宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ<第3話>

「宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ」
<第3話>

 北海道の大自然の中でオカリナを吹く宗次郎さんの姿と、その音色に大きな感動を受け、オカリナや音楽のことを真剣に学び始めた僕。

 時は1993年9月28日火曜日、午後6時30分。大阪・厚生年金会館大ホール。
 
 僕は、宗次郎さんのコンサート『水心』コンサートツアー“水府大演奏旅行”大阪公演の会場にいました。
 生まれて初めて生で見る、宗次郎さんのコンサートでした。

(この年、宗次郎さんは、アルバム『水心』の発売に合わせて、9月24日から12月26日にわたり、全34公演の大規模なコンサートツアーを実施されました。)

 コンサートが始まり、シンセサイザーによる鳥のさえずりのSEをバックに、宗次郎さんが吹くオカリナの音色が流れてきました。曲は「水心」でした。

 この時のコンサートの曲目は、覚えている範囲で書くと、アルバム『水心』の全曲と、アルバム『木道』から「木道」、アルバム『風人』から「鳥たちの森で」「林をくぐりぬけて」。そして翌年のアルバム『鳥の歌』に収録することになる「マイムマイム」「4つのフィンランド民謡」といった曲目でした。自然三部作を中心とした選曲だったと思います。

 初めて聴いた宗次郎さんのオカリナの生演奏。この時の「水心」の音色は、いまだに耳に残っている気がします。あこがれの宗次郎さんの音色を聴いている…。多感な高校一年の僕にとって、夢のような2時間を過ごしました。

 同じ年の10月、再度大阪で宗次郎さんがコンサートをされることを知りました。
 四天王寺での奉納コンサート。こちらは入場チケットは抽選のみでしたが、運よく当選しました。

 1993年10月25日。
 秋の夜、空気が少し冷え込んでくる中での、四天王寺・野外コンサートでした。

 ライトアップされた四天王寺の伽藍をバックに、秋の凛とした空気の中を響き渡る、宗次郎さんのオカリナの音色…。
 曲目は一か月前に、厚生年金会館で聴いたものと全く同じ内容でしたが、屋内と野外とでは大きく異なる雰囲気に、さらなる感動を覚えました。コンサートホールもいいが、野外(特にお寺や神社のような、歴史を感じさせる会場)では、もっといいと思いました。

 まぶたを閉じれば、この時の、四天王寺の仏像をバックに「水と土への祈り」を演奏する、宗次郎さんのお姿が思い出されます。

 この年(1993年)、宗次郎さんは、アルバム『木道』『風人』『水心』の自然三部作で日本レコード大賞企画賞を受賞されました。現時点でも、日本レコード大賞を受賞した唯一のオカリナ奏者となっています。

 宗次郎さんのコンサートでの感動を胸に、オカリナの練習や音楽の勉強に、さらに身が入るようになって行きました。
 
 やがて高校2年生になった頃、僕の心の中で、少し変化が現れてきました。

<つづく>

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※生まれて初めて行った、宗次郎さんのコンサート“水心コンサートツアー”のパンフレットとチケット。
 1993年でしたので、もう、20数年前のものですが、大事に保管してあります。
 パンフレットは、水心のCDジャケットと同じく、北海道の神の子池での宗次郎さんの写真の他、森を散策しているところや、カヌーに乗っているところの宗次郎さんの写真、そして、宗次郎さんの詩などが載っています。
 ちなみに、チケットの座席は、1階O列41番となっています。たしか、真ん中あたりのやや後ろ寄りの席だったような気がします。

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※パンフレットの巻末の方には、「味わいをたずねて、水を想う。」と題した、宗次郎さんと蕎麦屋・村屋東亭のご主人、渡邊維新さんとの対談が載っています。水心のテーマが水でしたので、それに合わせて、蕎麦打ちを見学し、蕎麦を食べながら水のことに思いをはせる、といった趣旨のようです。それにしても、宗次郎さん、蕎麦がかなり好物なようですね。


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アシタツ Ashitatsu

Author:アシタツ Ashitatsu
音楽家:作曲家、ヒーリング・ホイッスル奏者、キーボード奏者

【演奏楽器】
ティン・ホイッスル
ロー・ホイッスル
キーボード・シンセサイザー

1977年生まれ。
大阪府出身。
大阪芸術大学音楽学科卒業。

ヒーリング・ホイッスル(ケルトのホイッスルによる癒し系音楽)の楽曲制作・演奏を中心に活動。

◎専門音楽ジャンル:ヒーリング・ニューエイジ

◎歴史・史跡巡りが趣味

◎大阪府の郊外(奈良県寄りの田舎の方)在住。

◎オリジナル曲での主なテーマ:近畿・北陸の自然や歴史をテーマにした作品。
(自身は大阪府出身の関西人だが、母方の家系が福井県出身で、2分の1北陸人の血が流れていると自負)

◎尊敬する影響を受けた音楽家:宗次郎、喜多郎、姫神(星吉昭)、久石譲など

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