宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ<第7話>

「宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ」
<第7話>

 高校3年の時以来、ちょうど20年ぶりに、通算4回目の宗次郎さんのコンサートを聴こうと、2015年3月、僕は大阪・貝塚市のコスモスシアターを訪れました。

 コンサートは、貝塚コスモスシアターの中ホールで行われ、宗次郎さんのオカリナに、ピアノ、ギターの3人だけという、非常にシンプルな編成でした。
(高校時代に聴いた、1回目と2回目の時は、キーボード、ギター、ベース、ドラム、パーカッションというバンド編成。3回目がオーケストラでしたので、この日のコンサートはそれらと対比しても、とてもシンプルだなあという印象で会場に行きました)

 会場で配られたプログラムに目を通しながら、客席につきました。

(この日のコンサートの演奏曲目)
「水心」
「春の小川」
「夕焼け小焼け」
「赤とんぼ」
「小さい秋みつけた」
「雪の降る街を」
「鳥の歌」
「コンドルは飛んでいく」
「この星に生まれて」
「大黄河」
~休憩~
「天上の祈り」
「森のこだま」
「森に還る」
「春の扉」
「故郷」
「かあさんの歌」
「故郷の原風景」
「母の歌」
「天空のオリオン」
~アンコール~
「大きな古時計」
「Thanks to the earth」

 オリジナル曲とよく知られた抒情歌を織り交ぜたプログラムでした。
 「水心」「大黄河」「故郷の原風景」など、よく知っている曲もありましたが、全く知らないオリジナル曲もありました。それもそのはず、僕が宗次郎さんのCDを聴かなくなっていた10数年の間にも、宗次郎さんは、コンスタントにオリジナルアルバムを発表し続けておられたのですから。最新のアルバムは、2013年発表作『オカリーナの森からⅡ』となっていました。

 コンサートが始まり、宗次郎さんがステージに登場されました。

 「宗次郎さん、年とりはったなあ…」とか思いつつ(何と言っても20年ぶりでしたので…。もっとも、自分もおっさんになりましたが…)懐かしい思いで、演奏に耳を傾けました。

 宗次郎さんのオカリナの音色に包まれていると、中学の時に宗次郎さんの音楽に出会ったことや、オカリナに夢中になったこと、音楽家を志したことなどが、次々と思い出されました。そして、まるで清らかな水が泉から湧くかのように、大きな感動が思い出と共に、心に湧き上がって来ました。

 宗次郎さんのCDが欲しい!

 矢も楯もたまらず、コンサート第1部の後の15分休憩に、ロビーで販売していた宗次郎さんのCDの内、最新アルバムの『オカリーナの森からⅡ』を購入しました。実に、約20年ぶりに買った宗次郎さんのCDでした。そして、CD購入者はコンサート終演後に、サイン会に参加できることを知りました。

 宗次郎さんに直接お会いできる!
 あまりのことに興奮を覚えました。

 コンサート第2部も大変素晴らしく、「天上の祈り」「母の歌」にはこの上なく感動し、アンコール最終曲の「Thanks to the earth」を聴き終わるころには、この20年間の空白を埋めるかのように、僕の心は、宗次郎さんの音楽に対する深い感動で満たされていました。

 このコンサートは、ピアノとギター(マンドリンの持ち替え有)の伴奏のみという、シンプルで素朴なものでしたが、むしろこの方が、宗次郎さんのオカリナの音色を、より深く味わうことができると思いました。

 終演後のサイン会。
 中学の頃からのあこがれの人、あの宗次郎さんが目の前にいる、言葉を交わせる。僕は緊張すると同時に大きな喜びを感じました。

 順番が巡って、僕の番になりました。

「よろしくお願いします。」僕はCDを差し出しました。
「ありがとうございます。」宗次郎さんがサインして下さっている間に、少し話しかけてみました。

「実は今日、高校時代以来、20年ぶりに宗次郎さんのコンサート、聴かせていただきました。実は子どもの頃、宗次郎さんの音楽から影響を受けて音楽を始めまして、今、こんな活動をしています。畏れ多いのですが…こんなサイトで曲の発表しています。」

 勢いとは言え、あろうことか、僕の曲のサイトの案内をお渡ししてしまいました。

「そうですか!」宗次郎さんはにこやかに受け取って下さいました。
 僕は深くお礼を言って、その場を後にしました。

 後になって考えれば、とてつもなく畏れ多いことをしてしまったと思いましたが、宗次郎さんと直接言葉を交わせた喜びで、最高の気分でした。

 初めて直接にお会いできた宗次郎さんは、その音楽と同じく、素晴らしい人柄のお方でした。

 このコンサートは、それまでに行った宗次郎さんのコンサートの中で、ベスト・コンサートとなり、決して忘れることのできないコンサートとなりました。
 そして、今後、関西で宗次郎さんのコンサートが開かれる際は、必ず行くようにしようと、心に決めました。

 この日から、わずか約2週間後の4月10日。再び宗次郎さんのコンサートに訪れる機会がやって来ました。

<つづく>

15008212270.jpeg
※2015年3月の大阪・貝塚公演のプログラムとチケット&チラシ。チケットの座席は“6列18番”。前よりの真ん中という、ものすごくいい位置の席でした。

15008212420.jpeg
※このコンサートで、サインしていただいたCD『オカリーナの森からⅡ』。我が家の家宝です。中でも、「天上の祈り」がお気に入りの曲です。

宗次郎さんのYouTube公式チャンネルで、「天上の祈り」が公開されています。



「宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ」
全12話・各話リンク

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話

第7話 第8話 第9話 第10話 第11話 第12話

tag : 宗次郎

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

最新記事
カテゴリ
プロフィール

アシタツ Ashitatsu

Author:アシタツ Ashitatsu
音楽家:作曲家、ヒーリング・ホイッスル奏者、キーボード奏者

【演奏楽器】
ティン・ホイッスル
ロー・ホイッスル
キーボード・シンセサイザー

1977年生まれ。
大阪府出身。
大阪芸術大学音楽学科卒業。

ヒーリング・ホイッスル(ケルトのホイッスルによる癒し系音楽)の楽曲制作・演奏を中心に活動。

◎専門音楽ジャンル:ヒーリング・ニューエイジ

◎歴史・史跡巡りが趣味

◎大阪府の郊外(奈良県寄りの田舎の方)在住。

◎オリジナル曲での主なテーマ:近畿・北陸の自然や歴史をテーマにした作品。
(自身は大阪府出身の関西人だが、母方の家系が福井県出身で、2分の1北陸人の血が流れていると自負)

◎尊敬する影響を受けた音楽家:宗次郎、喜多郎、姫神(星吉昭)、久石譲など

※メッセージ、お問い合わせ、ご依頼等ございましたら、下記メールフォームをどうぞご利用ください。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

検索フォーム
フリーエリア
QRコード
QRコード
月別アーカイブ