奈良・斑鳩での宗次郎さん・オカリナコンサート

今日は、奈良県斑鳩町に行ってきました。
いかるがホールで行われる、オカリナの宗次郎さんのコンサートと法隆寺に行くことが目的でした。

尊敬する音楽家で、オカリナの第一人者であらせられます宗次郎さん。
僕が宗次郎さんの音楽に出会ったのは、中学生の頃でしたが、宗次郎さんの音楽との出会いが、僕を音楽の世界に導いたと言っても過言ではありません。

それほどに、大きな影響を受け、また心から尊敬しているお方です。

2015年以降、関西でコンサートがあれば必ず行くことにしています。

(2017/6/18 斑鳩~法隆寺と宗次郎さんのコンサート)
今日のコンサートは午後でしたので、午前中に法隆寺を訪れました。
法隆寺に初めて訪れたのは、2000年の3月でした。

その後何度か訪れていましたが、今日はしばらくぶりに、十数年ぶりの訪問でした。

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法隆寺はあいにく、中門が修復工事中でした。

西院伽藍から夢殿、そして中宮寺へと巡りました。
世界最古の木造建築を眺めていると、時空を越えて、悠久の歴史の流れを感じられます。

中宮寺では、歴史の教科書などに必ず載っている、あの有名な観音像を拝観。静な佇まいに心が洗われます。
法隆寺訪問は、本当に久し振りでしたが、また門の修復工事が終わった頃に、再訪したいと思いました。

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法隆寺をあとにして、いかるがホールに向かいました。

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田園の中にある、立派なホールでした。

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宗次郎さんのオカリナコンサート。チケットは完売です。斑鳩町制70周年の記念のコンサートです。

コンサートは、宗次郎さんのオカリナに、ピアノ、ギター、バイオリン、チェロという、アコースティックな編成で、アンコールの2曲を含めて全18曲の熱演。とても素晴らしいコンサートでした。叙情歌などのカバー6曲にオリジナル12曲でした。

<セットリスト>
「森のこだま」「森に還る」「故郷」「七つの子」「かあさんの歌」「故郷の原風景」「凪」「コンドルは飛んでいく」~休憩15分~「見上げてごらん夜の星を」(斑鳩町のオカリナ愛好者の方たちとの共演)~「鳥の歌」「悲しい水」「KAN-NON~観音~」「炎~求道~」「この星に生まれて」「母の歌」「大黄河」~アンコール「竹田の子守歌」「天空のオリオン」

中でも、アルバム『古道~いにしえみち~』が個人的には大好きですので、このアルバムより、2曲演奏があったのは嬉しかったです。特に「KAN-NON~観音~」は、宗次郎さんが中宮寺の観音像に感銘を受けられて、作曲されたとのことで、ちょうど午前中に見て来たばかりでしたので、感動も倍増でした。

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毎度ですが、終演後サイン会にて、CDにサインをしていただきました。

実は、今日サインしていただいたCDで、宗次郎さんのオリジナルアルバム、全作品を揃えることができました。

そのことを、ご本人にお伝えしますと、優しい笑顔で握手もして下さいました。宗次郎さんは、人柄も本当に素晴らしいお方で、心から尊敬しています。

ツイッターで色々と感想などを呟いて、時間を少しつぶし、感激のうちに帰りの電車に乗ろうと法隆寺駅に行ったところ、驚いたことがありました。

法隆寺駅の大阪方面行きのホームで電車を待っていて、ふと向かい側の奈良方面行きのホームを見ると、なんと!宗次郎さんが立っておられて、普通にやって来た電車に乗って行かれました。

たぶん奈良市内に宿をとっておられるのかもしれませんが、まさか電車を使って帰られるとは思わなかったので、とても驚きました。
有名人なのに、全く飾らない自然体なお姿に、とても感動しました。
奈良県で普通に、あの宗次郎さんが電車に乗っている…凄いですし、素晴らしいですね!お人柄が感じられます。

今日は、本当にいいコンサートを楽しめました!


この度、宗次郎さんのオリジナルアルバム全作品、完全網羅を果たし、決心したことがあります。

まず、ブログで宗次郎さんの全アルバムのレビューを書いていきたいということです。そのために、ブログに新カテゴリー“尊敬する音楽家:宗次郎さんのこと”を追加しました。今後、このカテゴリーで、宗次郎さんの音楽との出会いのことや、宗次郎さんのアルバムのレビュー・紹介などを行っていこうと思います。

そしてもうひとつ、ティン・ホイッスルで宗次郎さんの曲のカバー演奏に挑戦し、YouTubeで公開していきたいということです。

今までも、練習として宗次郎さんの曲をホイッスルで吹いたりしてはいましたが、本格的に、アシタツ流にアレンジを施して、ティン・ホイッスル演奏作品として作ってみたいと考えています。

オカリナ用に作られた曲を、ティン・ホイッスルで吹くと果たしてどうなるのか?
楽しみながら挑戦しようと思います。

tag : 宗次郎

宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ<第1話>

「宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ」
<第1話>

 宗次郎さんのCDの紹介や、宗次郎さんの音楽のことを語る前に、僕自身の、宗次郎さんの音楽との出会いのことや、その後受けた影響、そして音楽の道に進む大きなきっかけとなったことなどを書いてみたいと思います。(全12話)

 オカリナ奏者の第一人者で、日本のヒーリング・ニューエイジ音楽の代表的アーティストとして活躍されておられます宗次郎さん。(宗次郎さんの詳しいプロフィールやオカリナについては、こちらの宗次郎さんのホームページをご覧ください→http://sojiro.net/contents/profile_sojiro.html

 僕が最も尊敬する音楽家の一人であり、僕が音楽の世界へと進む、大きなきっかけを与えてくれたのが、宗次郎さんの音楽でした。

 宗次郎さんの音楽と出会ったのは、中学生の頃でした。

 僕は母親がエレクトーンの講師をしていたことから、幼少時より音楽に親しみ、楽器はハーモニカを好んで、よく吹いていました。
 聴く方でも、母親が持っていたクラシックのレコードや、喜多郎さんのシルクロードのテープなどをよく聴いていました。(子供の頃から、どちらかというと、静かな曲やヒーリング的な音楽を好んでいたようです。そういう意味では、宗次郎さんと共に喜多郎さんの音楽も、僕の原点と言えます)

 こうして音楽に親しみを持ってはいたものの、あくまで趣味として楽しんでいた感じで、本格的に習い事として音楽を学ぶという姿勢は特にありませんでした。
 母親も、無理にエレクトーンや音楽を教え込んで、嫌になってしまうよりは、自然に好きになってくれた方がいい、そして本気で音楽を学びたいと心に決めた時に、教授をした方がいいという考えだったようです。

 そんなわけで、ハーモニカやリコーダーを吹いたり、時にはエレクトーンの鍵盤を、適当に弾いて音を鳴らしては、遊んで楽しむ程度で、本格的に音楽理論やソルフェージュなどを学ぶことなく、子供の頃を過ごしました。(とは言え、こういった子供の頃の、音楽を心から楽しむ体験が、その後の大きな糧となっている気がします)

 また、小学生の頃は、ベートーヴェンやシューベルトといった、作曲家の伝記を読むのが大好きで、僕も大きくなったら作曲家になりたいなあ…などと秘かに憧れていたこともありました。

 一方で、子供の頃より、漠然としたイメージではありましたが、何かこう、大自然の中で笛(管楽器)を演奏するということに、強い憧れのようなものを感じていました。(小学校の図書室にあった、手塚治虫さんの漫画の中で、動物たちに囲まれて笛を吹く、といった描写の絵を見て、純粋にカッコいい!と思ったのがきっかけだったかと思います。たぶん『ハトよ天まで』だったような気がしますが、どの作品かは正確には覚えていません…)

 中学生のある日、僕のそんな憧れのことを知ってか知らずか、母親がある一人の音楽家のことを紹介してくれました。

 その音楽家こそが、オカリナ奏者・宗次郎さんでした。

<つづく>

tag : 宗次郎

宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ<第2話>

「宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ」
<第2話>

 大自然の中で笛を吹くことへのあこがれを心に秘めつつ、専門的な音楽教育は受けずに、ただ音楽を純粋に楽しむ心を育みながら、中学生となっていた僕に、母親が紹介してくれた、ある一人の音楽家。

 オカリナ奏者の宗次郎さん。

 きっと僕が気に入るだろうと、TV出演時の宗次郎さんの演奏をビデオに録っておいて、見せてくれました。

 当時(1992年)、関西テレビ(フジテレビ系列)の番組で、毎週土曜日の朝に、「土曜大好き830」という、板東英二さんが司会を務めるワイドショー番組が放送されていました。
 いろんなゲストとトークをしたりする内容でしたが、その中で、季節ごとに宗次郎さんが北海道や四国などの大自然を訪れて、オカリナの演奏をするという旅番組仕立ての企画がありました。

 僕が見たそのビデオは、秋の知床への旅で、一面のススキの原野の中で宗次郎さんがオカリナを演奏し、遠く草原の中では、シカなどの野生動物が、その音色に耳を傾けて聴いている姿が映し出されていました。

 わずか2~3分程の映像でしたが、僕に強い衝撃と大きな感動を与えました。
 これが、僕が初めて聴いた、宗次郎さんのオカリナでした。
 
 この宗次郎さんのオカリナの音色が、僕の音楽人生を変えました。
 
 今でも、この時に受けた大きな感動は、すぐに思い出せるほど、心にしっかりと刻まれています。
 この時の映像で聴いた宗次郎さんの音楽こそ、僕があこがれ、理想とするような音楽そのものでした。

 すぐさま、宗次郎さんのCDを買い、毎日毎日聴くようになりました。
 
 この時に買ったのが、アルバム『木道』でした。このCDが、人生で初めて買ったCDです。
 
 もちろん、自分でもオカリナの演奏に挑戦したいと考え、始めは入手しやすいナイト製のオカリナを買い、毎日練習するようになりました。
 その後、よりピッチの安定したアケタ製のオカリナを入手し、毎日毎日吹きまくっていました。

 宗次郎さんのCDも、小遣いをためては次々に購入し、まさに宗次郎&オカリナ漬けの日々を過ごしました。

 そんな中、もっと音楽のことを知りたい、学びたい。そして自分でも曲を作ってみたいと考えるようになり、楽典や作曲法などを、独学で自己流に学び始めました。

 そして、高校一年の秋、初めて宗次郎さんのコンサートを訪れ、ついに宗次郎さんの生演奏を目にする日がやって来ました。

<つづく>

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※関西テレビ『土曜大好き830』の、宗次郎さんの旅企画は、その後ビデオ化されて発売されました。
 こちらがそのビデオ『木 風 水』。
 後年に入手したものですが、宗次郎さんによる大自然の中での生演奏は、4曲だけ収録されています。(「大気~秋の四万十川にて演奏」「凪~秋の知床二湖湖畔にて演奏」「水心~冬の知床・神の子池にて演奏」「朝~春の栃木・那珂川にて演奏」の4曲)
 あとは、宗次郎さんの曲(『木道』『風人』『水心』の自然三部作より数曲)がCD音源のままBGMとして使われている、旅の映像集となっています。
 残念ながら、僕が初めて聴いて感動した、ススキの原野での演奏は収録されていませんでした。(吹いている姿のみが映っていました)

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※わが人生で初めて買ったCD『木道』と、よく吹いていたアケタ製オカリナ。
 ブックレットには、宗次郎さんの写真などのカードが封入されていて、見た目も豪華で毎日聴くほどお気に入りのCDでした。

tag : 宗次郎

宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ<第3話>

「宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ」
<第3話>

 北海道の大自然の中でオカリナを吹く宗次郎さんの姿と、その音色に大きな感動を受け、オカリナや音楽のことを真剣に学び始めた僕。

 時は1993年9月28日火曜日、午後6時30分。大阪・厚生年金会館大ホール。
 
 僕は、宗次郎さんのコンサート『水心』コンサートツアー“水府大演奏旅行”大阪公演の会場にいました。
 生まれて初めて生で見る、宗次郎さんのコンサートでした。

(この年、宗次郎さんは、アルバム『水心』の発売に合わせて、9月24日から12月26日にわたり、全34公演の大規模なコンサートツアーを実施されました。)

 コンサートが始まり、シンセサイザーによる鳥のさえずりのSEをバックに、宗次郎さんが吹くオカリナの音色が流れてきました。曲は「水心」でした。

 この時のコンサートの曲目は、覚えている範囲で書くと、アルバム『水心』の全曲と、アルバム『木道』から「木道」、アルバム『風人』から「鳥たちの森で」「林をくぐりぬけて」。そして翌年のアルバム『鳥の歌』に収録することになる「マイムマイム」「4つのフィンランド民謡」といった曲目でした。自然三部作を中心とした選曲だったと思います。

 初めて聴いた宗次郎さんのオカリナの生演奏。この時の「水心」の音色は、いまだに耳に残っている気がします。あこがれの宗次郎さんの音色を聴いている…。多感な高校一年の僕にとって、夢のような2時間を過ごしました。

 同じ年の10月、再度大阪で宗次郎さんがコンサートをされることを知りました。
 四天王寺での奉納コンサート。こちらは入場チケットは抽選のみでしたが、運よく当選しました。

 1993年10月25日。
 秋の夜、空気が少し冷え込んでくる中での、四天王寺・野外コンサートでした。

 ライトアップされた四天王寺の伽藍をバックに、秋の凛とした空気の中を響き渡る、宗次郎さんのオカリナの音色…。
 曲目は一か月前に、厚生年金会館で聴いたものと全く同じ内容でしたが、屋内と野外とでは大きく異なる雰囲気に、さらなる感動を覚えました。コンサートホールもいいが、野外(特にお寺や神社のような、歴史を感じさせる会場)では、もっといいと思いました。

 まぶたを閉じれば、この時の、四天王寺の仏像をバックに「水と土への祈り」を演奏する、宗次郎さんのお姿が思い出されます。

 この年(1993年)、宗次郎さんは、アルバム『木道』『風人』『水心』の自然三部作で日本レコード大賞企画賞を受賞されました。現時点でも、日本レコード大賞を受賞した唯一のオカリナ奏者となっています。

 宗次郎さんのコンサートでの感動を胸に、オカリナの練習や音楽の勉強に、さらに身が入るようになって行きました。
 
 やがて高校2年生になった頃、僕の心の中で、少し変化が現れてきました。

<つづく>

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※生まれて初めて行った、宗次郎さんのコンサート“水心コンサートツアー”のパンフレットとチケット。
 1993年でしたので、もう、20数年前のものですが、大事に保管してあります。
 パンフレットは、水心のCDジャケットと同じく、北海道の神の子池での宗次郎さんの写真の他、森を散策しているところや、カヌーに乗っているところの宗次郎さんの写真、そして、宗次郎さんの詩などが載っています。
 ちなみに、チケットの座席は、1階O列41番となっています。たしか、真ん中あたりのやや後ろ寄りの席だったような気がします。

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※パンフレットの巻末の方には、「味わいをたずねて、水を想う。」と題した、宗次郎さんと蕎麦屋・村屋東亭のご主人、渡邊維新さんとの対談が載っています。水心のテーマが水でしたので、それに合わせて、蕎麦打ちを見学し、蕎麦を食べながら水のことに思いをはせる、といった趣旨のようです。それにしても、宗次郎さん、蕎麦がかなり好物なようですね。

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宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ<第4話>

「宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ」
<第4話>

 宗次郎さんのオカリナの演奏への感動をきっかけに、楽器を奏でる楽しさ、音楽を学ぶ楽しさに熱中していく僕。
 
 高校2年生になった頃、少し心の中で変化が生じてきました。

 それは、オカリナ以外の楽器への興味、宗次郎さん以外の音楽家への興味、楽器を演奏するだけでなく曲を作ることの楽しさの芽生え、そして、僕も宗次郎さんからもらったような感動を、他の人にも与えられるような音楽家になりたいと夢が膨らみました。

 オカリナを吹いている内に、雰囲気や音色がよく似ている、色んな民族楽器の笛や様々な民族音楽にも興味が湧いてきました。

 その一つが、アンデスの笛・ケーナでした。
 オカリナとともにケーナのことも勉強し始めて、またシンセサイザーにも興味が湧いてきました。

 様々な笛や楽器に興味が出て来たものの、いわゆる普通の吹奏楽器(フルートとかクラリネットなど)には、それほど興味は出ませんでした。
 やはり、メカニック(キーとか)が一切ない、ただ穴を開けただけのシンプルで、素朴なつくりの民族楽器が好きだったのだと思います。

 一方、CD屋さんに通い、何度か宗次郎さんのCDを買う内に、自分が好んで聴いているような音楽が、“ニューエイジ・ミュージック”と呼ばれるジャンルの音楽であることを知りました。

 宗次郎さんのCDを探すと同時に、同じジャンルのコーナーの棚に並んでいる、他のアーティストの作品にも興味が出て、色々と聴いていくようになりました。

 CD屋さんで、宗次郎さんのCDが置いてある棚には、大抵、喜多郎さんのCDも一緒に置いてありました。

 喜多郎さんは、小学生の頃からシルクロードの音楽に親しんでいたので、宗次郎さんのCDと同じように買い集めるようになりました。『飛雲』や『天空』『古事記』といったアルバムをよく聴いていました。

 さらに、同様にニューエイジコーナーの棚に並んでいる、他のアーティストのCDも、聴いたり集めたりするようになりました。

 例えば、東北に根ざしたシンセサイザー音楽を発表していた姫神星吉昭)さん。宮崎駿アニメをはじめとした数々の映画音楽で活躍されていた久石譲さんなども、好んで聴くようになりました。

 宗次郎さんのコンサートに行って、生演奏にふれる喜びを知ってしまっていたので、この年(1994年)には、喜多郎さんや久石譲さんのコンサートに足を運びました。

 その結果、この頃にはオカリナの演奏だけでなく、作曲やキーボードの演奏、民族音楽なども真剣に学ぶようになり、本格的に音楽系の大学に進み学びたいと決心しました。
 そして、自らもニューエイジ・ミュージックの音楽家となり、多くの人に感動を与えられるようなアーティストになりたいという夢を抱きました。

 そのことを両親に伝え、エレクトーン講師であった母親に師事し、音楽理論、ソルフェージュ、鍵盤楽器演奏法などを本格的に学び、受験に向けて特訓の日々が始まりました。

<つづく>

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宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ<第5話>

「宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ」
<第5話>

 宗次郎さんの音楽との出会いがきっかけとなり、民族音楽やニューエイジ・ミュージック全般を好きになって行き、オカリナの演奏から、作曲や鍵盤楽器演奏も本格的に学び始めた僕。音楽系大学を目指して奮闘する日々が続いていました。

 ただ、いくつかネックがありました。

 当時、音楽の大学は、クラシック音楽や現代音楽を学ぶカリキュラムの学校がほとんどで、僕が志すニューエイジ音楽を学べるような、自由な学習環境の学校を探す必要がありました。
 また、入試でクラシックのピアノ演奏の実技試験が課されるのが通常だったため、オカリナ・ケーナの演奏や、鍵盤楽器とはいえエレクトーンしか弾いたことがなく、ポピュラー音楽の理論に基づいた演奏しかできない自分が、受験できる学校を探す必要がありました。

 それらの条件を満たす学校が、大阪芸術大学の音楽学科でした。

 今でこそ、クラシック以外のジャンルの音楽や、ピアノ以外の楽器を演奏する人にも、広く門戸を開いて、受け入れている音楽系大学は多くなりましたが、当時は大阪芸大くらいで、稀少な存在でした。そういう意味では、時代を先取りしていた大学だったと言えます。

 オープンキャンパスで大阪芸術大学を訪れ、南河内の山々が一望でき、豊かな自然に囲まれた環境と、自分が学びたいジャンルの音楽を自由に追求できる学習環境に惚れ込み、志望校に決めました。(とは言え、入試では音楽の専門試験・音楽理論や基礎的な実技試験が課されるので、引き続き音楽の勉強に取り組みました)

 受験勉強の一方で、オカリナやケーナも練習し、高校3年生になりました。

 そして、1995年春。宗次郎さんがオーケストラと共演するコンサートが開かれると知り、足を運びました。

 1995年4月28日金曜日、大阪ザ・シンフォニーホールへ。
 僕が聴きに行った、通算3度目の宗次郎さんのコンサートです。

 この日、宗次郎さんのオカリナによる、世界初のオカリナ協奏曲「INTO THE SILENCE」の初演コンサート『風・大地・緑の歌』が開催されました。

 そのオカリナ協奏曲の他、アルバム『木道』などから、宗次郎さんのオリジナル曲のオーケストラアレンジバージョンや、オカリナ&オーケストラ版「コンドルは飛んで行く」などが演奏されました。

<この日のコンサートの曲目>
・星ふる夜に(宗次郎作曲、岩代太郎編曲)
・交響詩『自然との対話』(宗次郎作曲、岩代太郎編曲:自然三部作の曲をもとに、岩代太郎さんによる交響詩化・オーケストラアレンジ版)風人~月の下で~凪~故郷の原風景~水の妖精~風人~水と土への祈り
・交響詩『中央アジアの草原にて』(ボロディン作曲:原曲の管楽器のパートを宗次郎さんのオカリナが担当)
コンドルは飛んで行く(ダニエル・アロミアス・ロブレス作曲、伊藤辰雄編曲)
・交響詩『わが祖国』より「モルダウ」(スメタナ作曲:原曲のまま。宗次郎さんは演奏には参加せず休憩)
・オカリナ協奏曲~静寂の中へ『INTO THE SILENCE』(岩代太郎作曲)

 このオカリナ協奏曲「INTO THE SILENCE」を作曲されたのは、後に大河ドラマ『葵・徳川三代』『義経』や、朝ドラ『あぐり』、映画『レッド・クリフ』などの音楽で大活躍される、作曲家・岩代太郎さんでした。

 フル・オーケストラの中で響き渡る、宗次郎さんのオカリナの音色も見事でしたが、何より、岩代太郎さんの壮麗なオーケストレーションの素晴らしさに心打たれました。

 この頃を境に、僕はオカリナをあまり吹かなくなり、作編曲の方をより重点的に学んでいくようになりました。

 宗次郎さんのCDや、民族楽器の笛の音色は相変わらず大好きでしたが、オカリナの演奏者としては、自分に限界を感じるようになりました。
 僕の中で、宗次郎さんのオカリナがあまりにも偉大すぎて、自分自身のオカリナの腕前が、どんどん上手くなってきていたとしても、その音楽性や演奏上の表現・テクニックは、あくまで宗次郎さんのコピーでしかなく、そんな宗次郎さんの影響下でしかない自身のオカリナの演奏を続けて行くよりも、音楽家を目指すうえで、もっと自分自身の音を追求して行かなくてはいけない、自分自身の音楽性を、楽曲を生み出して行かなくてはいけないと、強く考えるようになりました。

 折しも、宗次郎さん以外の様々なアーティストの曲を聴くようになり、作編曲やエレクトーンの演奏を本格的に学び、受験勉強が熱を帯びて行く中で、やがて僕は、オカリナを手にとることを辞めました。

<つづく>


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※この時のコンサートのチラシ、チケット、パンフレット。
 このコンサート『風・大地・緑の歌』は、東京、名古屋、大阪の3公演が実施され、東京が4/13、名古屋が4/24、大阪が4/28でした。演奏を担当したオーケストラは、東京が東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団(東京芸術劇場)、名古屋が名古屋フィルハーモニー交響楽団(愛知県芸術劇場)、大阪が大阪センチュリー交響楽団(ザ・シンフォニーホール)で、指揮は3公演とも朝比奈千足さんが担当されました。
 チケットを見ると、座席は1階補I列21番となっています。ちょうど宗次郎さんの正面当たりの座席で、すごくいい席だったのを覚えています。
 実はこのザ・シンフォニーホール。2年後の大阪芸術大学定期演奏会で、自分自身がステージに立つことになり、何かと縁のあるホールとなるのですが、この時はまだ、そのことを知る由はありませんでした。

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※パンフレットには、楽曲解説などが詳しく載っています。岩代太郎さんの直筆譜の一部も!

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※宗次郎さんと岩代太郎さんと朝比奈千足さんの対談・写真も載っています。岩代さん、若い!
 ちょうどこの年、阪神淡路大震災が起こった直後ということもあり、やさしい音楽や力強い音楽で、メッセージを送りたいという意気込みが語られています。

☆この時のコンサートで披露された、伊藤辰雄編曲版『コンドルは飛んで行く』の演奏です。

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宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ<第6話>

「宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ」
<第6話>

 オカリナの演奏は辞めたものの、宗次郎さんのCDは変わらずに愛聴していた僕。

 大阪芸術大学に進学した僕は、オーケストラ音楽や映画音楽を積極的に学ぶようになり、また、雅楽など民族音楽の授業も受け、ミニマル・ミュージックや電子音楽も学びました。

 楽器の方は、アルバイトをして貯めたお金でシンセサイザーを買い、エレクトーンからシンセサイザーの演奏・作曲へと、シフトして行きました。

 オカリナや笛から、すっかり興味が離れてしまっていた僕は、次第に宗次郎さんの音楽も聴かなくなって行きました。

 月日が流れ、大学卒業後も地道に音楽活動を続けていた僕は、シンセサイザーを使い、ヒーリング・ニューエイジミュージックのオリジナル曲を作っては、発表していました。(20世紀の頃とは異なり、今はYouTubeなどで、個人で活動しているミュージシャンが、自分で自由に作品を発表できる、いい時代になったと思います)

 2010年代になり、変わらずシンセサイザーで楽曲制作を続けていましたが、次第に、自分自身の音楽には、何かこう…“核”となるものが、もっと必要なのではないだろうかと自問するようになりました。
 他の人にはない、自分だけにしか表現できない音楽を、さらなるオリジナリティーを模索しました。

 それまではシンセのみのインスト音楽でしたが、新たなスタイルとして、歌を作ることに挑戦し始めました。

 歌と言っても、僕自身が歌うわけではなくて、当時、隆盛を極めていたボーカロイド(歌声合成ソフト:一般的には初音ミクが最も有名)をとり入れた曲作りを行いました。
 ボカロP(ボーカロイド曲制作者)として活動していた間は、ツイッターなどを通じ、同様にボーカロイドの曲作りをされている方々とも交流が生まれ、それなりに楽しい時期を過ごしました。

 それでも、さらに自ら独自の音楽を模索し、追求しました。

 その為に、自らの原点を見つめ直そうと、学生時代に影響を受けた偉大な音楽家のコンサートに行き、生演奏を聴こうと考えました。

 2014年9月には喜多郎さん(愛知県芸術劇場・名古屋公演)、同年12月には久石譲さん(フェスティバルホール・大阪公演)のコンサートに行きました。
 お二人のコンサートは大変素晴らしく、とても感動できました。

 でも、もう一人いる…。
 僕に多大な影響を与えてくれた音楽家が、もう一人いる…。そんな思いにとりつかれました。

 コンサート情報などに目を通す内に、その答えはすぐに見つかりました。

 オカリナ奏者の宗次郎さん!!

 2015年3月に、宗次郎さんが大阪の貝塚市でコンサートをされることを知り、すぐさまチケットを購入しました。
 そして、2015年3月28日土曜日。僕は貝塚市へと向かいました。

 1995年の春以来、実に20年ぶりの、通算4回目の宗次郎さんのコンサートでした。

<つづく>

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宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ<第7話>

「宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ」
<第7話>

 高校3年の時以来、ちょうど20年ぶりに、通算4回目の宗次郎さんのコンサートを聴こうと、2015年3月、僕は大阪・貝塚市のコスモスシアターを訪れました。

 コンサートは、貝塚コスモスシアターの中ホールで行われ、宗次郎さんのオカリナに、ピアノ、ギターの3人だけという、非常にシンプルな編成でした。
(高校時代に聴いた、1回目と2回目の時は、キーボード、ギター、ベース、ドラム、パーカッションというバンド編成。3回目がオーケストラでしたので、この日のコンサートはそれらと対比しても、とてもシンプルだなあという印象で会場に行きました)

 会場で配られたプログラムに目を通しながら、客席につきました。

(この日のコンサートの演奏曲目)
「水心」
「春の小川」
「夕焼け小焼け」
「赤とんぼ」
「小さい秋みつけた」
「雪の降る街を」
「鳥の歌」
「コンドルは飛んでいく」
「この星に生まれて」
「大黄河」
~休憩~
「天上の祈り」
「森のこだま」
「森に還る」
「春の扉」
「故郷」
「かあさんの歌」
「故郷の原風景」
「母の歌」
「天空のオリオン」
~アンコール~
「大きな古時計」
「Thanks to the earth」

 オリジナル曲とよく知られた抒情歌を織り交ぜたプログラムでした。
 「水心」「大黄河」「故郷の原風景」など、よく知っている曲もありましたが、全く知らないオリジナル曲もありました。それもそのはず、僕が宗次郎さんのCDを聴かなくなっていた10数年の間にも、宗次郎さんは、コンスタントにオリジナルアルバムを発表し続けておられたのですから。最新のアルバムは、2013年発表作『オカリーナの森からⅡ』となっていました。

 コンサートが始まり、宗次郎さんがステージに登場されました。

 「宗次郎さん、年とりはったなあ…」とか思いつつ(何と言っても20年ぶりでしたので…。もっとも、自分もおっさんになりましたが…)懐かしい思いで、演奏に耳を傾けました。

 宗次郎さんのオカリナの音色に包まれていると、中学の時に宗次郎さんの音楽に出会ったことや、オカリナに夢中になったこと、音楽家を志したことなどが、次々と思い出されました。そして、まるで清らかな水が泉から湧くかのように、大きな感動が思い出と共に、心に湧き上がって来ました。

 宗次郎さんのCDが欲しい!

 矢も楯もたまらず、コンサート第1部の後の15分休憩に、ロビーで販売していた宗次郎さんのCDの内、最新アルバムの『オカリーナの森からⅡ』を購入しました。実に、約20年ぶりに買った宗次郎さんのCDでした。そして、CD購入者はコンサート終演後に、サイン会に参加できることを知りました。

 宗次郎さんに直接お会いできる!
 あまりのことに興奮を覚えました。

 コンサート第2部も大変素晴らしく、「天上の祈り」「母の歌」にはこの上なく感動し、アンコール最終曲の「Thanks to the earth」を聴き終わるころには、この20年間の空白を埋めるかのように、僕の心は、宗次郎さんの音楽に対する深い感動で満たされていました。

 このコンサートは、ピアノとギター(マンドリンの持ち替え有)の伴奏のみという、シンプルで素朴なものでしたが、むしろこの方が、宗次郎さんのオカリナの音色を、より深く味わうことができると思いました。

 終演後のサイン会。
 中学の頃からのあこがれの人、あの宗次郎さんが目の前にいる、言葉を交わせる。僕は緊張すると同時に大きな喜びを感じました。

 順番が巡って、僕の番になりました。

「よろしくお願いします。」僕はCDを差し出しました。
「ありがとうございます。」宗次郎さんがサインして下さっている間に、少し話しかけてみました。

「実は今日、高校時代以来、20年ぶりに宗次郎さんのコンサート、聴かせていただきました。実は子どもの頃、宗次郎さんの音楽から影響を受けて音楽を始めまして、今、こんな活動をしています。畏れ多いのですが…こんなサイトで曲の発表しています。」

 勢いとは言え、あろうことか、僕の曲のサイトの案内をお渡ししてしまいました。

「そうですか!」宗次郎さんはにこやかに受け取って下さいました。
 僕は深くお礼を言って、その場を後にしました。

 後になって考えれば、とてつもなく畏れ多いことをしてしまったと思いましたが、宗次郎さんと直接言葉を交わせた喜びで、最高の気分でした。

 初めて直接にお会いできた宗次郎さんは、その音楽と同じく、素晴らしい人柄のお方でした。

 このコンサートは、それまでに行った宗次郎さんのコンサートの中で、ベスト・コンサートとなり、決して忘れることのできないコンサートとなりました。
 そして、今後、関西で宗次郎さんのコンサートが開かれる際は、必ず行くようにしようと、心に決めました。

 この日から、わずか約2週間後の4月10日。再び宗次郎さんのコンサートに訪れる機会がやって来ました。

<つづく>

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※2015年3月の大阪・貝塚公演のプログラムとチケット&チラシ。チケットの座席は“6列18番”。前よりの真ん中という、ものすごくいい位置の席でした。

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※このコンサートで、サインしていただいたCD『オカリーナの森からⅡ』。我が家の家宝です。中でも、「天上の祈り」がお気に入りの曲です。

宗次郎さんのYouTube公式チャンネルで、「天上の祈り」が公開されています。

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宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ<第8話>

「宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ」
<第8話>

 20年ぶりの宗次郎さんのコンサートを聴き、深い感動に包まれた、大阪・貝塚公演。

 その後、この時にサインしていただいた最新のアルバム『オカリーナの森からⅡ』を毎日聴きました。
 高校の頃によく聴いていた『木道』『風人』『水心』などと比べて、宗次郎さんの作曲家としての円熟味が増してきている、音楽性・表現性がさらなる高みにのぼって来ていると感じられました。

 今後、関西でコンサートがあれば、絶対に毎回、聴きに行くようにしようと決意していました。

 そんな折、2015年4月10日に、京都・平安神宮で宗次郎さんの野外コンサートが開かれると知り、行くことにしました。通算5回目の宗次郎さんのコンサートです。

 京都・平安神宮紅しだれコンサート

 毎年、様々なアーティストが、平安神宮の庭園にて野外ライブを行い、桜を愛でながら生演奏を楽しむ、というイベントでした。
 そして、この日の演奏を担当するアーティストが宗次郎さんでした。
 コンサートは完全に立見で、庭園を周遊しながら演奏を聴くというスタイルでしたが…あいにくの雨!しかも、かなり冷え込んできていました。

 そんな中、宗次郎さんのコンサートが始まりました。
 今回は、宗次郎さんのオカリナに、今井博子さんのバイオリン、あとはあらかじめ用意されていた、音源による伴奏でした。

 京都・平安神宮という場所にあわせて、和風曲を中心としたプログラムでした。

 冷え込んだ空気…雨に濡れた桜がライトアップされ、夜空に浮かび上がります。
 幻想的な雰囲気の中で聴いた宗次郎さんのオカリナ…最高でした。

 やっぱり、僕は笛の音が大好きなんだと悟りました。

 演奏された曲の中でも、「古~いにしえみち~道」「いにしえ~万葉のこころ」「炎~求道~」といった、アルバム『古~いにしえみち~道』からの曲が、平安神宮の空気感にマッチしており、最高に素晴らしく、これらの曲が瞬時に大好きになりました。

 『古~いにしえみち~道』のCDが欲しい!と思いましたが、あいにく売り切れていました。
 ネットなどで入手することも可能ですが、やはり宗次郎さんからサインをいただきたい!と少し欲が出て、次回にコンサートを訪れた際に、絶対に入手しようと決めました。

 大阪貝塚、京都と、短期間の内に宗次郎さんのコンサートを聴き、自らの音楽的な原点は笛なんだと再認識し、自分が求めていた音楽的な“核”が何なのかを悟った僕。

 とは言え、かつてオカリナを辞めた時の理由(オカリナではあくまで宗次郎さんのコピーの音楽性でしか表現できず、自分自身の音・表現・音楽性を追求しなければならないという思い)から、オカリナを再び手にとって演奏しようとは考えませんでした。(第5話参照)

 それよりも、オカリナ以上に、自分自身の表現や、自分ならではの音・表現・演奏を実現できる笛はないだろうかと、模索を始めました。

<つづく>

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※平安神宮紅しだれコンサート2015のチラシとチケット。ライトアップされた平安神宮神苑の写真が印象的です。

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※チラシ裏面には、宗次郎さんのプロフィールも載っていて“日本における癒やし系(ヒーリング/ニューエイジ)音楽の第一人者”と紹介されています。あと、オカリーナの森が“オカリナーナの森”と間違えて書かれています…。

☆この日の、平安神宮紅しだれコンサートで演奏された「古~いにしえみち~道」。
宗次郎さんのYouTube公式チャンネルで公開されています。和の心を感じさせるメロディーが、平安神宮の空気感とぴったりでした。

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プロフィール

アシタツ Ashitatsu

Author:アシタツ Ashitatsu
音楽家:作曲家、ヒーリング・ホイッスル奏者、キーボード奏者

【演奏楽器】
ティン・ホイッスル
ロー・ホイッスル
キーボード・シンセサイザー

1977年生まれ。
大阪府出身・在住。
大阪芸術大学音楽学科卒業。
大学卒業後、癒し系音楽(ヒーリング/ニューエイジ・ミュージック)の作曲活動を行う。
2012~2015年には、ボーカロイドを使った楽曲も制作。

現在、ヒーリング・ホイッスル(ケルト笛のティン・ホイッスル&ロー・ホイッスルによる癒し系音楽)の楽曲制作・演奏などを中心に活動中。

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