【演奏楽器】
ティン・ホイッスル
ロー・ホイッスル
キーボード・シンセサイザー

1977年生まれ。
大阪府出身・在住。
大阪芸術大学音楽学科卒業。
大学卒業後、癒し系音楽(ヒーリング/ニューエイジ・ミュージック)の作曲活動を行う。
2012~2015年には、ボーカロイドを使った楽曲も制作。

現在、ヒーリング・ホイッスル(ケルト笛のティン・ホイッスル&ロー・ホイッスルによる癒し系音楽)の楽曲制作・演奏などを中心に活動中。

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