喜多郎さん・福知山コンサート~天橋立への旅

 2017年8月5日(土)に、京都府福知山市で行われた、世界的シンセサイザー奏者・喜多郎さんのコンサートに行って来ました。

 宗次郎さんと同じく、音楽を志した頃より、計り知れないほどに多くの影響を受けてきました、偉大な音楽家の喜多郎さん。(詳しくはこちら→「宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ」<第4話>

 このコンサートは、福知山市の市制施行80周年を記念した『未来の力祭典』というイベントに関連して開催された、記念コンサートでした。(https://dokkoise.com/topics/events/000397.html

 喜多郎さんのコンサートに行くのは、今回で通算4回目です。
 前回は3年前の、オーケストラとのジョイントライブ、シンフォニック・ワールド・ツアーの名古屋公演でした。

 実は今回のコンサートは、福知山市の記念式典ということで、基本的には、招待された福知山市民の方対象のコンサートだったのですが、福知山市民以外の方・抽選で100名限定でご招待とのことで、申し込んでいたところ見事当選しまして、行くことにしました。また、福知山を含め京都府の北部には今まで行ったことがなかったので、この機会にぜひ、天橋立も見に行こうと、旅を計画しました。(ちなみに今回のコンサートで、最も遠方から来ておられたのは、香川県の方だそうです)

 当日、福知山市には14時ごろに到着しましたので、昼食をとり、15時にホテルにチェックインを済ませて荷物を置いてから、会場の福知山市厚生会館に向かいました。(コンサートの開場は15時、開演は16時でしたので、あまり余裕はなかったです)

 会場に到着し、当選はがきを提示して入場しました。

 会場のロビーでは、喜多郎さんの最新作『空海の旅5』を含めて、CDやDVDを販売しており、購入者には終演後サイン会を実施しますとのことでした。
(宗次郎さんは毎回サイン会をされていますが、喜多郎さんのサイン会はとても珍しく、通算4度目の今回のコンサートで初めて体験することでした。これは逃す手はないと、『空海の旅5』などCD3枚購入し、サイン会に備えました。この手際のよさは宗次郎さんのコンサートのおかげかも?)

 開演時間となり、まずは福知山市市民憲章唱和から始まりました。(僕自身は福知山市民ではありませんが、開催主旨を尊重して、僕もちゃんとパンフレットを見ながら唱和しました)
 市民憲章推進協議会の会長さんと福知山市の市長さんの挨拶に続き、本日喜多郎さんとも共演する、地元、福知山淑徳高校の和太鼓部“淑徳和太鼓”の皆さんによる、和太鼓演奏が披露されました。
 この“淑徳和太鼓”の演奏、ものすごく上手かったです。見事でした。喜多郎さんもコンサート中のMCで、褒め称えておられましたが、素晴らしい演奏でした。

 その後、16時45分より、喜多郎さんのコンサートがスタートしました。

 喜多郎さんの演奏会は、今まで聴いたのは、バンドやオーケストラだったり、基本的に多人数による生演奏中心スタイルでしたが、今日の福知山公演は、音源に合わせて演奏するスタイルでした。
 ですので、基本的に喜多郎さん単独、もしくは奥さんの高橋恵子さんとのツインキーボード、そして一部の曲では、岐阜県美濃加茂市の“牧野太鼓”のお二人が参加、という少人数編成でした。
 たぶんシーケンサーもしくはdiscにより、音源を流して、主要パート (メロディーパートなど)をシンセで喜多郎さんが生演奏するスタイルでしたが、シンセサイザー・コンサートでのこの手法は、姫神の星吉昭さんも使っておられた手法ですね。
 
 まずは、おなじみ「シルクロード」と「キャラバン・サライ」の2曲を、喜多郎さんと高橋恵子さんのシンセで披露されました。
 ステージバックのスクリーンには、シルクロードの美しい写真が映し出されました。 
 続いて、牧野太鼓のお二人が参加し、喜多郎さんも含めての和太鼓演奏でした。

 そして、本日のメインの『古事記と宇宙』のプログラムへ。
 演奏の前に、この『古事記と宇宙』の映像を企画・監修された京都大学花山天文台の柴田一成教授による説明と解説がありました。
 この柴田教授のお話は、喜多郎さんと出会ったきっかけやアルバム『古事記』に非常に感銘を受けたこと、そして『古事記』の曲を聴いているうちに宇宙の様々な映像が目に浮かび、コラボレーションを思いついたことなどを、とても面白く分かりやすく話しておられて、興味深かったです。

 柴田教授の説明の後、コラボ映像『古事記と宇宙』をスクリーンに映しながら、喜多郎さんがソロで、シンセで生演奏を披露するという、ステージが繰り広げられました。

「太始 Hajimari」(宇宙・銀河の創生のCG映像)
「創造 Sozo」(太陽系の惑星の映像)
「恋慕 Koi」(天の川・星団・星雲などの映像)
「大蛇 Orochi」(太陽のフレアやコロナ・プロミネンス爆発の映像)

 と立て続けに披露されました。
 スクリーンに宇宙の映像を映しながらの演奏で、とにかく圧巻でした。見事に『古事記』の音楽と、最新の宇宙映像が見事にマッチしていると感じました。この『古事記と宇宙』のDVDは、先ほどのロビーでも販売していたので、終演後に絶対入手しようと心に決めました。(本当に凄い映像ですので、宇宙や天文が好きだったり、興味のある方は、必見の価値があると思います)

 アルバム『古事記』の曲順で言うと、次に来るのは「嘆 Nageki」ですが、この日のコンサートではカットして、代わりに特別プログラムとして、淑徳和太鼓との共演ステージが披露されました。曲は最新作『空海の旅5』より「雲海」でした。
 淑徳和太鼓の皆さんと高橋恵子さんがステージに登場し、喜多郎さんと見事に息の合った、大迫力の演奏が繰り広げられました。(喜多郎さんはこの福知山でのコンサートが決まってから、計4回福知山を訪れて、淑徳和太鼓の皆さんとも合同で練習をしたそうです。その成果が発揮されて、素晴らしい演奏でした)

 再び、ステージ上は喜多郎さんのソロとなり、残りの2曲が演奏されました。

「饗宴 Matsuri」(日食の様々な映像)
「黎明 Reimei」(人類が今までに歩んできた宇宙との関わりの映像)
※「饗宴」では、再び牧野太鼓のお二人が登場し、和太鼓を担当されました。

 この日の、喜多郎さん生演奏のバックの『古事記』の音源は、アルバム版ではなく、3年前のシンフォニック・コンサートのアレンジ・音源を加工して使っていたような気がします。(CDで言うと『シンフォニー・ライブ・イン・イスタンブール』。「黎明」のイントロの音色が、シンセコーラスではなくフルートの音だったので、間違いないと思いました)

 『古事記と宇宙』の演奏が終了し、割れんばかりの拍手が会場に響き渡りました。
 
 今回のコンサートは、アンコール曲は用意されていませんでしたが、最後に今日の出演者がステージ上に総出演し、会場のお客さんも一緒になってリズムを奏でる“千人太鼓”が盛大に演奏され、大盛況のうちに幕となりました。

 終演後、真っ先にロビーの販売コーナーへ行き、『古事記と宇宙』のDVDを追加で購入しました。
 サイン会が始まり、計4枚のCD・DVDを持って列に並びサインしていただきました。

 実はその後、福知山を離れるまでに、このサイン会を含め3度も、喜多郎さんに直にお目にかかることができました。
 以下、その模様をツイッターより抜粋して、掲載します。


<ツイッターより抜粋>
・喜多郎さんの福知山公演。CDにサインを頂きました!コンサートは素晴らしかった!
地元高校の和太鼓部の皆さんとの共演もあり、中々盛りだくさんな内容のコンサートでした。
初めて直にお会いした喜多郎さん、すごく優しくて気さくな方でした!
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・実はさっき、近くのスーパーで買い物してから、ホテルに戻って来ましたけど、ホテルのロビーでエレベーターに乗ろうとしたら、到着したエレベーターの中から、何と!喜多郎さんが降りてこられました!!
ばったり鉢合わせして「先程はCDにサイン、ありがとうございました!」と挨拶しました。
 
・ほんとびっくりしました。まさか同じホテルに泊まっておられたとは!(ちなみに、別に高級ホテルとかじゃなくて、ごく普通のビジネスホテルです)
「今日はどうもお疲れさまでした!」と話しかけたら、「どうもどうも」と凄く丁寧にお辞儀して下さいました。
喜多郎さん、本当に素晴らしいお人柄です!

・ホテルの一階が居酒屋で、今喜多郎さん達が打ち上げをされています。
あのグラミー受賞世界的アーティストの喜多郎さんと、同じ建物同じホテルに、今滞在してます…これって、めちゃくちゃ凄くないですか!?

(2日目は福知山城観光からスタート)
・明智光秀が築いた城、福知山城にやって来ました。
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・福知山城天守閣からの眺め。
天守閣の内部は史料館になっていて、明智光秀関連の史料が多数、展示してありました。
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・福知山城の天守閣にいたら、喜多郎さんは現れませんでしたが、昨日のコンサートで、喜多郎さんのバンドメンバーで和太鼓を担当されておられた方とお会いできまして、昨日のコンサート、素晴らしかったですとお伝えできました。
ちなみに、喜多郎さんもご一緒ですか?と伺ったら、喜多郎さんは9時台の電車で帰られたとのことでした。

・喜多郎さん、車で来ておられるのかなと思っていたら、普通に電車で来ておられたのですね。
この前の斑鳩での宗次郎さんといい、有名人なのに、飾らずに、普通に電車に乗ってるのって、いいですね。
カッコいいと思う。

・福知山城観光を終えて、福知山駅に戻ったところ、駅の改札前で、また喜多郎さんとばったり鉢合わせしました!(遭遇率高くない?)どうやら帰りの電車を一本遅らされたようです。
昨日のサインCDを手に「喜多郎さん!」と呼びかけました。

・10月の天文台コンサートに行きますので、楽しみにしてますとお伝えできました。
昨夜、ホテルのロビーでお会いしたことを覚えておられて、「お待ちしてます!」と、笑顔で握手して下さいました。

・喜多郎さんは、京都行きの電車に乗って、帰られました。
僕は反対方向の、天橋立に向かいます。福知山駅で、喜多郎さんを見送ることができて、本当に良かったです。


 こういった具合に、ありがたいことに、喜多郎さんと言葉を交わし、握手までしていただけるという幸運に恵まれました。
 本当にラッキーでした。

 そのまま、初の京都府北部・天橋立に向けて、旅をつづけました。
 天橋立は、さすがに日本三景と言われるだけあって、風光明媚な地でした。

 滞在時間は限られてはいましたが、南側からと北側から、連絡船を利用して両岸より眺めることができました。

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※南側の天橋立ビューランドよりの眺め

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※連絡船に乗って対岸へ。カモメが周りを飛び交っていました。

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※北側の傘松公園よりの眺め。こちら側から見た方が、より直線的で真っ直ぐな印象でした。

 今回の旅は、憧れの喜多郎さんに3度もお会いできたし、初めての京都府の日本海側も見れたし、いい旅ができました。
 

 この度のコンサートで、喜多郎さんにお会いすることができ、今年は喜多郎さんと宗次郎さんのお二人ともに、直接お会いすることが叶ったわけですが、直にお会いして握手を交わして思ったことは、お二人は大分、人物像というか性格が違うなと感じました。
 よく巷ではごっちゃにされてしまう(汗)お二人ですが、全く違う雰囲気を持っておられると思いました。

 宗次郎さんは、その音楽そのもので、純朴で穏和な山の人という感じの方でしたが、喜多郎さんは、たぶんかなり体育会系な方なんじゃないかなと。
 その音楽は一見、癒し系と思われがちですが、実は熱血漢で、熱い情熱を心に秘めておられるなあと。握手した時に、すごく心の力強さを感じるなと思いました。
 それと、喜多郎さんは何となく、割と頑固な職人肌タイプの方なのかもしれないですね。
 もっとも、普段はとても優しくて気さくな方で、笑顔でフレンドリーな人柄なのですが、宗次郎さんと比較して、何となくそんな気が伝わってきました。
 
 でも、直接お会いすることができて、喜多郎さんも宗次郎さんも、本当に素晴らしいお人柄の方達で、その人柄が音楽に現れて、聴く人に力や癒しを与えるんだろうなと思いました。
 やはり、人間性というのは、音楽家としてとても大事なんだとつくづく感じました。

※ニューエイジ音楽に携わっていて、巷では、喜多郎さんと宗次郎さんは非常に混同されて、間違われることが多いと、日頃からつくづくと感じているので、お二人の音楽をよく知る人間として、一度このお二人を徹底比較した記事を、ブログに書こうと思っています。

tag : 喜多郎

ケルトの笛の第一人者hatao先生のレッスンを受けて

去る2月11日に、日本のケルト音楽の第一人者で、アイリッシュフルート&ティンホイッスル奏者のhatao先生に稽古をつけていただいたのですが、その時の模様や、感じたことなどを随時ツイッターでつぶやきました。転記してブログ記事にまとめておこうと思います。

(2月11日のツイートより)
「実は今日、日本のケルト音楽の第一人者で、アイリッシュフルート&ティンホイッスル奏者のhatao先生に、個人レッスンで稽古をつけて頂きました!ある意味、今まで我流で吹いてきた自分でしたが、本格的に正統派の先生に教授していただけて、物凄く勉強になりました!」

「hatao先生に教わったことを活かして、自分のティン・ホイッスル演奏力を、今後もどんどんとパワーアップして行きたいと思います!」

「hatao先生、お写真の印象通りの優しくてとても親切なお方でした。人柄も素晴らしいお方でした。」

「途中気分転換に、課題曲以外で自分の好きな曲を自由に演奏させていただけたのですが、あろうことか、自分の趣味全開で、アニソンとかを吹きまくってしまい、大変失礼してしまったのですが、にこやかに聴いてくださいました(汗)
北斗の拳の、愛をとりもどせ!はかなりウケましたww」

「やはり、さまざまな音楽ジャンルの方と交流したりお話ししたりするのは、とても勉強にもなりますし、いい刺激にもなりますね!
もっと自分も頑張ろう!というヤル気が沸き上がってくる感じがします。」

(2月13日~14日のツイートより)
「アイリッシュとは無関係のジャンルの音楽をティン・ホイッスルで演奏する上でも、基本・ベーシックとなるのは、やはりアイリッシュ音楽の演奏テクニックだと思う。アイリッシュ音楽で身に付けた技術を、自分なりに応用して色々と活用すれば、どんなジャンルを演奏する上でも役立つと思う。」

「はっきり言って、ニューエイジとかをメインに吹いてる自分は、ティン・ホイッスルの演奏者としてはかなり異端(笑)だと思うが、実際にhatao先生から教わったテクニックを、自分なりに活用して吹くと、よりカッコよく吹けるようになったのを実感したので、余計にそう思いました。」

「hatao先生の稽古で、様々な演奏家の特徴を教わったり話したりする内に、自分はかなりカルロス・ヌニェスの影響を受けていることを実感してしまった。今までブレスビブラートをかなり多用して吹いていたのですが、先生によると、アイリッシュではそこまでブレスビブラートは多用しないとのこと…。」

「一方、カルロスのホイッスル演奏は、フィンガービブラートも使いますが、かなりのフレーズでブレスビブラートも多用しており、自分はカルロスの演奏を聴くうちに、その影響を無意識のうちに受けて吸収していたんだなあと思いました。」

「先生によると、カルロス・ヌニェスは特殊なタイプになるそうで、そういう意味では、ある意味異端ホイッスラー(笑)な自分も、カルロスのあの、ある種ケーナっぽさも感じさせるサウンドに惹かれるものを感じてたのかなあと…。(ホイッスルでブレスビブラートを強めにかけるとケーナっぽくなりますね)」

「実際、僕がティン・ホイッスルを吹こう!と決心したのも、カルロスの「Mar Adentro海を飛ぶ夢」に感動したのがきっかけなので、その辺が原点になっているのかもしれません。」

「アイリッシュを吹くときのビブラートはフィンガーで。もしくは、ブレスビブラートを使う場合でも控えめにかけて吹くといいかもしれませんね。一方、他のジャンルの曲を自由に吹くときは、カルロス的にブレス&フィンガーを見事に使い分けつつ、吹けるようになっていけたらいいなと考えていたりします。」

「笛の演奏では、カルロスの他にも、ジョーニー・マッデンや、オカリナの宗次郎さんや、ケーナのアントニオ・パントーハなどの方の影響も多々あると思います。色んな笛の色んな演奏家からの影響も混ざりつつ、自分なりのスタイルが出来上がってきているような気がします。」

「やはり、第一人者の方に稽古をつけてもらえると、今まで一人で演奏してきただけでは、なかなか気付くことができない、様々なことを知ることができたので、思いきってレッスンを受けて良かったです。」

tag : ティン・ホイッスル

ティン・ホイッスルのことと、制作中の新曲について

5月に、ティン・ホイッスルというケルト民族の笛を入手しまして、最近は毎日吹いて練習しております。
もともと、民族楽器系の笛の音色が大好きで、学生時代はケーナとかを少し吹いていたりしたこともありましたが、曲作りにも、シンセでよく笛系の音色を使ったりしています。

春先に、尊敬するアーティストの一人・オカリナ奏者の宗次郎さんのコンサートに20年ぶりに出かけたのですが、電子楽器ではないアコースティックな笛の生音の素晴らしさに心打たれ、笛好きの感覚が呼び覚まされた感動を受けました。

そんな折に、アイルランド音楽などで使われる、ティン・ホイッスルという素晴らしい音色の笛を知り、ぜひ吹いてみたい!と思い早速購入。それ以来、まさにとり付かれたかのように(笑)毎日吹いております。
(その際に、とてもお世話になったのがこちらのお店→ケルトの笛屋さん) 

ケルトの笛屋さんはとても良心的に対応して下さり、サイトの案内もとても充実しています。私はこちらでマイケル・バーク製ティン・ホイッスルのD管とC管、ローホイッスルG管とD管を購入いたしました。

そんなわけで、私の音楽制作の楽器に、新たに加わったティン・ホイッスル。
頑張って練習して上達して行きたいと思います。

現在、来月発表予定の新曲を鋭意制作中なのですが、実はこの曲にティン・ホイッスルの音色を使っています。
戦後70年ということで、平和を願うテーマの曲を作っていますが、ボカロ&シンセに併せてティン・ホイッスルの音色も聴いていただけたらと考えております。ご期待下さい!

初音ミク・コンサートinナレッジキャピタル

 今日は、大阪梅田のグランフロント大阪内のナレッジキャピタルで開催中の初音ミク・コンサート
『HATSUNE Appearance in Knowledge Capital』へ行ってきました。

 8月3日から7日までの日程で、ナレッジキャピタル4Fナレッジシアターで開催され、本日が最終日でした。

 実は、初音ミクのコンサートを生で見るのは初めてだったのですが、本当にすごいな!と思いました。
 「千本桜」「Tell Your World」「Packaged」の三曲が特に良かったです。
 私自身も、ボカロPのはしくれではありますが、とても勉強になりました。もっとがんばろうと思います。

 この公演ですが、大阪での先行公開に続いて、今月下旬には東京・秋葉原で開催されるそうです。
(くわしくはこちら→HATSUNE Appearance 『夏祭初音鑑』

ボーカロイド

 本日発表しました新作では、自作品としては初めて、ボーカロイドを使用した楽曲となっています。

 今までの作曲活動では、ほぼ、インストゥルメンタルでのニューエイジ音楽が中心でしたが、これからは、もっと自分の音楽の引き出しを広げていきたいと考えています。

 その一環として、ボーカロイドの導入がありました。
 ボーカロイドを取り入れたことで、今までの作品にはなかった“歌詞”という要素を加えることができました。アレンジ的にも、幅を広げることができたように思います。

 新曲のうち、とくに『青い星の、いのちの風』や『祈りの花』では、今までの作品と比べて、かなりPOPな仕上がりになったと思います。

 ジャンルにとらわれず、いい音楽を目指したいと思う今日この頃です。

 
 さて、ボーカロイドと言えば、世間一般的には“初音ミク”がもっともポピュラーな存在として認知されています。
 
 ボーカロイドとは、YAMAHAが開発した音声合成システムで、それをライセンス契約したソフト会社(例えばクリプトン等)が、“初音ミク”などのソフトとして製造・販売を手掛けています。

 私自身、以前よりボーカロイド(通称ボカロ)のことは知っており、動画サイトなどで、初音ミクが歌った曲などを耳にしたこともありました。
 第一印象は、確かにすごいけれども、やはり人間の生歌には及ばないかな…といった感想でした。

 そんな中、今年の4月に発売された新しいボーカロイド“蒼姫ラピス Aoki Lapis”のデモソングを耳にした時、衝撃を受けました。
 
 こんなにも透明感のある歌声をボーカロイドで出せるのか!!と…

※ボーカロイドシステムを開発したYAMAHAではありますが、“初音ミク”のようなソフトを、今までは自社から製造販売したことは、ほとんど無かったそうです。そんな中、満を持して、YAMAHAの製造・販売によるボーカロイドソフトとして発表したものの一つが“蒼姫ラピス Aoki Lapis”でした。
 蒼姫ラピスは、身長15センチの妖精という設定で、アニメ会社などがプロジェクトに参加しています。くわしくはこちら

 そんな蒼姫ラピスの歌声に、一目惚れ(一聴き惚れ?)してしまったわけで、さっそく購入した次第です。
 でも、さすがにボーカロイドのソフトを使うのは初めてでしたので、最初はなかなか思ったような歌にならず、いろいろと工夫したり勉強したりして、ようやく様になるようになってきました。(動画サイトなどのボカロ曲を聞くと、みんなうまいなあと感心したりします)

 実際、自分自身でボカロ曲を作ってみて思ったことは、ボーカロイドとは、実際の生歌と比べるためのものや生歌のボーカルの代用では決してなく、それそのものが今までにはない、新たな音楽ジャンルなのだと思いました。(私の解釈としては、歌声型シンセサイザーといった感じでしょうか)

 そして、そんなボーカロイド音楽の中で、自分なりのスタンスとして、ニューエイジのエッセンスをベースにしたスタイルの作品を中心に、作り発表していけたらいいなと考えています。(もちろん今までのように、インストゥルメンタル音楽も手掛けて行きますが…)
 ニューエイジ的な曲調と、蒼姫ラピスの透明感のある歌声はピッタリだと思います。(今回発表した曲の中では、『月のメルヘン』がそのスタイルに近いと思います)
 また、ニューエイジ的な曲のみにとどまらず、さらに幅広い表現ができるようになりたいと考えています。

 今後も、もっとうまく“蒼姫ラピス”を歌わせることができるよう研究していきます。そして、芦達英季作品の新たな展開にご期待下さい!!

シベリウスの『フィンランディア』

7月になっても雨が続き、梅雨明けが待ち遠しいこの頃です。

さて、前回の記事でフィンランドについて書きましたが、
本日は、フィンランドの作曲家シベリウスの作品の中で、私がもっとも好きな
交響詩『フィンランディア』op.26を紹介します。

シベリウス:フィンランディア/タピオラ/ペレアスとメリザンド、他シベリウス:フィンランディア/タピオラ/ペレアスとメリザンド、他
(2009/07/16)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 カラヤン(ヘルベルト・フォン)

商品詳細を見る

(上記CDは、カラヤン盤のシベリウス名曲集)

 交響詩『フィンランディア』は、まさにシベリウスの傑作中の傑作として世に知られ、
私自身、大学在学中は、この曲のオーケストラ譜を使い楽曲分析をし(スコア・リーディングと言います)、作曲やオーケストレーションの勉強をしました。

 楽曲紹介的な文章はたくさん出ていますので、ここでは省略しますが、ダイナミックな部分と崇高で美しい部分の双方が、見事な旋律とオーケストレーションで表現された大傑作です。
 特に、中間部の素晴らしいコラール的な旋律は、フィンランドの第2の国歌と言われる、とても美しい旋律です。この部分だけ後年抜粋され『フィンランド讃歌』というタイトルで歌われています。

 あと『フィンランディア』以外のシベリウス作品で、私が好きな曲は、
『ペレアスとメリザンドop.46より“パストラーレ”』です。
 この曲を聞くと、フィンランドの美しい森や牧場の風景が目に浮かんでくるようで、牧歌的な安らぎを与えてくれる曲です。
(上記CDの“商品詳細を見る”をクリックし、Amazonのサイト内にて試聴できます) 

メンデルスゾーン生誕200年企画[クリスマスに聴きたいメンデルスゾーン作品]

 以前の記事にも書きましたが、僕が一番好きなクラシックの作曲家はメンデルスゾーンです。
そして、2009年はメンデルスゾーン生誕200年ということで、クリスマスに聴いてみたいメンデルスゾーンの名曲を紹介します。

(交響曲編)
交響曲では第2番『讃歌』と第5番『宗教改革』がおすすめです。

・交響曲第2番『讃歌』変ロ長調 Op.52
 この作品は、僕にとってとても思い入れのある作品で、僕の音楽人生を決定づけた作品だと思っています。
 じつは、大阪芸術大学在学時に、大阪芸術大学管弦楽団定期演奏会でこの曲が演奏された際、合唱団の一員として参加したのですが、生まれて初めてオーケストラ演奏に加わり大変感動したことを覚えています。そして、僕がメンデルスゾーン作品の研究をするきっかけになった作品でした。

 全4楽章のうち、第4楽章で合唱が加わるという『第九』型の曲で、発表された当時は大ヒットし(特にイギリスで)、非常に人気があったにもかかわらず、現在ではあまり演奏されることが少ない作品です。
 作品自体は、メンデルスゾーンらしい非常に美しいメロディーが多く、また壮大なスケールのある作品です。
 
・交響曲第5番『宗教改革』ニ長調 Op.107
 第二楽章と第四楽章がとくにおすすめです。第四楽章のコラール旋律の美しさは感動的です。

 この両作品とも演奏される機会は少ないのですが、もっと評価されるべき名曲だと思います。 
 
 演奏に関しては、メンデルスゾーン交響曲全集として名盤中の名盤との評価が高い、クラウディオ・アバド指揮ロンドン交響楽団のものを紹介しておきます。

メンデルスゾーン:交響曲全集メンデルスゾーン:交響曲全集
(2009/02/04)
ロンドン交響楽団 アバド(クラウディオ)、コンネル(エリザベス) 他

商品詳細を見る


(↓こちらは上記と同じアバド&LSOの輸入盤で、5つの交響曲の他7つの管弦楽序曲も収録したお買い得版です。ただし第2番『讃歌』の歌詞はなく、解説は英語です)
5 Symphonies 7 Overtures5 Symphonies 7 Overtures
(2002/05/14)
London Symphony Orchestra

商品詳細を見る


 アバド以外では、第2番はリッカルド・シャイーの演奏、第5番はL.バーンスタインの演奏のものもおすすめです。交響曲全集としてはカラヤン盤もあります。

(オラトリオ編)
 メンデルスゾーンはオラトリオを2作品作曲しています(『聖パウロ』と『エリヤ』、あと未完の作品で『キリスト』もあります)。
 この内、『エリヤ』はメンデルスゾーン作品の中でも、最高傑作の評価が高い大作です。

・オラトリオ『エリヤ』
 バッハやヘンデルに匹敵する対位法と、メンデルスゾーンならではのロマンチックなメロディズムが融合された、ロマン派最大の宗教曲です。No.20 Chor"Dank sei dir,Gotts"はとても好きな曲です。ほかにも美しいアリアがたくさんあります。その一方重厚な曲もありメンデルスゾーンのすごさが味わえる大作です。
 メンデルスゾーンが軽いサロン風の曲の作曲家と思いこんでおられる方は、ぜひ『エリヤ』を聴いてほしいと思います。評価が変わることと思います。

 演奏はサヴァリッシュのものを紹介しておきます。



(合唱曲編)
 メンデルスゾーンのコラール(合唱)作品は、隠れた名曲ぞろいです。
僕は讃美歌が好きで聴くたびにとても平安な気持ちになります。

・3つの詩篇 Op.78
・マグニフィカット Magnificat
・アヴェ マリア Op.23-2
・6つのアンセム Op.79

などがおすすめです。

 ベスト盤(合唱作品集)等もあるようですが、僕が愛聴しているコンプリート版(10枚組のBOX版)を紹介しておきます。



 今年のクリスマスはメンデルスゾーンの名曲に触れてみられてはいかがでしょうか。

ニューエイジミュージックとは 第4回 アーティスト特集:久石譲

 今までの回で、ニューエイジミュージックの概要について述べてきましたが、これから、数回に渡ってはニューエイジのアーティストのおすすめ作品などについて各回ごとに特集していこうと思います。

 今回の特集するアーティストは久石譲さんです。

 久石譲さんと言えばニューエイジのアーティストと言うよりも、映画音楽の作曲家、とりわけ宮崎駿監督作品の音楽で知られていますが、多くの曲でニューエイジ的なサウンドを有する作風を見せておられます。個人的には、80年代~90年代中ごろの作品が好きなのですが、現代音楽の一派・ミニマルミュージックをベースにしたサウンドと、久石さんならではのメロディズムを感じさせる作品が、オーケストラなどのアコースティックサウンドとシンセサイザーのサウンドを融合させた作風で作曲されていました。(00年代以降はシンセをあまり使用されなくなりました)

 主な例を挙げると、『ナウシカ』から『もののけ姫』に至る宮崎駿監督作品の6作品や『ふたり』『水の旅人』などの大林宣彦監督作品、『あの夏、いちばん静かな海』『キッズ・リターン』などの北野武監督作品などのサントラや、オリジナル作品にその作風が見受けられます。

 様々な映画やTV番組で親しまれている久石さんの楽曲ですが、最もニューエイジ色の強い作品は、NHKスペシャル『驚異の小宇宙・人体』シリーズの音楽だと思います。

 この番組は、『驚異の小宇宙 人体』(1989年)、『驚異の小宇宙 人体II 脳と心』(1993年)、
『驚異の小宇宙 人体III 遺伝子』(1999年)、と3部作として放映されたものですが、久石さんの作品の中で、最もミニマル的なシンセサウンドと宇宙的な神秘性を感じさせるメロディーが融合された傑作であり、ニューエイジミュージックの特色を語る上で代表的な作品であると思います。
 個人的に好きなのはⅠとⅢ・Gene(遺伝子)の音楽です。ぜひ、聴いてみてください!!









追記:ちなみに、僕と久石譲さんは誕生日が同じ12月6日です。 

ニューエイジミュージックとは 第3回

 今回は、ニューエイジミュージックと映像との関わりについて解説します。

 ニューエイジミュージックと映像音楽・映画音楽とは非常に密接な関係があります。
 ニューエイジを普段専門としているアーティストが映画や映像作品の音楽を担当したり、普段映画・映像音楽で活躍しているアーティストがニューエイジ色のあるアルバムを出したりするケースがとても多いです。また、映画・映像作品のサウンドトラックもニューエイジとして聴くこともできると言えます。

 前者の例としては、喜多郎(映画「天と地」「宗家の三姉妹」・TV「シルクロード」等)やヴァンゲリス(映画「炎のランナー」「南極物語」等)などが、後者の例としては、久石譲(アルバム「Piano Stories」シリーズ等)や岩代太郎(アルバム「All Alone」「Tact」等)などが挙げられます。

 ニューエイジは基本的にはインストゥルメンタル音楽であり、また映画・映像のサントラ・劇伴音楽も基本的にインストゥルメンタル音楽が中心であることから、ニューエイジミュージックの愛好家には映画音楽も好んで聴く方が多いようです。また、それぞれの音楽性も例えばメロディーを重視したものや情景描写した音楽が多く、非常に近いものがあると思います。

 TV番組のBGMに関しては、もっとも典型的なものを挙げると、NHKスペシャルの音楽はニューエイジミュージックであると言えます。実際NHKスペシャルはニューエイジ系アーティストの登竜門といえる番組で、NHKスペシャル(前身のNHK特集を含めて)の音楽を担当して、ブレイクしたり飛躍したアーティストは数多くいます。何人か例を挙げると、先述の喜多郎「シルクロード」「四大文明」の他、宗次郎「大黄河」、久石譲「驚異の小宇宙 人体」、加古隆「映像の世紀」、岩代太郎「海 知られざる世界」、東儀秀樹「宇宙 未知への大紀行」、センス「故宮」、姫神「ぐるっと海道3万キロ」、吉田潔「日本人 はるかな旅」など現在ビッグネームとなっている方たちがたくさん見受けられます。

 このように、ニューエイジと映画・映像音楽はとても関係の深いジャンルであると言えます。

                                                    

東儀秀樹著『雅楽 僕の好奇心』を読んで


 東儀秀樹著『雅楽 僕の好奇心』(集英社:2000年刊)を読みました。

 実は、大阪芸大の学生の頃、授業の一つで雅楽を習ったのですが、当時は雅楽と言うとマイナーなジャンルで、今でこそ有名な東儀さんもデビューして間もないころで、知る人ぞ知るといった感じでした。その頃に比べると雅楽の認知度はとても高くなったものだと思います。やはり、東儀さんの功績は大きいと思います。

 さて、その東儀さんの著作を読んだわけですが、これは集英社新書の一冊で、東儀さんのこれまで(2000年当時)の略歴と雅楽の解説、そして音楽に対する思い等が書かれてあります。

 雅楽の解説は、僕も知らないことがたくさん載っていてとても勉強になりました。

 そして、音楽に対する思いについては、とても共感できました。
 特にヒーリングミュージックに関する所で、

 「音楽はすべて癒しであり、ヒーリングになりうるわけだから、ヒーリングミュージックといわれることは僕の音楽が本来の音楽のあり方であるという証明のようなもので、うれしいことではある。ただし、ヒーリングミュージック製作者だといわれる筋合いはないという思いはある。僕が好きで作ったものが癒しになったり、ヒーリングになっているというだけであって、僕には、ヒーリングを目的に、とした覚えは一切ないのだから。人の癒しになればいいなとは思う。でも、癒されるはずだなんておこがましいことを考えたことはない。~中略~これからも自分が楽しめる“好きな音楽”を作っていきたいと思っているだけである。では、僕の好きな音楽とはどういうものかといえば、自分が優しい気持ちになれる音楽である。つまり、自分が聴きたいと思える曲である。」 
とありました。

 同感です。僕も同じスタンスで、これからも作曲していきたいと思います。

ニューエイジミュージックとは 第2回

 前回では、CD店での場所や主なアーティストについて説明しました。
 今回は特徴について説明します。

 ニューエイジミュージックの最大の特徴は、インストゥルメンタル(器楽演奏)音楽がメインのジャンルであると言えます。歌が入る場合も、ポップスや歌謡曲のように“歌詞”が重要な部分になるのではなくて、あくまで個性的なヴォイスサウンドとしての歌声が重要視されます。(つまり歌声も楽器の一つという考え方。例えば、エンヤやリベラのような透明感や、アディエマスや姫神ヴォイスのような民族音楽的なコブシなど)
 そして、全体的に穏やかでゆったりとした気分になれる音や、美しいメロディーを重視した作品が多いと言えます。
 また、リズミックな曲の場合でも、民族音楽的なリズムや打楽器を取り入れることが多いです。
 このように、ニューエイジミュージックは静かでメロディック、もしくはリズムが入っても決して激しいものではないという特徴が挙げられます(もちろん例外もあります)。こうしたことから、J-POPの曲をピアノソロにアレンジ・演奏したものや、クラシックの名曲をエスニックな楽器で演奏したもののCDなども、CD屋さんへ行くとニューエイジのコーナーに並べてあったりします。ニューエイジというジャンル分けが難しいとされると前回書きましたが、いかなるジャンルの音楽でもアレンジによって、ニューエイジミュージックとなり得るといえるからです。 
 また、よくヒーリングミュージックと同一視されますが、厳密には異なると思います。
 ヒーリングミュージックは、音楽によって精神を鎮め、心を癒すということを最大の目的にしていますが、ニューエイジミュージックは必ずしもそのような目的ではありません。あくまで音楽的に美しいメロディーを追求したり、いい音楽を作るということを大切にしています。このように音楽性で美を追求することの結果として、癒しの部分は付随されると考えます。ただ、音楽へのアプローチは異なりますが、それぞれの作品の音楽性自体は非常に近いものになっており、こうしたことからヒーリングとニューエイジは同じカテゴリーに分類されるのかもしれません。

 次に、ニューエイジミュージックのもう一つの特徴として、そのテーマ性が挙げられます。
 一般のポップスなどが、恋愛など普段の実生活に身近なことがテーマになることが多いのに対して、ニューエイジで主に取り上げられるテーマは、自然や宇宙、生命、もしくは歴史や古代文明、神話や文学といったテーマが主に扱われます。とはいえ、決して堅苦しいものではなく、あくまで聴きやすいメロディーや美しいサウンドで表現されています。

 ニューエイジミュージックとは、一言で言うと、自然・宇宙・歴史・文学などをテーマとして、透明感のあるサウンドや美しいメロディーで表現したインストゥルメンタル音楽、もしくはヴォイスサウンドと器楽による音楽と言えます。
                                                                                                 

『メンデルスゾーンの世界』を読んで


 今日は、本の感想を書いてみようと思います。
 
 さて、今僕が読んでいる本ですが、

      『メンデルスゾーンの世界』舩木元著:2008年文芸社刊
 
を読んでいます。(上にアマゾンの商品紹介を貼っておきます)
 僕はクラシック音楽をよく聴くのですが、もっとも好きな作曲家はメンデルスゾーンです。
 そして、今年2009年は、メンデルスゾーン生誕200年のメモリアルイヤーです。
 メンデルスゾーンと言えば、ヴァイオリン協奏曲やスコットランド交響曲、イタリア交響曲、真夏の夜の夢(なかでも結婚行進曲が有名)、無言歌集や歌曲「歌の翼に」などが知られています。
 でも、メンデルスゾーンの傑作は、かねてから、あまり知られてない宗教曲に数多くあると思っていました。例えば、交響曲なら第2番「讃歌」や第5番「宗教改革」、オラトリオ「エリヤ」や多くの合唱曲など素晴らしい曲がたくさんあります。
 僕はこれらの宗教曲に普遍的な芸術性と深い感動を覚えます。

 『メンデルスゾーンの世界』ではまったく同じ意見が述べられており、また、知られざるメンデルスゾーンの伝記や(本当にメンデルスゾーンの伝記はあまり出版がありません)、メンデルスゾーンと日本の意外な関わりなどが書かれており、メンデルスゾーン好きにとって素晴らしい本です。

ニューエイジミュージックとは 第1回

 僕の作曲しているニューエイジミュージックというジャンルについて、何回かに分けて連載記事風に紹介していこうと思います。
 ニューエイジミュージック(以下ニューエイジと略)はCDショップへ行くと、ニューエイジと記載されるほかに、ヒーリング、リラクゼーション、BGM、イージーリスニングといったジャンル名で呼ばれていることが多いです。多くはクラシックやジャズコーナーのとなりに並んでいて、厳密にはくわしいジャンル分けは難しいとされます。それはクラシックの曲をポップ風にアレンジしたものや映画音楽の名曲を集めたものなども、一緒に並べられたりしています。
 ニューエイジの代表的なアーティストとしては
(シンセ系アーティスト)喜多郎、姫神、センス、ヴァンゲリス、ヤニーなど
(映像・映画系アーティスト)久石譲、岩代太郎、千住明、杉本竜一、羽毛田丈史など
(ピアニスト系アーティスト)倉本裕基、加古隆、西村由紀江、アンドレ・ギャニオン、ジョージ・ウィンストンなど
(独奏楽器や民族楽器系アーティスト)葉加瀬太郎(バイオリン)、宗次郎(オカリナ)、東儀秀樹(雅楽)、ジャー・パンファン(二胡)、チェン・ミン(二胡)、ポール・ウィンター(サックス)など
(ヴォイス・ヴォーカル系アーティスト)菅井えり、エンヤ、アディエマス、リベラなど
(レーベル)ウィンダム・ヒル、パシフィック・ムーンなど
 が挙げられます。
詳しい特徴などは次回以降解説いたします。           
                                      
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プロフィール

アシタツ Ashitatsu

Author:アシタツ Ashitatsu
音楽家:作曲家、ヒーリング・ホイッスル奏者、キーボード奏者

【演奏楽器】
ティン・ホイッスル
ロー・ホイッスル
キーボード・シンセサイザー

1977年生まれ。
大阪府出身。
大阪芸術大学音楽学科卒業。

ヒーリング・ホイッスル(ケルトのホイッスルによる癒し系音楽)の楽曲制作・演奏を中心に活動。

◎専門音楽ジャンル:ヒーリング・ニューエイジ

◎歴史・史跡巡りが趣味

◎大阪府の郊外(奈良県寄りの田舎の方)在住。

◎オリジナル曲での主なテーマ:近畿・北陸の自然や歴史をテーマにした作品。
(自身は大阪府出身の関西人だが、母方の家系が福井県出身で、2分の1北陸人の血が流れていると自負)

◎尊敬する影響を受けた音楽家:宗次郎、喜多郎、姫神(星吉昭)、久石譲など

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