宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ<第10話>

「宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ」
<第10話>

 ティン・ホイッスルの演奏を始め、毎日練習する中で、宗次郎さんのCD集めも行っていく僕。

 3か月ほど経った頃、自らの新曲で初めて、ティン・ホイッスルの音色を吹き込んでみることにしました。それが、「平和の星に咲く花」という曲です。


 平和への祈りをテーマに、ヒロシマに咲いた希望の花の実話を元に作った、このオリジナルのボーカロイド曲で、笛の音色を取り入れ、非常に満足のいく仕上がりとなりました。
 この曲をもって、ボーカロイドを使った曲を作るのは一旦終了し、今後はティン・ホイッスルをどんどん活かした演奏・作曲活動をしていこうと決心しました。

 そして、今までは曲作りをメインに活動してきましたが、ライブ演奏にも積極的に挑戦していこうと考え、地元の音楽祭に出演した際、現在ともに演奏活動をしている、マンドリン奏者のBunKan氏とも出会うことができました。

 さらに、今までに作った自身のボーカロイド曲を、ティン・ホイッスルでセルフカバーしていくことも開始しました。(http://freshgreennewage.blog88.fc2.com/blog-entry-127.html

 新たな活動を展開していく最中、2015年12月23日。大阪・枚方で開催の、宗次郎オカリナ生活40周年記念コンサートに出かけました。

 通算6回目の宗次郎さんのコンサートでした。

 この40周年記念コンサートは、先の3月の貝塚公演の際のMCで、宗次郎さんご自身により開催の意向が発表されていましたので、絶対に聴きに行こうと決めていました。

 記念コンサートというだけあって、楽器編成も、宗次郎さんのオカリナに、ピアノ&シンセ、2ヴァイオリン、ビオラ、チェロ、ベース、チャランゴ&ケーナ、ギター、ドラムス&パーカッションというゴージャスな編成でした。
 曲目も、大黄河時代の初期の頃の作品や、自然3部作の曲といった往年の名曲がぎっしりと詰まった、大変聴き応えのあるコンサートでした。

(40周年コンサート枚方公演・曲目)
「大黄河」
「道」
「月の下で」
「感謝の歌」
「無垢」
「凪」
「風が谷間を下りてくる」
「大地に生きる」
「安堵の風景」
~休憩~
「愛しの森a-moll」
「エンサールの森」
「水心」
「悲しい水」
「水の妖精」
「あゆみ」
「まほろば」
「至福の海」
「夢街道」
「故郷の原風景」
~アンコール~
「水舞竜」
「天空のオリオン」
「夢」

 途中の15分休憩には、ロビーで、以前の平安神宮の際に買いそびれていたアルバム『古~いにしえみち~道』や、この日のコンサート・アレンジのスタジオ録音による40周年記念盤『40th Anniversary of Ocarina Life』などを購入。コンサート後のサイン会に備えました。
 また、この休憩時間に、隣の席の宗次郎さんの大ファンとおっしゃる御婦人と会話をし、色々と宗次郎さん談義をして楽しみました。

 アンコールでは、宗次郎さんが危うく「天空のオリオン」を演奏するのを忘れて、飛ばしてしまいそうになるというハプニングもありましたが、全22曲の熱演でした。

 中でも、僕の心をとらえたのは「至福の海」でした。

 原曲では、イントロや間奏部でフルートが使われていますが、この日はチャランゴを演奏されていた、イリチ・モンテシーノスさんのケーナ演奏によるアレンジとなっていました。
 ケーナはオカリナとはまた異なる、とても心地よい響きで、宗次郎さんのオカリナの音色と響きが溶け合って素晴らしかったです。

 やはり僕は、オカリナやケーナやティン・ホイッスルといった民族楽器系の笛の音が、心から好きなんだなあと、客席でしみじみとしながら聴いていました。

 終演後のサイン会では、購入した『古~いにしえみち~道』や『40th Anniversary of Ocarina Life』にサインしていただきました。

 3月に僕と貝塚でお会いしたことは、宗次郎さんは覚えてはおられない様子でしたので、「宗次郎さんの音楽から、いつも力(パワー)をいただいて、僕も音楽活動を頑張って行っています。」とお礼の気持ちを伝えました。
 すると、笑顔で握手をして下さいました。

 宗次郎さんと直接言葉を交わすのは、この日が2度目でしたが、本当に素晴らしいお人柄に感激感動でした。

 もっともっと頑張って行こうとの決意を胸に、僕にとって大きなターニングポイントの年となった2015年が終わりました。

 振り返ると、僕の音楽人生の中で大きな転換点には、必ず宗次郎さんの存在があるんだなあと思いました。

 そして2016年。
 僕と同じく、高校時代に宗次郎さんから大きな影響を受けられて、現在精力的に活動されている、ある音楽家の方との出会いを迎えることになります。

<つづく>

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※大阪・枚方での40周年記念コンサートのチラシと、CDの案内。

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※この日は、『古~いにしえみち~道』『40th Anniversary of Ocarina Life』『オカリーナの森から』の3枚のCDにサインをしていただきました。素晴らしいCDで、その後もとても愛聴しています。

☆『40th Anniversary of Ocarina Life』に収録されたバージョンの『夢街道』が、宗次郎さんのYouTube公式チャンネルにて公開されています。大阪・枚方公演でも披露されました。



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喜多郎さん・福知山コンサート~天橋立への旅

 2017年8月5日(土)に、京都府福知山市で行われた、世界的シンセサイザー奏者・喜多郎さんのコンサートに行って来ました。

 宗次郎さんと同じく、音楽を志した頃より、計り知れないほどに多くの影響を受けてきました、偉大な音楽家の喜多郎さん。(詳しくはこちら→「宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ」<第4話>

 このコンサートは、福知山市の市制施行80周年を記念した『未来の力祭典』というイベントに関連して開催された、記念コンサートでした。(https://dokkoise.com/topics/events/000397.html

 喜多郎さんのコンサートに行くのは、今回で通算4回目です。
 前回は3年前の、オーケストラとのジョイントライブ、シンフォニック・ワールド・ツアーの名古屋公演でした。

 実は今回のコンサートは、福知山市の記念式典ということで、基本的には、招待された福知山市民の方対象のコンサートだったのですが、福知山市民以外の方・抽選で100名限定でご招待とのことで、申し込んでいたところ見事当選しまして、行くことにしました。また、福知山を含め京都府の北部には今まで行ったことがなかったので、この機会にぜひ、天橋立も見に行こうと、旅を計画しました。(ちなみに今回のコンサートで、最も遠方から来ておられたのは、香川県の方だそうです)

 当日、福知山市には14時ごろに到着しましたので、昼食をとり、15時にホテルにチェックインを済ませて荷物を置いてから、会場の福知山市厚生会館に向かいました。(コンサートの開場は15時、開演は16時でしたので、あまり余裕はなかったです)

 会場に到着し、当選はがきを提示して入場しました。

 会場のロビーでは、喜多郎さんの最新作『空海の旅5』を含めて、CDやDVDを販売しており、購入者には終演後サイン会を実施しますとのことでした。
(宗次郎さんは毎回サイン会をされていますが、喜多郎さんのサイン会はとても珍しく、通算4度目の今回のコンサートで初めて体験することでした。これは逃す手はないと、『空海の旅5』などCD3枚購入し、サイン会に備えました。この手際のよさは宗次郎さんのコンサートのおかげかも?)

 開演時間となり、まずは福知山市市民憲章唱和から始まりました。(僕自身は福知山市民ではありませんが、開催主旨を尊重して、僕もちゃんとパンフレットを見ながら唱和しました)
 市民憲章推進協議会の会長さんと福知山市の市長さんの挨拶に続き、本日喜多郎さんとも共演する、地元、福知山淑徳高校の和太鼓部“淑徳和太鼓”の皆さんによる、和太鼓演奏が披露されました。
 この“淑徳和太鼓”の演奏、ものすごく上手かったです。見事でした。喜多郎さんもコンサート中のMCで、褒め称えておられましたが、素晴らしい演奏でした。

 その後、16時45分より、喜多郎さんのコンサートがスタートしました。

 喜多郎さんの演奏会は、今まで聴いたのは、バンドやオーケストラだったり、基本的に多人数による生演奏中心スタイルでしたが、今日の福知山公演は、音源に合わせて演奏するスタイルでした。
 ですので、基本的に喜多郎さん単独、もしくは奥さんの高橋恵子さんとのツインキーボード、そして一部の曲では、岐阜県美濃加茂市の“牧野太鼓”のお二人が参加、という少人数編成でした。
 たぶんシーケンサーもしくはdiscにより、音源を流して、主要パート (メロディーパートなど)をシンセで喜多郎さんが生演奏するスタイルでしたが、シンセサイザー・コンサートでのこの手法は、姫神の星吉昭さんも使っておられた手法ですね。
 
 まずは、おなじみ「シルクロード」と「キャラバン・サライ」の2曲を、喜多郎さんと高橋恵子さんのシンセで披露されました。
 ステージバックのスクリーンには、シルクロードの美しい写真が映し出されました。 
 続いて、牧野太鼓のお二人が参加し、喜多郎さんも含めての和太鼓演奏でした。

 そして、本日のメインの『古事記と宇宙』のプログラムへ。
 演奏の前に、この『古事記と宇宙』の映像を企画・監修された京都大学花山天文台の柴田一成教授による説明と解説がありました。
 この柴田教授のお話は、喜多郎さんと出会ったきっかけやアルバム『古事記』に非常に感銘を受けたこと、そして『古事記』の曲を聴いているうちに宇宙の様々な映像が目に浮かび、コラボレーションを思いついたことなどを、とても面白く分かりやすく話しておられて、興味深かったです。

 柴田教授の説明の後、コラボ映像『古事記と宇宙』をスクリーンに映しながら、喜多郎さんがソロで、シンセで生演奏を披露するという、ステージが繰り広げられました。

「太始 Hajimari」(宇宙・銀河の創生のCG映像)
「創造 Sozo」(太陽系の惑星の映像)
「恋慕 Koi」(天の川・星団・星雲などの映像)
「大蛇 Orochi」(太陽のフレアやコロナ・プロミネンス爆発の映像)

 と立て続けに披露されました。
 スクリーンに宇宙の映像を映しながらの演奏で、とにかく圧巻でした。見事に『古事記』の音楽と、最新の宇宙映像が見事にマッチしていると感じました。この『古事記と宇宙』のDVDは、先ほどのロビーでも販売していたので、終演後に絶対入手しようと心に決めました。(本当に凄い映像ですので、宇宙や天文が好きだったり、興味のある方は、必見の価値があると思います)

 アルバム『古事記』の曲順で言うと、次に来るのは「嘆 Nageki」ですが、この日のコンサートではカットして、代わりに特別プログラムとして、淑徳和太鼓との共演ステージが披露されました。曲は最新作『空海の旅5』より「雲海」でした。
 淑徳和太鼓の皆さんと高橋恵子さんがステージに登場し、喜多郎さんと見事に息の合った、大迫力の演奏が繰り広げられました。(喜多郎さんはこの福知山でのコンサートが決まってから、計4回福知山を訪れて、淑徳和太鼓の皆さんとも合同で練習をしたそうです。その成果が発揮されて、素晴らしい演奏でした)

 再び、ステージ上は喜多郎さんのソロとなり、残りの2曲が演奏されました。

「饗宴 Matsuri」(日食の様々な映像)
「黎明 Reimei」(人類が今までに歩んできた宇宙との関わりの映像)
※「饗宴」では、再び牧野太鼓のお二人が登場し、和太鼓を担当されました。

 この日の、喜多郎さん生演奏のバックの『古事記』の音源は、アルバム版ではなく、3年前のシンフォニック・コンサートのアレンジ・音源を加工して使っていたような気がします。(CDで言うと『シンフォニー・ライブ・イン・イスタンブール』。「黎明」のイントロの音色が、シンセコーラスではなくフルートの音だったので、間違いないと思いました)

 『古事記と宇宙』の演奏が終了し、割れんばかりの拍手が会場に響き渡りました。
 
 今回のコンサートは、アンコール曲は用意されていませんでしたが、最後に今日の出演者がステージ上に総出演し、会場のお客さんも一緒になってリズムを奏でる“千人太鼓”が盛大に演奏され、大盛況のうちに幕となりました。

 終演後、真っ先にロビーの販売コーナーへ行き、『古事記と宇宙』のDVDを追加で購入しました。
 サイン会が始まり、計4枚のCD・DVDを持って列に並びサインしていただきました。

 実はその後、福知山を離れるまでに、このサイン会を含め3度も、喜多郎さんに直にお目にかかることができました。
 以下、その模様をツイッターより抜粋して、掲載します。


<ツイッターより抜粋>
・喜多郎さんの福知山公演。CDにサインを頂きました!コンサートは素晴らしかった!
地元高校の和太鼓部の皆さんとの共演もあり、中々盛りだくさんな内容のコンサートでした。
初めて直にお会いした喜多郎さん、すごく優しくて気さくな方でした!
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・実はさっき、近くのスーパーで買い物してから、ホテルに戻って来ましたけど、ホテルのロビーでエレベーターに乗ろうとしたら、到着したエレベーターの中から、何と!喜多郎さんが降りてこられました!!
ばったり鉢合わせして「先程はCDにサイン、ありがとうございました!」と挨拶しました。
 
・ほんとびっくりしました。まさか同じホテルに泊まっておられたとは!(ちなみに、別に高級ホテルとかじゃなくて、ごく普通のビジネスホテルです)
「今日はどうもお疲れさまでした!」と話しかけたら、「どうもどうも」と凄く丁寧にお辞儀して下さいました。
喜多郎さん、本当に素晴らしいお人柄です!

・ホテルの一階が居酒屋で、今喜多郎さん達が打ち上げをされています。
あのグラミー受賞世界的アーティストの喜多郎さんと、同じ建物同じホテルに、今滞在してます…これって、めちゃくちゃ凄くないですか!?

(2日目は福知山城観光からスタート)
・明智光秀が築いた城、福知山城にやって来ました。
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・福知山城天守閣からの眺め。
天守閣の内部は史料館になっていて、明智光秀関連の史料が多数、展示してありました。
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・福知山城の天守閣にいたら、喜多郎さんは現れませんでしたが、昨日のコンサートで、喜多郎さんのバンドメンバーで和太鼓を担当されておられた方とお会いできまして、昨日のコンサート、素晴らしかったですとお伝えできました。
ちなみに、喜多郎さんもご一緒ですか?と伺ったら、喜多郎さんは9時台の電車で帰られたとのことでした。

・喜多郎さん、車で来ておられるのかなと思っていたら、普通に電車で来ておられたのですね。
この前の斑鳩での宗次郎さんといい、有名人なのに、飾らずに、普通に電車に乗ってるのって、いいですね。
カッコいいと思う。

・福知山城観光を終えて、福知山駅に戻ったところ、駅の改札前で、また喜多郎さんとばったり鉢合わせしました!(遭遇率高くない?)どうやら帰りの電車を一本遅らされたようです。
昨日のサインCDを手に「喜多郎さん!」と呼びかけました。

・10月の天文台コンサートに行きますので、楽しみにしてますとお伝えできました。
昨夜、ホテルのロビーでお会いしたことを覚えておられて、「お待ちしてます!」と、笑顔で握手して下さいました。

・喜多郎さんは、京都行きの電車に乗って、帰られました。
僕は反対方向の、天橋立に向かいます。福知山駅で、喜多郎さんを見送ることができて、本当に良かったです。


 こういった具合に、ありがたいことに、喜多郎さんと言葉を交わし、握手までしていただけるという幸運に恵まれました。
 本当にラッキーでした。

 そのまま、初の京都府北部・天橋立に向けて、旅をつづけました。
 天橋立は、さすがに日本三景と言われるだけあって、風光明媚な地でした。

 滞在時間は限られてはいましたが、南側からと北側から、連絡船を利用して両岸より眺めることができました。

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※南側の天橋立ビューランドよりの眺め

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※連絡船に乗って対岸へ。カモメが周りを飛び交っていました。

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※北側の傘松公園よりの眺め。こちら側から見た方が、より直線的で真っ直ぐな印象でした。

 今回の旅は、憧れの喜多郎さんに3度もお会いできたし、初めての京都府の日本海側も見れたし、いい旅ができました。
 

 この度のコンサートで、喜多郎さんにお会いすることができ、今年は喜多郎さんと宗次郎さんのお二人ともに、直接お会いすることが叶ったわけですが、直にお会いして握手を交わして思ったことは、お二人は大分、人物像というか性格が違うなと感じました。
 よく巷ではごっちゃにされてしまう(汗)お二人ですが、全く違う雰囲気を持っておられると思いました。

 宗次郎さんは、その音楽そのもので、純朴で穏和な山の人という感じの方でしたが、喜多郎さんは、たぶんかなり体育会系な方なんじゃないかなと。
 その音楽は一見、癒し系と思われがちですが、実は熱血漢で、熱い情熱を心に秘めておられるなあと。握手した時に、すごく心の力強さを感じるなと思いました。
 それと、喜多郎さんは何となく、割と頑固な職人肌タイプの方なのかもしれないですね。
 もっとも、普段はとても優しくて気さくな方で、笑顔でフレンドリーな人柄なのですが、宗次郎さんと比較して、何となくそんな気が伝わってきました。
 
 でも、直接お会いすることができて、喜多郎さんも宗次郎さんも、本当に素晴らしいお人柄の方達で、その人柄が音楽に現れて、聴く人に力や癒しを与えるんだろうなと思いました。
 やはり、人間性というのは、音楽家としてとても大事なんだとつくづく感じました。

※ニューエイジ音楽に携わっていて、巷では、喜多郎さんと宗次郎さんは非常に混同されて、間違われることが多いと、日頃からつくづくと感じているので、お二人の音楽をよく知る人間として、一度このお二人を徹底比較した記事を、ブログに書こうと思っています。

tag : 喜多郎

宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ<第11話>

「宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ」
<第11話>

 宗次郎さんの枚方公演に行く前の頃に、僕は一つの決心をしました。

 それは、それまで独学・我流で吹いていたティン・ホイッスルを、さらに本格的なテクニックを学びたい、さらなる上達を目指したいと考え、愛読していた『地球の音色~ティン・ホイッスル編』の著者で、ケルト&北欧の笛演奏家のhatao先生に一日集中レッスンを申し込んで、正統的で且つ教則本に載っている内容以上の様々な技術を稽古していただき、ご指導をお願いしたいと考えました。(一日集中レッスンは、hatao先生のご自宅で、朝から晩までみっちりと教えていただける内容でした)

 この、2016年2月11日に受けた、hatao先生のレッスンの様子は、以前のブログに書いた通りです。(→ケルトの笛の第一人者hatao先生のレッスンを受けて

 この日のお昼休憩には、先生と一緒に昼食をとりましたが、その際、様々な音楽のことを話しました。
 その中で、話題となったのが宗次郎さんでした。

 実はhatao先生のブログをあらかじめ読んでいて、宗次郎さんの和歌山公演の際に、hatao先生が出演されたことや、宗次郎さんのアルバムの中で『光の国・木かげの花』がお好きなことなどを知っていましたので、そういった話や、僕が宗次郎さんから受けた影響や、ターニングポイントには必ず宗次郎さんの音楽があったことなどをお話ししました。

 hatao先生もまた、高校生の頃に様々な音楽に出会い、その中でもよく聴いておられたのが宗次郎さんだったとのことで、同じく宗次郎さんの音楽を愛する身として、とても嬉しく思いました。

 宗次郎さんが茨城県常陸大宮市で運営されているオカリナの聖地“オカリーナの森”。
 その“オカリーナの森”のようなイメージを参考にしつつ、hatao先生は現在、日本におけるヨーロッパ伝統音楽の発信拠点を作り上げていくという夢に向かって、邁進しておられます。(hatao先生のブログ

 アイリッシュ・ケルト&北欧音楽がご専門のhatao先生と、ヒーリング・ニューエイジ音楽を専門にしている僕。
 専門とする音楽ジャンルは違えど、宗次郎さんの音楽がきっかけとなり、素晴らしい出会いが得られたことは、僕の人生にとって大きな財産となりました。
 宗次郎さんとhatao先生には、深く深く感謝しております。

 レッスンの後、hatao先生から教わった技術をしっかりと復習し、自分のモノにして、自作曲の演奏などに活かし、その後、様々な音楽祭に出演したり、いろんなイベントで演奏したりと、笛の演奏の腕前をどんどんと磨いていきました。

 さらに世界的なホイッスルの名手、ジョーニー・マッデンショーン・ライアンカルロス・ヌニェスメアリー・バーギンブライアン・フィネガンガヴィン・ウィランなどのCDを買い集めたり、YouTubeで演奏を聴いて勉強しました。(その後、ジョーニー・マッデンとショーン・ライアンのお二方は、来日公演の際にコンサートに出向いて、生演奏を聴く機会も得られました。特にジョーニー・マッデンは最も大好きで、かつ影響を受けたホイッスル奏者です。)

 一方、2016年には、いつ宗次郎さんのコンサートに行けるかな?と、関西でのコンサートを心待ちにしていましたが、この年・2016年には、宗次郎さんの関西でのコンサート予定はありませんでした。

 それでも、一年の間に最低1回は宗次郎さんのコンサートに行きたいと考え、宗次郎さんが来られないのなら、こちらから出向こうと決心し、2016年8月、岐阜県本巣市のコンサート会場へと向かいました。

 通算7回目、そして関西以外の地では、初めて聴く宗次郎さんのコンサートでした。

<つづく>


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宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ<第12話>

「宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ」
<第12話>

 2016年8月20日、僕は岐阜県本巣市の山奥の根尾というところにやって来ました。

 根尾は樹齢1500年を超える桜の古木“淡墨桜”が有名な地で、この淡墨桜のほとりで、毎年8月に宗次郎さんが野外コンサートをされておられて、1993年よりスタート、2016年で実に24回目という長い歴史を誇るコンサートでした。

 思えば、関西以外の場所で宗次郎さんのコンサートを聴くのは、通算7回目となる今回が初めてでしたし、何より、文字通り大自然の中で、宗次郎さんのオカリナの音色を聴くことも初めてのことでした。

 コンサート会場に到着した頃より雨が降り出し、やがて開演時間の頃には本降りの大雨となりました。
 その影響で、少し遅れてコンサートが始まりました。
(思えば、僕が宗次郎さんのコンサートに出かけた日の天気は、2015年3月の大阪・貝塚は晴れでしたが、その後、平安神宮、枚方、根尾とずっと雨続きで、2017年6月の奈良・斑鳩でようやく晴れました…。僕自身は晴れ男で、宗次郎さんも晴れ男らしいのですが、この雨率の高さは一体…?)

 あいにくの土砂降りの雨の中でのコンサートとなってしまいましたが、山間の谷間に響く宗次郎さんのオカリナの音色は、さすが素晴らしく、これがもし快晴の天気だったならば、さらにどんなに素晴らしいだろうかと悔やまれました。
 でも、こうなったら、雨もまた自然の摂理だと思うことにして、雨の音とともに演奏を楽しみました。

 中でも特に素晴らしかったのは、地元根尾の中学生の子供たちと宗次郎さんとのオカリナ大合奏でした。
 聴いていて、この日のためにすごく練習してきたことが、とてもよく伝わってきました。

 やはり、真剣に取り組んで生み出される音楽は、人の心を打つ音色になるのだということが、よくわかりました。
 皆、素晴らしく上手い演奏でした。宗次郎さんも称えておられました。

(この日のコンサートの演奏曲)
「水心」
「故郷の原風景」
「故郷」
「竹田の子守唄」
「コンドルは飛んでいく」
「根尾の夏風に吹かれて」※根尾中学校の皆さんとの合奏
「ハナサクハル」※根尾中学校の皆さんとの合奏
「悲しい水」
「水の妖精」
「HITOMI~幼き瞳~」
「夕焼け小焼け」
「小さい秋見つけた」
「母の歌」
「安堵の風景」
「大黄河」
「天空のオリオン」

 この根尾の“淡墨桜コンサート”。関西からは毎年行くには遠いので、ちょっと大変ですが、また機会があればぜひ行ってみたいなと思っています。(今度は晴れて、満天の星空の下でというのが理想ですね…)

 宗次郎さんのコンサートは、聴きに行く度に色んなものを頂いているような気がします。
 それは感動だったり音楽的な発見だったり…。もちろん純粋に聴いて楽しむ喜びも頂いています。
 宗次郎さんのコンサートに行けば行くほど、自分自身、音楽家として成長して行けています。

 僕ももらうだけでなく、人にそういった喜びを与えていけるような音楽家になって行きたいです。

 2017年になり、宗次郎さんのアルバム集めも順調に進み、残りは『土の笛のアヴェ・マリア』だけとなりました。
 
 また、自身の音楽活動も、ケルトのホイッスルによる癒し系音楽の“ヒーリング・ホイッスル”ブランドを確立し、新たな活動を開始しました。(→2017年、新ブランド“ヒーリング・ホイッスル”始動!!

 そんな折、2015年12月の大阪・枚方公演以来の関西でのコンサートが開催されることを知りました。
 場所は奈良県斑鳩町のいかるがホール。あの“法隆寺”で有名な町です。

 自分自身、10数年ぶりの法隆寺訪問も兼ねて、通算8回目の宗次郎さんのコンサートに行き、『土の笛のアヴェ・マリア』を購入してサインもしていただこうと心に決めました。
 
 この時の、2017年6月18日の斑鳩の旅とコンサートの様子は、以前のブログに詳しく書いた通りです。(→奈良・斑鳩での宗次郎さん・オカリナコンサート

 こうして、宗次郎さんのコンサートに通い、美しい音色に感動する(あとCDにサインを頂く)度に、ますます宗次郎さんのことや宗次郎さんの音楽のことが大好きになって行きました。

 宗次郎さんのすべてのオリジナルアルバムがそろった今、この宗次郎さんの素晴らしい音楽のことを、より多くの方に知っていただきたい、共感したいとの思いから、CDレビュー・紹介記事をブログに書いていきます。
 また、自分自身の音楽的成長を期する意味でも、宗次郎作品のティン・ホイッスルによるカバー演奏にもチャレンジして行きます。

 僕が宗次郎さんの音楽を演奏する時、僕を素晴らしき音楽の世界へと導いて下さった、宗次郎さんと宗次郎さんの音楽に対する深い敬意と感謝の思いを込めて、演奏をしていきます。

 今後も可能な限り多く、宗次郎さんのコンサートに足を運んでいきたいです。また、その模様はブログにも書いて報告していきますので、ぜひぜひご愛読下さい。

 全12話にわたり、お読み下さりどうもありがとうございました。
 また今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

~宗次郎さんの音楽を愛するすべての方へ、感謝を込めて~

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※2016年8月の岐阜県本巣市・淡墨桜コンサートのチケットとパンフレット。


※2017年6月の奈良・斑鳩でのコンサートで、サインしていただいたCD『土の笛のアヴェ・マリア』より、タイトル曲『土の笛のアヴェ・マリア』(宗次郎さんのYouTube公式チャンネルより)


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<特別コラム>喜多郎と宗次郎~似てる?似てない?徹底比較!!(前編)

<特別コラム>喜多郎と宗次郎~似てる?似てない?徹底比較!!(前編)

 この度連載しましたブログ記事「宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ」の第4話で、宗次郎さんと共に、僕が大きな影響を受けた音楽家の一人として名前を挙げて紹介しました、喜多郎さん。
 グラミー賞受賞者で世界的なシンセサイザー奏者の喜多郎さんも、日本を代表するオカリナ奏者で第一人者の宗次郎さんも、ヒーリングニューエイジ音楽の代表的アーティストとしての地位を築いておられますが、なぜだか巷では、このお二人、非常によく混同されます。

 癒し系音楽が好きで、お二人の作品に親しんでおられるファンの方は、違いはよくわかっておられて、詳しくご存知だと思うのですが、他のジャンルの音楽愛好家の方や、それほどニューエイジ音楽に詳しくない方だと、このお二人、よく間違われてごっちゃにされてしまったりします。
「音楽のキタロー?ああ、あのオカリナ吹く人ね。」とか、「ソウジロウ?その人、アメリカに住んでる人でしょ?」とか言われたり…。

 喜多郎さんと宗次郎さんは、果たして似ているのか?それとも似ていないのか?なぜ混同されてしまうのか?

 お二人のことやお二人の音楽のことをよく知る身として、様々な面から考証し、前編・中編・後編の三回に分けて、徹底比較してみたいと思います。
 喜多郎ファンの方も宗次郎ファンの方も、どうぞ楽しんでお読みください!


<比較その①:外見>
 人と人が似ているか似ていないかの一つの大きな判断基準が、外見・容姿になるかと思います。
 実はこのお二人、2011年11月5日のコンサートで共演されておられて、その際の模様を、宗次郎さんの当時のマネージャーの方がブログに書いておられます。
お千代のブログ「夢のコラボレーション」http://ameblo.jp/ochiyo-blog/entry-11075428082.html

 このブログ記事に、お二人が並んで写っている写真がありますので、まずはこちらのリンクよりご覧下さい。(→http://ameblo.jp/ochiyo-blog/image-11075428082-11604816397.html

 ご覧いただけましたでしょうか?
 左の黒い服の人が喜多郎さん、右の白い服の人が宗次郎さんです。

 見比べると、お二人の共通点としては、長い髪とヒゲが挙げられます。

 まず髪ですが、宗次郎さんは基本的に後ろで縛っておられるスタイルで、ほどいた状態はほとんど見受けられません。(アルバム『静かな地球の上で』や『オカリナエチュード4~チャーチ』の頃に、ほどいた姿でCDジャケット・解説書に写っておられますが、この時期の頃だけにしか見られませんでした。この時期以外は常に後ろで束ねておられます)

 対して喜多郎さんは、普段は後ろで束ねておられたりしますが、ほどいた姿で写真に写っていることも多いです。コンサートの時も基本的には束ねずに、ほどいた姿で演奏されておられます。

 ですので、お二人を外見で見分ける際の大まかなポイントの一つが、髪をくくっていれば宗次郎さん。束ねていなければ喜多郎さんということになります。
(面白いことに、上記の宗次郎さんが髪をくくらずに写真に写っておられた時期、2001年前後の頃ですが、逆に喜多郎さんは髪をくくっておられることが多かったです。たまたまなのか、実はお二人で示し合わせて髪型を入れ替えたのか?真相は謎です)

 次にひげですが、喜多郎さんは口ひげ・あごひげともに、きちんと整えられています。特にあごひげは、きれいに逆三角形の形に整えられていて、そこから察するに、中々几帳面な性格なのかもしれませんね。
 対して、宗次郎さんは、口の周りを囲む感じの無精ひげっぽいひげです。
 お二人を外見で見分ける際の大まかなポイントの二つ目が、整えられたひげだと喜多郎さん。無精ひげっぽいひげなら宗次郎さんです。

 また、日本人の顔立ちは大きく分けて、縄文系と弥生系に分かれるそうですが、宗次郎さんの方が眉やひげが濃く、どちらかというと縄文系。喜多郎さんは弥生系の顔立ちな気がします。
 たしかに一見すると、外見が似ているように思えるお二人ですが、見慣れればこういった感じで、ちゃんと見分けることができ、厳密にはそっくりとまでには似ているとは言えないのではないかと思えるのですが、いかがでしょう?

 さて、外見上でお二人を見分けられるようになったところで、次は人物にフォーカスを当ててみたいと思います。


<比較その②:人物>
 ここでは、お二人のプロフィール、ライフスタイルなど、人物像を比較してみたいと思います。まず、お二人の出身地と生年月日です。

喜多郎さん:愛知県豊橋市出身。1953年2月4日生まれ。
宗次郎さん:群馬県館林市出身。1954年10月10日生まれ。

 喜多郎さんの方が一歳年上ですね。出身地はそれぞれ愛知県と群馬県。お二人とも実家は農家だそうです。
「えっ!喜多郎と宗次郎って、兄弟じゃないの!?」と思われた方もおられるかもしれません。なぜだかこのお二人、兄弟だと思われて勘違いしている方もたまにおられたりしますが、全くの他人です。

 お二人とも芸名で、本名は、喜多郎さんが“高橋正則”、宗次郎さんが“野村宗次郎”です。
 宗次郎さんは、本名から名字を外して芸名にしたパターンですね。
 喜多郎さんは、高校時代のニックネームがもとになっているそうです。
(高校時代に髪の毛を長く伸ばし始めて、その長髪の風貌が、ゲゲゲの鬼太郎っぽいという所から“キタロー”と呼ばれるようになり、芸名にする際に“鬼”では縁起が悪いので、“喜びが多い”と、より良い意味の漢字を当てて名前にしたそうです)

 このように、出身地や家系は全く異なるお二人ですが、音楽業界に入るきっかけ、出世作、ライフスタイルにおいては、非常に多くの共通点が見られます。
 おそらくお二人が似ていると思われてしまう要素が、ここにあるのではないかと考えられます。

 喜多郎さんも宗次郎さんも、ある一人の音楽プロデューサーに見出され、デビューを果たされました。
 サウンドデザインというレコード会社の、南里高世(TAKA NANRI)さんです。

 まさに、日本のヒーリング・ニューエイジ系音楽の草分け的なレーベルと名プロデューサーですが、この南里さんによって、お二人とも人気アーティストに育て上げられました。
 ですので、喜多郎さんも宗次郎さんも、元々はサウンドデザイン所属アーティストとして活動され、その後独立し、現在の活動にと至っています。

 そして、そのサウンドデザイン時代に、お二人とも代表作となる作品を生み出されました。
 それが、NHK特集(現NHKスペシャル)の音楽です。

 まず喜多郎さんが、1980~84年にかけてNHK特集『シルクロード』の音楽を担当し、シンセサイザーという最先端の楽器を駆使しつつも、郷愁と西域への浪漫を感じさせる美しい音楽で、一躍脚光を浴び、ブレークしました。

※NHK特集『シルクロード』テーマ曲
(喜多郎さん所属レーベル・DomoMusicのYouTubeチャンネル・公式動画)


 それに続き、宗次郎さんが1986年に、同じくNHK特集『大黄河』の音楽を担当し、注目され、オカリナの世間での認知度を一気に高めました。

※NHK特集『大黄河』テーマ曲
(サウンド・デザインYouTubeチャンネル・公式動画)


 この『シルクロード』と『大黄河』、ともにお二人を支えられたのが、南里高世さんでした。

 デビュー&ブレークしたのは喜多郎さんの方が先で、宗次郎さんの方が、サウンドデザインの後輩アーティストということになりますが、二人とも同じプロデューサーによる同一レコード会社出身のアーティストであることと、日中共同取材による中国をテーマに扱ったNHKの番組によって、世間的に認知されたということは、大きな共通点であると言えます。
(ちなみに、デビュー作となった1stアルバムを出した年は、喜多郎さんが1978年『天界』、宗次郎さんが1985年『グローリー・幸福』でした)

 一般的には『大黄河』よりも『シルクロード』の方が、知名度は上かもしれませんが、何となく仙人みたいな風貌で、NHKの中国を扱った番組の音楽を作った人ということで、お二人を混同してしまう方も多いようです。

 “仙人みたいな”と書きましたが、そのライフスタイルも共通点があります。
 お二人とも人里離れた山奥に住んでいて、自然の中で音楽をしている、といったイメージを一般的に持たれており、そこからお二人を混同してしまうということもあるようです。
 実際に、お二人とも自然豊かな環境に身を置いて、曲作りをされているのは事実ですので、この点は似ていると言えますね。

 お二人が今までに活動の拠点としてきた場所を紹介しますと、宗次郎さんは群馬県館林市で生まれ育った後、高校卒業後は、アルバイトをして貯めたお金で、日本各地に理想の土地を探して旅をされ、北海道の農家や山奥の温泉などで住み込みで働いた後、栃木県田沼町飛駒(現佐野市)の山中にて、オカリナ奏者・制作者の火山久さんに弟子入り。三年間修業した後に、栃木県茂木町のわらぶき屋根の空き家に移り住む。その後、そこから程近い廃校となった小学校跡地に移り、オカリナ制作の工房を作り、オカリナ作りと演奏活動に勤しむ中、1985年にレコードデビュー。その後は茂木町から茨城県常陸大宮市に移り、現在は“オカリーナの森”を拠点に活動されています。

 一方、喜多郎さんは、愛知県豊橋市に生まれ育ち、高校卒業後、名古屋でバンド活動をしたのちに上京。東京では、主に土木工事や港湾作業などのアルバイトをしながら音楽活動され、バンド“ファー・イースト・ファミリー・バンド”の一員として世界中を旅され、バンドを抜けてソロ活動に入り、ソロデビュー。富士山麓や鎌倉を拠点にした後、長野県八坂村(現大町市)の山奥の古い民家をスタジオに改造して拠点とし、シルクロードのサントラなど数々の名曲を生み出されました。その後も、日本で活動する際には、この長野の家を拠点にされているそうですが、90年代以降はアメリカをメインの活動拠点にされています。
 アメリカでは、コロラド州ボルダーのロッキー山脈標高2800mの山上を拠点に活動後、2006年からは、カリフォルニア州のサンフランシスコ近郊の田園地帯の町セバストポールを拠点にされています。

 こうしてみると、宗次郎さんは一貫して、山の中や自然の中を拠点にされておられるのに対し、喜多郎さんは都会暮らしの経験もあり、都会からどんどんと山奥の方へと拠点を移して行き、現在は再び、人里におりて来たといったところでしょうか。
 ただ、やはり長野やロッキーといった山の上を拠点にしているイメージが、一般的には強いので、お二人とも仙人暮らしをしている音楽家といったイメージでとらえられて、混同されてしまいがちなようです。

 そして、主に自然からインスピレーションを受けて、音楽を作っておられるスタンスも共通しており、その辺りも、似ているととらえられてしまう部分なのかもしれません。

※2017年8月の、喜多郎さんの福知山コンサートの際には、直にお会いすることができ、握手もしていただけました。その際のブログ記事より、以下に抜粋して記載します。
 
 この度のコンサートで、喜多郎さんにお会いすることができ、今年は喜多郎さんと宗次郎さんのお二人ともに、直接お会いし、握手していただくことが叶ったわけですが、直にお会いして握手を交わして思ったことは、お二人は大分、人物像というか性格が違うなと感じました。
 よく巷ではごっちゃにされてしまう(汗)お二人ですが、全く違う雰囲気を持っておられると思いました。

 宗次郎さんは、その音楽そのもので、純朴で穏和な山の人という感じの方でしたが、喜多郎さんは、たぶんかなり体育会系な方なんじゃないかなと。
 その音楽は一見、癒し系と思われがちですが、実は熱血漢で、熱い情熱を心に秘めておられるなあと。握手した時に、すごく心の力強さを感じるなと思いました。
 それと、喜多郎さんは何となく、割と頑固な職人肌タイプの方なのかもしれないですね。
 もっとも、普段はとても優しくて気さくな方で、笑顔でフレンドリーな人柄なのですが、宗次郎さんと比較して、何となくそんな気が伝わってきました。
 
 でも、直接お会いすることができて、喜多郎さんも宗次郎さんも、本当に素晴らしいお人柄の方達で、その人柄が音楽に現れて、聴く人に力や癒しを与えるんだろうなと思いました。
 やはり、人間性というのは、音楽家としてとても大事なんだとつくづく感じました。


 次回、「喜多郎と宗次郎~似てる?似てない?徹底比較!!(中編)」では、お二人の音楽性を徹底比較してみたいと思います。


<特別コラム>喜多郎と宗次郎~似てる?似てない?徹底比較!!
(目次・リンク)

前編…比較その①:外見、比較その②:人物

中編…比較その③:音楽性

後編…〇〇〇の〇〇郎犯人説、比較その④:知名度・その他、おすすめ作品紹介、比較おまけ

tag : 宗次郎 喜多郎

<特別コラム>喜多郎と宗次郎~似てる?似てない?徹底比較!!(中編)

<特別コラム>喜多郎と宗次郎~似てる?似てない?徹底比較!!(中編)

 喜多郎さんと宗次郎さんを徹底比較する、特別コラム。
 前編からの続きです。


<比較その③:音楽性>
 今回は、お二人の音楽性を、徹底比較してみたいと思います。

 まず、演奏楽器ですが、喜多郎さんはシンセサイザー奏者、宗次郎さんはオカリナ奏者です。

 ここで、比較その①の際に紹介しました、2011年11月5日のコンサートでの共演時の、宗次郎さんの当時のマネージャーの方のブログより、お二人が共演した際のステージ写真をご覧下さい。(→http://ameblo.jp/ochiyo-blog/image-11075428082-11604735301.html

 手前の黒い服でシンセサイザーを弾いているのが喜多郎さん。奥側の青い服でオカリナを吹いているのが宗次郎さんです。

 喜多郎さんはシンセサイザー以外にも、様々な楽器を奏でられる、マルチ器楽奏者です。
 シンセサイザーは、愛用のコルグ製のアナログ・シンセサイザーをメインに扱うほか、デジタル・シンセも使っておられます。
 シンセサイザーの他にも、民族楽器を中心に、ギターやシタール、笛や打楽器なども演奏されます。
 打楽器では、主に和太鼓をたたくことが多く、笛は、ネイティブ・アメリカンの笛インディアン・フルートを演奏されます。喜多郎=シンセのイメージを持たれている方には、意外に思われるかもしれません。ちなみに、喜多郎さんのインディアン・フルートの腕前は、かなりのレベルです。

※喜多郎さんのインディアン・フルート演奏(中国・西安でのライブより)


 ただ、喜多郎さんはオカリナは演奏されません。

 喜多郎さんがオカリナを吹くと勘違いされている方も、とても多いですが、オカリナを演奏されるのは宗次郎さんの方で、喜多郎さんはオカリナの演奏はされていません。
(喜多郎さん、コンサートではハーモニカを披露されたこともあり、もしかしたら、今までに個人的なレベルでは、オカリナを吹いたこともあるかもしれませんが、公の場では一切ありません。でも、喜多郎さんのことなので、習得する気になればオカリナも吹けるようになってしまうかもしれませんね。でも、“キタロー”の名前でオカリナを吹いてしまうと、それこそ、まるで某マンガの主人公を彷彿させてしまうことに、なってしまうような気が…)

 一方、宗次郎さんはオカリナの専門家として、コンサート・CDなどでは、オカリナのみ演奏されています。

 演奏に使うオカリナは、ご自身で作った手作り品の楽器を使用されます。
 師匠の火山久さんから独立後に、デビューするまでに作った、約一万本のオカリナの中から、ピッチなどの面で、お気に入りの十数本を現在も使い演奏活動されています。(http://sojiro.net/contents/profile_ocarina.html

 ただ、実は宗次郎さん、オカリナ以外にもギターとキーボードが演奏可能、もしくはかつて演奏していた可能性が高いです。

 というのも、宗次郎さんが火山久さんと出会いオカリナを志す以前は、ギターで弾き語りフォーク・ソングを歌っておられたということです。
 そんな宗次郎さんが、オカリナの音色を聴いて、この笛なら、オカリナならば、もはや歌詞はいらない!と感じ、フォークシンガーを辞めてオカリナの道に入られたとのことです。
 つまり、若い頃には、かなりギターを演奏されておられたのだろうと推測できます。もっとも、オカリナ演奏を始められてからは、ギターの演奏はされておられないと思われますので、今現在、宗次郎さんがギターの演奏が可能かどうかは不明です。

 一方、キーボードに関しては、ある程度、演奏が可能なのだと思われます。

 1994年3月に、瀬戸内海放送局25周年記念番組『瀬戸内海・島物語~宗次郎が奏でる心の旅』という番組がTV放送され、番組内で、テーマ曲の「魂の島々」を作曲されているところが映っていたのですが、その作曲の際、キーボードを使い曲を作っている様子が映し出されていました。
 ここから察するに、宗次郎さんは作曲の際、オカリナだけでなくキーボードも使われるのだということが分かります。

 もっとも、先述のように、コンサートやCDではオカリナのみ演奏され、基本的にキーボードなどその他の楽器の演奏は担当されませんが、非常に珍しく、宗次郎さんがキーボードの演奏を披露されている動画があります。
 おそらく1990年以前頃のコンサートの動画で、版権会社のサウンドデザインがYouTubeに公式にアップしている映像です。曲は「道」で、間奏部分でキーボードを弾いている宗次郎さんのお姿が、わずかながら映っています。(3分50秒ごろ)



 このように、宗次郎さんはキーボードも演奏されるみたいなのですが、現在は、公にはオカリナ演奏専門で活動されています。


 次に、オリジナル作品における曲作りとテーマ性についてですが、喜多郎さんは作曲と編曲をすべて一人でこなし、オーケストラ曲などの際にのみ、オーケストレイター(オーケストラ編曲家)にアレンジを依頼されておられます。ですので、基本的には曲作りにおいて、すべて自分自身で作り上げておられます。
 一方、宗次郎さんは、オカリナで演奏する主旋律・メロディーをご自身で作曲し、編曲に関しては、基本的に編曲家・アレンジャーの方に委ねるスタイルで曲作りをされています。
 編曲という作業は、専門的な知識やセンスが必要とされるので、シンセサイザーとオカリナ、各々が専門とする楽器の違いが、編曲までを自身で行うかどうかという違いに、出ていると言えます。

 ですので、喜多郎さんのアルバムは、編曲の面では概ね一貫性があり、急激に作風が変わるということはあまりありませんが、宗次郎さんのアルバムは、編曲を担当する編曲家により、曲調や雰囲気ががらりと変わることがあります。
 例として、1995年『光の国・木かげの花』(編曲:坂本昌之)と、一年後1996年『Japanese Spirit』(編曲:大塚彩子)が挙げられます。わずか一年違いのアルバムなのに、作風が全く異なるものとなっています。
 編曲家によって、どう音楽が変わるのかという楽しみ方ができるのも、宗次郎さんのアルバムであると言えます。

 テーマ性としては、お二人とも、自然からインスピレーションを受けて作られた音楽であるという所は共通点ですが、喜多郎さんの方が、より東洋やアジア・日本的なテーマにフォーカスをあてた作品が多いです。(『シルクロード』を始めとして、『古事記』や『空海の旅』シリーズなど)

 宗次郎さんも、『大黄河』や『Japanese Spirit』『古~いにしえみち~道』などは、アジアや日本をテーマにした作品ですが、それ以外にも、北欧・東欧をテーマにした『天空のオリオン』や、アヴェ・マリアをテーマにした『土の笛のアヴェ・マリア』など、西洋的なテーマ・アプローチの作品もあり、洋の東西に捉われることなく、自分が感じたこと、描きたいテーマを自由に取り上げておられる印象があります。

 お二人とも、地球や大自然の息吹を感じさせてくれるような音楽が魅力であり、そこが、多くの人から支持を得ている点と言えます。

 このように、テーマ性においては、若干の違いが見受けられますが、音楽の根幹の一つである音色の点ではどうでしょうか。

 宗次郎さんのオカリナの音色の最大の特色として、その透明感のある澄んだ音色が挙げられます。
 「水心(すいしん)」や「天空のオリオン」のように、ソプラノのC管やG管を使用した曲が、その代表格ですが、心が洗われるような清らかな音色で、すぐに宗次郎さんのオカリナの音だと判るほど、特徴的です。
 その清々しい音は、他のオカリナ奏者の追随を許さないほど、宗次郎さん独自の個性を持っています。

※宗次郎さんの代表曲「水心」と「天空のオリオン」(イタリアでのライブ演奏)


 実はこの“透明感のある”“澄んだ”“清らかな”音色であるという点で、喜多郎さんのシンセサイザーも相通ずるものがあります。

 喜多郎さんの曲において、主旋律・メロディーを奏でる際、アナログ・シンセサイザー(miniKORG700Sなど)によるリード音が多用されていますが、このリード音の音色の特色が、まさに透明感のある澄んだ音色であり、喜多郎さんのシンセサイザー音楽の最大の個性となっています。

(ちなみに、喜多郎さんが初めてシンセサイザーを入手したのは、バンド“ファー・イースト・ファミリー・バンド”のメンバーだった時代の前頃で、当時では最新鋭のアナログ・シンセサイザーを購入したものの、取扱説明書が電気用語ばっかりで意味が分からず、スイッチ類をいじり倒しても、丸一日音を出すことができず、試行錯誤の末、ようやく出た音が海の波のような音だったとのことです。そこで喜多郎さんは、シンセサイザーという楽器は景色や情景を描写するのに、とても向いている楽器なんだと思われたそうです。)
 
 喜多郎さんは、時には「エストレイア」のように、まるでオカリナを思わせるようなリード音を使うことがあり、喜多郎さんのアナログ・シンセサイザーと宗次郎さんのオカリナは、音色の特色・持ち味という点では、非常に近い、似ている個性を有しています。

※喜多郎さんのグラミー受賞作『Thinking of you』より「Estrella エストレイア」


 喜多郎さんと宗次郎さんの音楽が、似ていると言われたり、混同されたりする、一つの大きな要因が、この、メロディー楽器の音色の近似性によるものであると思われます。

 また、メロディーラインにおいても、喜多郎さん宗次郎さんともに、五音音階(ドレミソラという、ファとシを抜いたいわゆる四七抜き音階)のメロディーが多く、または、五音音階にシの音を足した音階(ドレミソラシという、ファを抜いた四抜き音階)によるメロディーが多いのが特徴と言えます。

 このように、音楽の重要な要素である、音色とメロディーにおいて、多くの共通性が見られ、そこから、二人が似ていると言われてしまうことに、つながっているのではないかと考えられます。

 実際、喜多郎ファンの方で宗次郎さんの曲も聴くという方や、宗次郎ファンの方で喜多郎さんの曲も聴くという方は多く、自分のように二人とも大好きという方も多いと思います。

(ちなみに、「神々の詩」で知られる、岩手県を拠点に“東北”にこだわった音楽を作曲された、シンセサイザー奏者の姫神星吉昭さんの中期の頃、特にアルバム『まほろば』『海道』『北天幻想』『雪譜』あたりの作風も、先述のような喜多郎さん宗次郎さんお二人の音楽性と、共通する要素が強く、喜多郎+宗次郎+姫神でベストセレクションされて、通販のCD企画が組まれたりしたこともありました。→http://shop.ponycanyon.co.jp/pickup/p46788/とかhttps://www.onsei.co.jp/item/SOSC0503/など…。喜多郎ファンの方、もしくは宗次郎ファンの方で、姫神サウンドも好きという方や、姫神ファンの方で、喜多郎さんや宗次郎さんの音楽も聴くという方も多いかもしれません)

 喜多郎さんと宗次郎さんを比較したところ、外見は別として、ライフスタイル・人物像・音楽性においては、多分に共通性が見られ、似ていると言われたり、混同されたりする理由が推測できました。

 しかし、全く別の視点から、二人が混同される原因(犯人)に思い当たることがありますので、それについては、次回「喜多郎と宗次郎~似てる?似てない?徹底比較!!(後編)」で触れてみたいと思います。
 また、知名度などについても比較し、おすすめ作品なども紹介したいと思います。


<特別コラム>喜多郎と宗次郎~似てる?似てない?徹底比較!!
(目次・リンク)

前編…比較その①:外見、比較その②:人物

中編…比較その③:音楽性

後編…〇〇〇の〇〇郎犯人説、比較その④:知名度・その他、おすすめ作品紹介、比較おまけ

tag : 宗次郎 喜多郎

<特別コラム>喜多郎と宗次郎~似てる?似てない?徹底比較!!(後編)

<特別コラム>喜多郎と宗次郎~似てる?似てない?徹底比較!!(後編)

 シンセサイザー奏者の喜多郎さんと、オカリナ奏者の宗次郎さんを徹底比較する、特別コラム。
 前編、中編と、外見・人物像・音楽性などを次々に比較してきましたが、いよいよ後編です。

 音楽関連の事柄の他に、喜多郎さんと宗次郎さんが混同されてしまう原因(犯人)として、ある有名なキャラクターが思い当たりました。

<ゲゲゲの鬼太郎犯人説>
 日本人だれしも知っている、妖怪の少年キャラクター・鬼太郎
 ご存知、水木しげるさん原作の漫画『ゲゲゲの鬼太郎』の主人公ですが、喜多郎さんと宗次郎さんが混同されてしまう原因の一つが、この鬼太郎の存在であると考えています。
 目玉おやじもビックリな説かもしれませんが、解説します。

 喜多郎さんの芸名の由来が、ゲゲゲの鬼太郎から、ということは前編にて述べました。

 実はこの鬼太郎、オカリナを吹くんです!(アニメ版での話ですが…)
 
 さらに、オカリナを武器にして悪い妖怪と戦うんです。オカリナの唄口のところがぐ~んと伸びて、剣のようにして戦います。このアニメのゲゲゲの鬼太郎のイメージで、鬼太郎と言えばオカリナを持っているという印象が、一般的に浸透してしまっており、

 オカリナを吹くキャラクター⇒鬼太郎⇒キタロー⇒喜多郎⇒オカリナ奏者

 という風に、勘違いされている可能性があります。
 実際には、オカリナ奏者は宗次郎さんなのですが、喜多郎さんがオカリナ奏者と間違われてしまう原因・犯人は、ゲゲゲの鬼太郎にあるのではないかと考えています。

 それにしても、オカリナは元来陶器製で割れやすく、とてももろいので、武器にするには圧倒的に不向きだと思われますが、きっと鬼太郎のことなので、妖力で強化して戦っているのでしょう。
 また、同じく水木しげるさんのもう一つの代表作『悪魔くん』にもオカリナが登場します。
 こちらは“ソロモンの笛”という名称で登場し、重要なアイテムとなっています。(一説には、このソロモンの笛をアニメの鬼太郎に流用して、鬼太郎の妖怪オカリナとなったそうです)
 水木しげるさん、もしかしたらオカリナが好きだったのかもしれませんね。


<比較その④:知名度・その他>
 喜多郎さんと宗次郎さんの知名度の比較ですが、世界的な知名度の高さについては、喜多郎さんの方が圧倒的に高いです。
 やはりアメリカを拠点とし、ワールドワイドにコンサート活動をされているので、日本人ミュージシャンの中でも、群を抜いて国際的知名度は高いです。
(一般の日本人男性で、ロングヘア&髭の外見でバリ島を歩いていたら、現地の人に「Oh!Kitaro!!」と声をかけられた…という逸話があったりします)

 対して宗次郎さんは、オカリナ愛好者やニューエイジ音楽愛好者の方ならば、海外でも知っている人はおられるとは思いますが、一般的な知名度は、日本や東アジアに限られてくると思います。
 活動拠点が日本で、コンサートも主に日本国内がメインなので、やむなしですが、90年代を中心にTV出演を活発にされていたので、日本では40代より上の世代の人なら、宗次郎さんの知名度はそこそこ高いと思われます。
 逆に30代より下の世代、特に20代以下の人の場合は、宗次郎と言うと、オカリナ奏者ではなく、剣客マンガ『るろうに剣心』に登場する剣士のキャラクターを連想するようです。

 もっとも、喜多郎さんと宗次郎さんを混同してしまっておられる人も少なくはないので、日本での知名度はあまり当てにはならないかもしれません。

 受賞歴に関しては、喜多郎さんは、ゴールデン・グローブ賞(映画『天と地』音楽)、グラミー賞(アルバム『Thinking of you』)を始めとして、香港の映画賞で最優秀音楽賞(映画『宋家の三姉妹』音楽)や日本レコード大賞特別賞などを受賞。グラミー賞には、ニューエイジ部門の常連として計16回(2017年時点)もノミネートされています。
 一方、宗次郎さんは日本レコード大賞企画賞を受賞されています。

 受賞歴についても、国際的な評価は喜多郎さんの方が受けておられますが、一つ注意しなければならないことがあります。

 それは、グラミー賞が、あくまでアメリカ国内で発売され流通した作品が対象となるということです。
 ですので、喜多郎さんのグラミー受賞あるいはノミネートされた作品を、日本人多くの誰もが知っている、聴いたことがあるという状況には、残念ながらなっていません。(日本でもCDは一応発売されてはいますが…)
 喜多郎さんの知名度や人気に関しては、日本よりもむしろ、海外の方が高いと思われます。
 
 また、宗次郎さんのアルバムの流通は、基本的に日本国内が中心ですので、グラミー賞の対象にはなりませんが、例えば、アルバム『古~いにしえみち~道』ならば、喜多郎さんの『空海の旅』シリーズにも、決して引けを取らない素晴らしいクオリティの作品ですので、グラミー賞にノミネートされてもおかしくないレベルだと思います。

 コンサートに関しては、アメリカが拠点の喜多郎さんは、日本でコンサートが開催される頻度はそれほど多くはありません。宗次郎さんの方が、日本においてコンサートで生演奏にふれられる機会が、圧倒的に多いと言えます。
 
 こうして考えると、CD販売やコンサート興行の面からみて、宗次郎さんが邦楽アーティストだとすると、喜多郎さんは、もはや洋楽アーティストと言ってしまってもよいのではないかと思えるほどです。


<おすすめ作品紹介>

 喜多郎さんと宗次郎さんの徹底比較、いかがだったでしょうか?
 この記事が、お二人の違いや特色について、理解を深めることにつながれば幸いです。そして、ぜひ、お二人の作品に触れていただくことができればと思います。
 そこで最後に、お二人のおすすめ作品を紹介したいと思います。

 この記事を読んで下さった方で、喜多郎ファンだけど宗次郎は聴いたことがない、あるいは、宗次郎ファンだけど喜多郎は聴いたことがない、という方もおられるかもしれません。
 または、二人ともあまり聴いたことがないけど、どの作品から聴いたらいいのかわからない、という方もおられるかもしれません。

 お二人とも長いキャリアを持ち、CDも、オリジナル・アルバムやベスト盤を含め30枚以上出しておられますので、最初にどれを聴いたらいいか迷うかもしれません。
 ベスト盤を聴くという手もありますが、ベスト・アルバム自体もかなりの種類が出ていますので、オリジナル・アルバムとベスト・アルバムの双方で紹介したいと思います。
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(喜多郎ファンにおすすめの宗次郎作品)

『古~いにしえみち~道』

 2010年に発表された宗次郎さんのオリジナル・アルバム。
 喜多郎ファンの方なら、おそらく東洋的日本的な響きを好んでおられる方も多いかと思いますが、この『古~いにしえみち~道』は、そんな喜多郎ファンの方に、特におすすめの作品です。
 「いにしえ~万葉のこころ~」「古~いにしえみち~道」「KAN-NON~観音~」「炎~求道~」など、まさに“和”を感じさせてくれるオカリナ・サウンドです。
 宗次郎さんの日本的な曲調のアルバムは、他にも『Japanese Spirit』や『まほろば』などがありますが、その中でも、僕はこの『古~いにしえみち~道』が一番のお気に入りです。
 このアルバムの前後(2009年、2013年)に発表された『オカリーナの森から』『オカリーナも森からⅡ』とともに、宗次郎さんの最高傑作アルバムだと思っています。
 『古~いにしえみち~道』を聴いていると、奈良大和路の風景が目に浮かんでくるかのようです。
 この作品では、奈良大和路や仏教が大きなモチーフとなっているようで、ジャケット写真は、奈良県宇陀市の大宇陀・阿騎野の山並みの写真が使われ、また、室生寺や中宮寺の仏像の写真や、奈良県桜井市の長谷寺の枝垂れ桜の写真なども使われています。
 ぜひ、宗次郎さんのオカリナによる“和の響き”をお楽しみ下さい!

※アルバム『古~いにしえみち~道』より「古~いにしえみち~道」
宗次郎さんのYouTube公式チャンネルより)



『宗次郎オリジナル・ベスト 1991~2002』

 宗次郎さんのオリジナル曲を集めたベスト・アルバムの中では、こちらを紹介しておきます。
 手っ取り早く、宗次郎さんの代表曲を聴いてみたい、という方にはぴったりのベスト・アルバムで、「故郷の原風景」「水心」「天空のオリオン」といった人気曲や、コンサートでもよく演奏される曲が収録されています。
 さらに、宗次郎さんの代表曲「大黄河」も、大島ミチルさんのアレンジ版で収録されており、入門盤としてもおすすめできる1枚となっています。
 他にもベスト盤としては、『宗次郎ゴールデン☆ベスト オリジナル編』がありますが、収録曲はほぼ同じ内容で、曲数自体は、『宗次郎オリジナルベスト 1991~2002』の方が一曲多く収録されています。
 このベスト盤を聴いた上で、『木道(きどう)』『風人(ふうと)』『水心(すいしん)』の自然三部作(日本レコード大賞企画賞受賞作)や、気に入った曲が収録されているアルバムを聴いてみるというのも良いと思います。


※CD紹介とは関係ありませんが、2014年に、宗次郎さんが群馬テレビのニュース番組に出演された際の動画が、群馬テレビ・ニュースeye8のYouTubeチャンネルにて公開されていますので、紹介します。宗次郎さんのことや、オカリナのこと、オカリーナの森での活動のことなどがよく分かる動画です。途中、宗次郎さんによるオカリナ生演奏もあります。




(宗次郎ファンにおすすめの喜多郎作品)

『Thinking of you』

 1999年に発表された喜多郎さんのアルバムで、第43回グラミー賞最優秀ニューエイジ・アルバム賞受賞作品
 宗次郎ファンの方でしたら、オカリナを含む“笛”の音色が好きな方も多いと思います。
 『Thinking of you』では、喜多郎さんが吹くインディアン・フルートによる曲「Mercury」の他、ペルーからのゲスト・ミュージシャンを迎えて、ケーナサンポーニャといった民族楽器の笛を、ふんだんに取り入れた曲「Fiesta」や「Harmony Of The Forest」も収録されており、オカリナにも相通ずる音色で、気に入っていただけると思います。
 喜多郎さんならではの、東洋的日本的な詩情を感じさせるメロディーや音色を味わうこともでき、繊細な自然の風景から壮大な大宇宙まで、イマジネーションの翼を広げさせてくれる作品です。
 僕は『Thinking of you』が、喜多郎さんのアルバムの中では一番のお気に入りで、『古事記』とともに喜多郎さんの最高傑作だと思っています。

※アルバム『Thinking of you』より、アンデスの笛ケーナの音色が印象的な「Fiesta フィエスタ」(喜多郎さんのYouTube公式チャンネルより)



『シンフォニー・ライブ・イン・イスタンブール』

 2014年に発表されたライブ・アルバムで、2014年3月のトルコ・イスタンブールでの、オーケストラとのジョイント・コンサートの模様を収録したアルバム。喜多郎さんの代表作が収録されており、ベスト盤としても入門盤としても最適な1枚です。第57回グラミー賞ベスト・ニューエイジ・アルバム、ノミネート作品。
 宗次郎ファンの方の中には、アコースティックな音の方が好みで、シンセ(電子音)ばっかりのCDはどうも…という方もおられるかもしれません。
 この『シンフォニー・ライブ・イン・イスタンブール』は、メインのメロディーは喜多郎さんのシンセですが、他のパートはオーケストラが中心となっており、喜多郎さんのアルバムの中では、もっともアコースティックな響きのアルバムと言えます。
 収録曲も、ゴールデン・グローブ賞受賞の『天と地』、グラミー受賞の『シンキング・オブ・ユー』、代表曲『シルクロード』、ビルボード・チャート・ニューエイジ部門1位獲得作の『古事記』など、喜多郎さんの代表アルバムからの曲を楽しむことができ、「マーキュリー」では、アルバム『Thinking of you』の原曲とは違ったアレンジで、喜多郎さんが吹くインディアン・フルートの音色を堪能することができます。
 まずはこのCDを聴いてから、『古事記』や『Thinking of you』といったアルバムを聴いてみるのも良いと思います。





※以下の記事もCD紹介とは関係ありませんが、2013年の喜多郎さんへのインタビュー記事です。読むと、喜多郎さんの素顔・人物像への理解が深まると思いますので、紹介します。
『生ける伝説の素顔に迫る 喜多郎インタビュー』(https://www.cinra.net/interview/2013/12/25/000000)


<比較おまけ:サイン>
 お二人のサインを比較してみます。

 まずは喜多郎さん。
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※アルファベット表記の“Kitaro”と漢字表記の“喜多郎”の両方を、くずし文字で書くスタイルです。書くのが割と手間な感じのサインですが、サイン会で並んだすべての人のすべてのCDに、決して省略したりはせずに、アルファベット表記と漢字表記の両方を、きちんとサインしておられました。喜多郎さん、とても律儀なお方です!

 次に、宗次郎さん。
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※名前の文字から“宗”の字を、くずして書いたスタイルです。(たぶん!)
正直、なんて書いてあるのか読めないですが…(;^_^A
でもまあ、普通、芸能人とかアーティストとかのサインは、こういった感じのサインの方が多いと思います。

 実は、コンサート終演後のサイン会は、宗次郎さんは基本的に毎回開催しておられますが、喜多郎さんがサイン会をするのは、どちらかというと珍しい方です。そういう意味では、宗次郎さんのサインは、サイン会向けに、できるだけ多くの人に早く対応できるように、工夫されたサインなのかもしれません。僕は、喜多郎さんのサインも宗次郎さんのサインも大好きです。


<特別コラム>喜多郎と宗次郎~似てる?似てない?徹底比較!!
(目次・リンク)

前編…比較その①:外見、比較その②:人物

中編…比較その③:音楽性

後編…ゲゲゲの鬼太郎犯人説、比較その④:知名度・その他、おすすめ作品紹介、比較おまけ

tag : 宗次郎 喜多郎

ヒーリング・ホイッスル(ケルトのホイッスル)版『われは海の子』公開

ケルトのホイッスルによる、日本の名曲カバー・シリーズ最新作「われは海の子」を公開しました。

日本の童謡唱歌の、海の歌。
夏に聴きたい名曲ですね。

YouTubeで公開中です。ぜひ、お聴きください!

作曲者不詳(文部省唱歌)
編曲:アシタツ
ヒーリング・ホイッスル&キーボード:アシタツ


ヒーリング・ホイッスル(ケルトのホイッスル)で奏でる、滝廉太郎名曲選 公開!!

『ヒーリング・ホイッスル(ケルトのホイッスル)で奏でる、滝廉太郎名曲選』

滝廉太郎の代表的な3作品を、ヒーリング・ホイッスルでカバー演奏
「荒城の月」「花」「お正月」

ぜひ、お聴きください!

作曲:滝廉太郎
編曲:アシタツ
ヒーリング・ホイッスル&キーボード:アシタツ

『荒城の月』


『花』


『お正月』

tag : ティン・ホイッスル

大黄河【オカリナ奏者・宗次郎作品を、ケルトのホイッスルでカバー演奏・第1作】公開!!

ケルトのホイッスル(ティン・ホイッスル)で、オカリナ奏者の宗次郎さんの作品の、カバー演奏に挑戦!
第1弾は、宗次郎さんの代表曲にして出世作の『大黄河』

NHKのテーマ曲の中でも、名曲中の名曲として名高い曲ですが、カバー初挑戦の作品としては、あえて非常にハードルの高い曲を選びました(笑)

どんな仕上がりになったかは、聴いてみてのお楽しみ。
ぜひぜひ、ご覧下さいませ!


ヒーリング・ホイッスル(ケルトのホイッスル)による、オカリナ奏者・宗次郎作品 カバー演奏 第1作『大黄河』
(宗次郎・オリジナル版発表年:1986年/アルバム『大黄河』より)

作曲:宗次郎、南里高世、瀬川博史

編曲:アシタツ
ヒーリング・ホイッスル&キーボード:アシタツ



(覚え書)
 宗次郎さんの曲をティン・ホイッスルで吹いて、何通りかのスタイルでレコーディングしてみて思ったことなのですが、オカリナっぽく吹こうとするのではなくて、あくまでホイッスルのテクニックを駆使して、ティン・ホイッスルならではの良さを活かした演奏をした方が、仕上がりが良かったです。

 オカリナとティン・ホイッスルの音色を比較すると、ティン・ホイッスルは、どちらかというと音が軽くて細い感じがするので、宗次郎さん的に(オカリナ演奏風に)吹いて録音しても、弱々しく聴こえてしまいます。

 それだったらいっそのこと、アイリッシュの練習で培った、カットやタップやスライドといった様々なテクニックを多いに使って録音した方が、音の軽さをカバーできますし、ティン・ホイッスルの独自性も発揮できるな、と思いました。

 あと、ティン・ホイッスルはオカリナと比較して、高音域になればなるほど、より音が鋭くなる傾向があると思います。
 なので、宗次郎さんがオカリナ・ソプラノG管やソプラノC管を使っている曲で、同じ音域で演奏しようと、ホイッスルのソプラノ管を使って吹くと、かなりキンキンした音になってしまう恐れもあります。曲調によっては、敢えてオクターブ下げて、ロー・ホイッスルで演奏した方が良い場合もありそうです。

 今後も、宗次郎さんの曲のカバー演奏にどんどん挑戦していこうと思いますが、今回の1作目で気づいたことを次に活かして行こうと思います。
 それにしても、ティン・ホイッスル版『大黄河』。自分で言うのもなんですが、思った以上に中国の笛っぽい仕上がりになったような気がしますww

テーマ : YouTube動画
ジャンル : 音楽

tag : 宗次郎 ティン・ホイッスル

故郷の原風景【オカリナ奏者・宗次郎作品を、ケルトのホイッスルでカバー演奏・第2作】公開!!

ケルトのホイッスルで、オカリナ奏者の宗次郎さんの作品を、カバー演奏する企画。
第2弾は、宗次郎さんの人気曲で、コンサートでもよく演奏される『故郷の原風景』。

アルバム『木道(きどう)』に収録された、まさに、美しき日本のこころの故郷をイメージできる名曲です。

原曲では、宗次郎さんはオカリナ・アルトC管とソプラノC管で演奏されていますが、通常のティン・ホイッスルD管だと、この曲の持つ味わい深さや渋さを表現しきれないと判断して、笛のパートは原曲よりオクターブ下げて、ロー・ホイッスルD管とロー・ホイッスルG管を使用して、録音しました。

動画では、この曲のイメージにぴったりの、世界遺産“五箇山・白川郷”の写真をふんだんに使いました。
ぜひ、ご覧下さい!


ヒーリング・ホイッスル(ケルトのホイッスル)による、オカリナ奏者・宗次郎作品 カバー演奏
第2作『故郷の原風景』
(宗次郎・オリジナル版発表年:1991年/アルバム『木道』より)

作曲:宗次郎

編曲:アシタツ
ヒーリング・ホイッスル(ロー・ホイッスル)&キーボード演奏:アシタツ


テーマ : YouTube動画
ジャンル : 音楽

tag : ティン・ホイッスル 宗次郎

2017年夏旅 福井若狭~五箇山・白川郷への旅

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8/19に、来月開催の奈良・春日野音楽祭のミーティングが春日大社であり、会合の後、奈良から北陸周遊の旅に出かけました。

旅の日程は、
8/19:奈良~彦根(彦根泊)
8/20:彦根城~福井県・敦賀~美浜(美浜泊)
8/21:福井県縄文ロマンパーク~富山市~高岡市(高岡泊)
8/22;高岡市~岐阜県白川郷~富山県五箇山(五箇山泊)
8/23:五箇山~関西へ帰宅

と、4泊5日の旅でした。

その模様を、ツイッターでのツイート(抜粋・一部修正)と写真を引用してまとめておこうと思います。

<8/19>
・春日野音楽祭のミーティング、終了しました。春日大社も参拝できました。今年の演奏会場は、奈良国立博物館前ステージに決まりました。当日に向けて、練習を頑張りたいと思います。
また、詳しい日時や演奏曲目は、ブログにて告知いたします。
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・奈良を後にして、京都へ向かいます。
今日中に、福井の敦賀まで行ければ、と考えていたのですが、無理そうなので、滋賀の彦根に宿を取りました。
明日は、彦根城を観光してから、福井県入りする予定です。

<8/20>
彦根城にて
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・日本のお城と庭園、本当に素晴らしい、世界に誇れる美しい文化遺産だと思う。大切に想っていきたいですね!

・彦根を後にして、敦賀に向かいます。駅弁で腹ごしらえ…。
約4ヶ月ぶりの北陸・福井県です。
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・福井県は、今まで越前方面に行っていましたが、今回は若狭方面に行ってみようと思います。

※敦賀にて
・敦賀に到着
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・福井県に来たら、やっぱり、おろしそば!
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・敦賀の気比神宮を参拝しました。
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敦賀赤レンガ倉庫のジオラマ。
港町として栄えた頃の敦賀の街が再現されていて、凄いです。
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・敦賀の赤レンガ倉庫。
中々、見ごたえのある施設でした。
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・有名な、気比の松原にやって来ました。
この写真の背後・逆側は、海水浴で賑わっています。
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・気比の松原の内部。
かなりの密集度です。深く入り込むと迷いそう…。
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・福井と言えば、ソースカツ丼。
ということで、敦賀ヨーロッパ軒さんにて、ソースカツ丼セットを食べました。
圧倒的ボリューム!
でも歩き回った後なので、パワー回復できます。
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・今夜の宿、美浜に着きました。
さっき敦賀から同じ電車に乗っていた、外国人の旅行者3人組が、電車のアナウンスが分からなくて難儀してたのを、僕のスチャラカ英語で助けてあげたら、お礼にと、永平寺のお餅をくれました。
福井県観光かな?
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・明日は、三方五湖方面に向かい、福井縄文ロマンパークを訪れます。
縄文と言えば、東北の青森・三内丸山遺跡が有名ですね(宗次郎さんや姫神の星さんも野外ライヴされてますね)。
でも、北陸福井の若狭の地にも、縄文遺跡公園があると知り、ぜひ一度行ってみたいと思っていました。
楽しみです。
・前に呟いたことがありますが、ケルトのホイッスルで奏でる縄文ワールド“ケルティック縄文”の、何かネタになるものを、得られるかもしれません。

<8/21>
・日本海を望む、福井若狭の浜辺で、ホイッスルの朝練をしました。
夜明け前から日の出まで、小一時間ほど練習しましたけど、誰もいない浜辺を貸し切りで練習できて、気持ち良かったです。
魚が演奏に合わせて、海面をピョンピョン跳ねてました。
・魚がお客さんの、浜辺ライヴでした。
アイリッシュの基礎曲中心に練習しましたけど、締めは、やっぱり海の曲でと思い、宗次郎さんの「海にゆられて」を吹いて、朝練を締めくくりました。
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縄文ロマンパークに到着
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・縄文ロマンパーク、博物館はとても見ごたえのある内容でした。
・ロマンパーク内には、縄文時代の住居が、計三棟復原されています。
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・明日行く、五箇山や白川郷の原形を感じさせる、縄文の藁葺き屋根。
♪アバー ナーガ マーアポー♪
てな感じの歌が聴こえてきそうでした。(姫神の「神々の詩」ネタ)
自然と共生していた、縄文時代に想いを馳せることができました。

・夜には、集落の皆で、炎の周りを囲んで祭りをしていたかもしれませんね。
笛や太鼓で音楽を奏でながら。
縄文の人たちも、歌や音楽が好きだったにちがいないと思いました♪
どんな音楽を楽しんでいたのか、想像・イメージがふくらみました。
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・福井県の若狭にある、縄文ロマンパーク&縄文博物館、ものすごく穴場だなと思いました。歴史や古代史に興味がある人なら、絶対楽しめる施設です。
とても有意義な時間を過ごせました。
博物館の後には、すぐ脇の、三方五湖の風景も楽しめました。
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※三方から富山に向かう車内で
・いつもは、サンダーバードに乗るので、しらさぎに乗るのは、何か新鮮です。
・福井県に来る度に、お気に入りの場所がどんどん増えていきます。
また秋ごろに、紅葉の季節に来たいな…。
・お気に入りの場所が増えるのは、福井県を含めて北陸地方で、といった方がいいかも。
今年の旅は、北陸強化イヤーにすると決めてから、正月・福井永平寺、雪見・石川金沢、花見・福井足羽&一乗谷、夏真っ盛り・福井若狭&富山(←今ここ)と来て、今日まもなく富山県入りで北陸3県制覇です。
・もうすぐ金沢。
富山へは、わずかな時間ながら、初めて北陸新幹線に乗ります!
・富山まで、二駅。
北陸新幹線のつるぎ富山行きに乗ったら、ガラガラに空いていたww

・富山に到着
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※富山市街にて
富山城にやって来ました。
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・富山市役所展望タワーから見た、富山市街の富山駅方面。
立山など山は霞んでぜんぜん見えませんでした…。
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・富山の回転寿司は、めちゃくちゃレベルが高いという噂は聞いていましたが…もう半端なく美味でした!
やっぱり、北陸の魚は新鮮で美味しいですね!
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・もうこの際なんで、思い切り贅沢してしまえと、のどぐろや蟹みそも食べました。めったに食べないネタなので…。
ほんまもんを食べた…という感じでした。

・3年4ヶ月ぶりに、高岡にやって来ました。懐かしい!
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・よく考えたら、3年5ヶ月の間違いだった…。高岡駅前、北口とか前来たときと比べて、めっちゃ変わりましたね!商業施設とかも出来てる!凄い変わりよう…。
・南口の方は、前とぜんぜん変わってなくて、何かホッとしました。

<8/22>
・高岡駅からバスに乗って、五箇山白川郷に向けて出発。

※高岡からは、世界遺産バスに乗りました。高岡駅前から五箇山を経由して、白川郷を結んでいる、観光に便利なバスです。ただ1日に6本ほどしか本数がないので、発車時間に注意が必要です。このバスに乗って、まずは白川郷へ行き、そこから五箇山に戻ってくる予定を立てました。白川郷へは今回が初めての訪問、五箇山は20年ぶり3度目の訪問でした。

・白川郷、展望台からの眺め。白川郷、天気は曇っていますが、今はまだ雨は降っていません。風があまりなく、かなり蒸し暑いです。
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※白川郷では、散策したのちに、集落の奥に立地する、白川郷合掌造り民家園を見学しました。

・合掌造りの家の内部、見学中です。
・白川郷で最も古い、江戸時代に建てられた家だそうです。
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・ねこの穴もついていますw
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・山が霞んで、雷が鳴り出した。
また雨が降ってくるかも。
・めっちゃ雨降ってきたので、合掌造り家屋の縁側で、雨宿りさせてもらっています。(白川郷合掌造り民家園にて)
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※この白川郷合掌造り民家園は、昭和42年に過疎化による集団離村で消滅してしまった、白川村の加須良という集落の、誰も住まなくなった合掌造りの民家を移築し、かつての農村の暮らしを後世に伝えるべく、様々な史料や消滅した集落の写真などを展示していました。時代の流れの中で、先祖代々受け継いできた土地を離れなければならなかった、加須良集落の人々の苦渋を思うと、胸が痛みました。今でこそ世界遺産に登録され、世界中からの観光客で賑わっていますが、こうした過去の悲しい事実もあったのだということも、知っておく必要があると思いました。その上で合掌造りの民家を見ると、そこで暮らし生きていた人々のこころが伝わってくるような気がしました。白川郷合掌造り民家園、とても見応えのある素晴らしい施設でした。

・白川郷を後にして、五箇山にやって来ました。
村上家を見学中。
こきりこ節の踊りに使う楽器ささらが置いてあります。
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・罪人をぶちこむ流刑小屋も合掌造り…。
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・白川郷に比べて、五箇山の方が“秘境”って感じがしますね。
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※ちなみに、この写真の左側の民家が、20年前に訪問した際に泊めていただいた“弥次兵衛”さんです。

・五箇山、雨が降って霧が出てきました。
墨絵の世界に…。幻想的ですね。白川郷よりも五箇山の方が涼しいです。
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・五箇山の相倉集落に到着。山に霧がかかって、いい感じです。
実は五箇山は二十年ぶり三回目の訪問なのですが、本当に美しい村です。
そして今回、この相倉集落で泊めていただくことが叶いました。
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※この写真、右側の民家が、今回泊めていただきました“長ヨ門”さんです。

※夕食の時間まで少し時間がありましたので、付近を散策することにしました。
よく五箇山の写真で見かける、眺望スポットにも行ってみました。

・五箇山・相倉集落。まさに“故郷の原風景”。
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・宿では、いろり端で、山里の郷土料理をいただきました。
いろりの所での食事、中々、体験できない貴重な体験です。
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・五箇山のこきりこ節で使う楽器、ささらも演奏させていただけました。
手首のスナップがコツがいりますね。
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・お宿の女将さんに、実はこんな笛の演奏をしてまして…という感じで話を切り出して、こきりこ節を一曲演奏させていただけました。
こきりこの地元・五箇山で、それも合掌造りの民家でこきりこ節を演奏するという夢が叶いました。
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・笛の演奏、女将さんにも、一緒に今日泊まっておられた他のお客さんにも、とても喜んでいただけました。

<8/23>
※朝食の時間までに、早起きして集落周辺を散策しました。朝の五箇山は、観光客など誰ひとり歩いておらず、ひっそりと静かで、
山里の静かな朝を体験できました。天気は雨が降ってきたり、霧に包まれたり、晴れ間が出たりといった変化が、まさに5分ずつ入れ替わる感じで、天気の移り変わりの早さに驚くと同時に、幻想的な光景に感動を覚えました。

・朝の五箇山、散策中。
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※昨日の夕方に行った、眺望スポットにも行ってみました。集落はすっかり霧に覆われていました。

・朝霧の五箇山。
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・霧の合掌造り集落を眺めつつ、一曲吹かせていただきました。
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・美しい…。
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※この眺望スポットより、さらに山の奥の方に入ったあたりで、笛の朝練をしました。

・朝霧の山の上で、ティン・ホイッスルの朝練をしました。
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※練習を終えて、再び眺望スポットに戻ると、霧が晴れて、朝日を受けて輝く合掌造り集落の光景が広がっていました。

・霧が晴れて、朝日を受けて耀く合掌造り集落。
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・朝の五箇山、最高に素晴らしいですね!
マイナスイオンに包まれてる感じがします。
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※朝食後、“相倉集落”とともに、五箇山を代表するもう一つの集落“菅沼集落”に向かうことにしました。さらに、とある場所も目指しました。

・五箇山・相倉集落を後にして、もうひとつの世界遺産・菅沼集落に向かいます。
宿の女将さん、とても素敵な人柄のお方でした。
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・菅沼集落に到着。
相倉よりは小規模ですが、より素朴な山里の風情が漂っています。
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・山が煙っていて、墨絵の世界が広がっています。
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・菅沼集落に隣接する、五箇山合掌の里に来ました。
ここは、移築された合掌造り民家を集めてコテージとして、青少年向けにキャンプ場として作られた所です。
実は高校の修学旅行が五箇山で、この地で泊まりました。思い出の場所に再訪できました。
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・その高校の修学旅行の時も雨が降っていて、霧の幻想的な光景が忘れられず、以来、五箇山の大ファンで今回二十年ぶり三回目の訪問をすることができました。
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・白川郷は雰囲気的にテーマパーク化されている感じがするんですが、より合掌造り集落の素朴な風情を味わうならば、五箇山の方がいいと思います。
・僕は個人的には、白川郷よりも素朴な五箇山の方が好みで、大好きです。
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※宿屋の女将さんから伺った話なのですが、白川郷の合掌造り集落は、建物の向きがすべて同じ方向を向くよう、手を加えられて修正されているのに対し、五箇山の集落の方は、昔のまま手を加えずに、建物の向きも色んな方角を向いているとのことでした。
 なので、白川郷と五箇山を比較すると、五箇山の方が自然な感じがすると思いました。ちなみに、上記の合掌の里コテージも、すべて移築されたものなので、建物の向きは同じ方角に統一されています。


・さよなら五箇山。またいつか再訪したいと思います。美しい光景を堪能できました。
日本には素晴らしい風景が、実に沢山あります。後世に大切に残されていくよう、心から願いたいと思います。
 そんな日本の風景を、慈しむ心を育んでいきたいですね!
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・北陸での滞在を終えて、関西へ戻ります。いい風景も沢山見れて、いい空気もいっぱい吸ってリフレッシュできました。北陸新幹線で金沢に向かい、サンダーバードと乗り継いで、ひとまず京都を目指します。
・京都から近鉄で、奈良県を経由して我が家に帰ります。
来月の、奈良・春日野音楽祭に向けて、頑張って準備していきます!新作も完成させたいですし、色々やることがあって、しばらく忙しくなりそうです。

・今年は北陸への旅・強化イヤーとして、季節ごとに訪れて、今回の旅で福井、石川、富山の北陸3県一年間の内に訪問することを達成できました。
 今までで、近畿以外の地方で最も訪れているのは北陸地方なのですが、今年は特に、北陸の魅力再発見の年と位置付けています。

・関西出身の自分が、なぜこれほどまでに、北陸に肩入れしているかというと、母方の家系が代々福井県の自分にとって、自らのルーツの一つが北陸であり、自分自身には2分の1、北陸人の血が流れているという意識があるからです。近畿とはまた違う、日本の美が凝縮された北陸の魅力を感じていきたいです。

・北陸を訪れて、色々と感じたことや、受けたインスピレーションを大切に、自らの作品作りに今後も活かしていきたいと思っています。(もちろん、近畿をテーマにした作品も作って行きます)
 今回の旅で、五箇山をテーマにした作品を作れそうです。その前に、福井・一乗谷がテーマの曲を完成させたい。

・また秋の紅葉の季節に、北陸に来たいですね。福井の勝山の方とかも行ってみたい!

※帰宅後
・五箇山のお土産屋さんで買った、五箇山民謡のCD。名曲のこきりこ節など全9曲収録されています。
 木工品の小さな合掌造り民家も可愛かったので買いました。
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福井・一乗谷をテーマにした新曲『桜華ノ谷~爛漫・一乗谷~』公開!!

 2017年4月に、福井の一乗谷を訪れた際に受けた印象をもとに、作曲しましたオリジナル新作『桜華ノ谷~爛漫・一乗谷~』を公開いたしました。
 桃源郷を思わせる、春爛漫の美しい一乗谷の風景から、インスピレーションを受けて作りました。

 『雪花ノ庭~風雅・兼六園~』に続く、北陸テーマの作品としては2作品目となります。

 ぜひ、お聴きください!


『桜華(おうか)ノ谷~爛漫(らんまん)・一乗谷~』
作編曲:アシタツ
ヒーリング・ホイッスル&キーボード演奏:アシタツ


テーマ : YouTube動画
ジャンル : 音楽

tag : ティン・ホイッスル 福井 一乗谷

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プロフィール

アシタツ Ashitatsu

Author:アシタツ Ashitatsu
音楽家:作曲家、ヒーリング・ホイッスル奏者、キーボード奏者

【演奏楽器】
ティン・ホイッスル
ロー・ホイッスル
キーボード・シンセサイザー

1977年生まれ。
大阪府出身。
大阪芸術大学音楽学科卒業。

ヒーリング・ホイッスル(ケルトのホイッスルによる癒し系音楽)の楽曲制作・演奏を中心に活動。

◎専門音楽ジャンル:ヒーリング・ニューエイジ

◎歴史・史跡巡りが趣味

◎大阪府の郊外(奈良県寄りの田舎の方)在住。

◎オリジナル曲での主なテーマ:近畿・北陸の自然や歴史をテーマにした作品。
(自身は大阪府出身の関西人だが、母方の家系が福井県出身で、2分の1北陸人の血が流れていると自負)

◎尊敬する影響を受けた音楽家:宗次郎、喜多郎、姫神(星吉昭)、久石譲など

※メッセージ、お問い合わせ、ご依頼等ございましたら、下記メールフォームをどうぞご利用ください。

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