宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ<第6話>

「宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ」
<第6話>

 オカリナの演奏は辞めたものの、宗次郎さんのCDは変わらずに愛聴していた僕。

 大阪芸術大学に進学した僕は、オーケストラ音楽や映画音楽を積極的に学ぶようになり、また、雅楽など民族音楽の授業も受け、ミニマル・ミュージックや電子音楽も学びました。

 楽器の方は、アルバイトをして貯めたお金でシンセサイザーを買い、エレクトーンからシンセサイザーの演奏・作曲へと、シフトして行きました。

 オカリナや笛から、すっかり興味が離れてしまっていた僕は、次第に宗次郎さんの音楽も聴かなくなって行きました。

 月日が流れ、大学卒業後も地道に音楽活動を続けていた僕は、シンセサイザーを使い、ヒーリング・ニューエイジミュージックのオリジナル曲を作っては、発表していました。(20世紀の頃とは異なり、今はYouTubeなどで、個人で活動しているミュージシャンが、自分で自由に作品を発表できる、いい時代になったと思います)

 2010年代になり、変わらずシンセサイザーで楽曲制作を続けていましたが、次第に、自分自身の音楽には、何かこう…“核”となるものが、もっと必要なのではないだろうかと自問するようになりました。
 他の人にはない、自分だけにしか表現できない音楽を、さらなるオリジナリティーを模索しました。

 それまではシンセのみのインスト音楽でしたが、新たなスタイルとして、歌を作ることに挑戦し始めました。

 歌と言っても、僕自身が歌うわけではなくて、当時、隆盛を極めていたボーカロイド(歌声合成ソフト:一般的には初音ミクが最も有名)をとり入れた曲作りを行いました。
 ボカロP(ボーカロイド曲制作者)として活動していた間は、ツイッターなどを通じ、同様にボーカロイドの曲作りをされている方々とも交流が生まれ、それなりに楽しい時期を過ごしました。

 それでも、さらに自ら独自の音楽を模索し、追求しました。

 その為に、自らの原点を見つめ直そうと、学生時代に影響を受けた偉大な音楽家のコンサートに行き、生演奏を聴こうと考えました。

 2014年9月には喜多郎さん(愛知県芸術劇場・名古屋公演)、同年12月には久石譲さん(フェスティバルホール・大阪公演)のコンサートに行きました。
 お二人のコンサートは大変素晴らしく、とても感動できました。

 でも、もう一人いる…。
 僕に多大な影響を与えてくれた音楽家が、もう一人いる…。そんな思いにとりつかれました。

 コンサート情報などに目を通す内に、その答えはすぐに見つかりました。

 オカリナ奏者の宗次郎さん!!

 2015年3月に、宗次郎さんが大阪の貝塚市でコンサートをされることを知り、すぐさまチケットを購入しました。
 そして、2015年3月28日土曜日。僕は貝塚市へと向かいました。

 1995年の春以来、実に20年ぶりの、通算4回目の宗次郎さんのコンサートでした。

<つづく>


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アシタツ Ashitatsu

Author:アシタツ Ashitatsu
音楽家:作曲家、ヒーリング・ホイッスル奏者、キーボード奏者

【演奏楽器】
ティン・ホイッスル
ロー・ホイッスル
キーボード・シンセサイザー

1977年生まれ。
大阪府出身。
大阪芸術大学音楽学科卒業。

ヒーリング・ホイッスル(ケルトのホイッスルによる癒し系音楽)の楽曲制作・演奏を中心に活動。

◎専門音楽ジャンル:ヒーリング・ニューエイジ

◎歴史・史跡巡りが趣味

◎大阪府の郊外(奈良県寄りの田舎の方)在住。

◎オリジナル曲での主なテーマ:近畿・北陸の自然や歴史をテーマにした作品。
(自身は大阪府出身の関西人だが、母方の家系が福井県出身で、2分の1北陸人の血が流れていると自負)

◎尊敬する影響を受けた音楽家:宗次郎、喜多郎、姫神(星吉昭)、久石譲など

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