アシタツのブログへようこそ!

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<アシタツ・プロフィール>
音楽家:作曲家、ヒーリング・ホイッスル奏者、キーボード奏者
1977年生まれ。大阪府出身。大阪芸術大学音楽学科卒業。

私・アシタツは、ケルトのホイッスル(ティン・ホイッスル&ロー・ホイッスル)とシンセサイザーを使い、音楽の作曲・演奏を行っております。

ヒーリング・ホイッスルとは、アシタツによる造語で、ケルトのホイッスルによる癒し系音楽です。

オリジナル曲では、癒し系の音楽(ヒーリング/ ニューエイジ・ミュージック)をメインに制作しております。

大阪府の郊外(奈良県寄りの田舎の方)を拠点に、主に、近畿・北陸の自然や歴史をテーマにした作品を発表しております。
(歴史・史跡巡りが趣味。また、自身は大阪府出身の関西人だが、母方の家系が福井県出身で、2分の1北陸人の血が流れていると自負)

ホイッスルの演奏では、オリジナル曲やヒーリング・ニューエイジの他、日本の童謡唱歌、世界の名曲・愛唱歌、民族音楽(ケルト音楽、フォルクローレ等)、ポップソング、映画音楽、アニメソング、ミュージカル曲など、様々なジャンルの音楽を演奏し練習しています。目標は、ジャンルを問わず、数多くの曲のレパートリーを持つホイッスル奏者を目指して、日々精進しております。

尊敬する音楽家としては、宗次郎さん、喜多郎さん、姫神(星吉昭)さん、久石譲さんといった方達を尊敬し、また影響を、音楽家を志した中高生の頃より受けました。

プロフィール画像 (300x300)

※ティン・ホイッスルについて
主にアイルランド音楽に用いられる、ケルトの民族楽器の笛。ペニー・ホイッスルやホイッスル、またはアイリッシュ・ホイッスルと呼ばれることもある。元々はTin(ブリキ、錫)で作られた6孔の笛だが、現在はアルミ製や真鍮製の物が多い。音の鳴る原理は、オカリナなどと同じくエアリードの管楽器だが、独特の哀愁を帯びた音色が魅力的である。低い音域の物は、ロー・ホイッスルと呼ばれる。


<アシタツの音楽をお楽しみください!>
YouTube公式チャンネル

アシタツ作品一覧(ヒーリング・ホイッスル/オリジナル曲)
ヒーリング・ホイッスル演奏(カバー演奏/オリジナル曲以外)

ライブ活動等では、マンドリン奏者BunKan氏とのデュオ、“アシタツ&BunKan”としても演奏活動を行っております。
アシタツ&BunKan(ヒーリング・ホイッスル&マンドリン デュオ)

2012~2015年にかけては、ボーカロイド(歌声作成ソフト)を用いた曲も制作しておりました。
アシタツ作品一覧(ボーカロイド・オリジナル曲)

<SNS>

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※メッセージ、お問い合わせ、楽曲制作・演奏のご依頼等ございましたら、上記SNSやブログ内メールフォームをどうぞご利用ください。(メールフォームは、PC版・左側プロフィール欄の下にございます)

<作品ピックアップ>
季節に合わせて、おすすめの作品を紹介します。
【幻の春日野音楽祭2017~その1】もののけ姫~シルクロード~大黄河

ホイッスルの名演奏家ショーン・ライアンさん来日公演

 昨日は、和歌山・橋本市でありました、アイルランドのホイッスル名演奏家ショーン・ライアンさんの来日公演を聴きに行って来ました。昨年に続き2年連続でライアンさんの生演奏を聴く機会に恵まれました。
(噂では、高齢のため今年が最後の来日になるのだとか…)

 会場は、音楽サロン・リュスモーネさん。アットホームな感じの所で、自由席だったのですが、最前列の席が空いていたので、ありがたく座らせていただくことに…。アイルランドのトップ・ホイッスル奏者の生演奏を、わずか1メートルの所で間近に見ることができました。

 ショーン・ライアンさん、超絶技巧が素晴らしかったのですが、一番驚いたのは、お酒を飲みながら演奏していたこと。(酒を飲みながら演奏会する音楽家は初めて見たww)
 酔えば酔うほどすごい演奏になる…。おそらく誰も真似できないのではと思いました。 
 酔えば酔うほど強くなる拳法は聞いたことがありますが、酔えば酔うほど凄くなる笛の生演奏は、初めて聴きましたw

 これがほんとの、酔奏楽。

ヒーリング・ホイッスル(ケルトのホイッスル)版『富士の山』公開!

童謡唱歌の名曲『富士の山』を、ケルトのホイッスルでカバー演奏しました。

~富士は日本一の山~の歌詞で有名な曲ですね。
ゆったりとした伸びやかなメロディーは、ティン・ホイッスルの音色によく合うと思います。

富士山の雄大な景色を思い描きながら、聴いていただけると幸いです。
ぜひ、お聴きください!


文部省唱歌『富士の山』

作曲者不詳
編曲:アシタツ
ヒーリング・ホイッスル(ティン・ホイッスル)&キーボード演奏:アシタツ


テーマ : 演奏してみた
ジャンル : 音楽

tag : ティン・ホイッスル

宗次郎アルバム第13作『光の国・木かげの花』レビュー

宗次郎オリジナルアルバム第13作
『光の国・木かげの花』
※タイトルをクリックすると、Amazonの商品ページに飛びます

編曲担当の坂本昌之氏の音楽性が前面に出た曲もある、宗次郎作品の中で最もリズミカルでポップな曲調のアルバム

発売日:1995.9.20(ポリドール)

プロデュース:宗次郎
作曲:宗次郎
作曲:坂本昌之(①④⑤⑩)
編曲:坂本昌之


<レビュー>
①光の国
 坂本昌之さん作曲作品。メロディーラインは日本的・アジア的だが、ドラムのビートが効いた、かなり賑やかなアレンジとなっている。
 実質的には、“坂本昌之featuring宗次郎”というべき作品。
 ここまで、ドラムサウンドを強調したポップな曲調は、アルバム『ハーモニー』『ヴォヤージ』以来となる。演奏楽器も二胡やボイスも取り入れられ、エスノ・ポップな雰囲気が漂う。宗次郎さんのアルバムで、人の声(スキャット、コーラス、歌声など含めて)が入ったのは、この曲が初めて。
 自然三部作や、アコースティックで静かな宗次郎さんの作品に聴き慣れたリスナーは、初めてこのアルバムを聴いた際、賑やかでリズミックなアレンジに戸惑ってしまうかもしれない。(実際、自分も最初、戸惑い驚いたのを覚えている)

~光の国への旅~
②悲しみの星から
 2曲目から4曲目は『光の国への旅』と題された組曲仕立て。
 1曲目で、思い切りポップなサウンドに度肝を抜かれた方は、2曲目と3曲目の、ある意味、従来の宗次郎さんらしい静かでおとなしい曲調に、ホッとしたことだろう。
 「悲しみの星から」は、そんな宗次郎さんならではのメロディーラインや、音色を堪能できる内省的な雰囲気の作品。

③月まで歩いて
 個人的に、このアルバムで一番のお気に入りの曲。
 まるで、グノーのアヴェ・マリアを思わせるかのような、美しいハープのアルペジオにのって、オカリナが優しく爽やかなメロディーを奏でる。
 「月まで歩いて」というタイトルではあるが、優しく柔らかな月の光に照らされて、和んでいるかのような、とても穏やかな気持ちにしてくれる美しい作品。
 人それぞれ好みもあるかと思うが、やっぱり自分は、こういう感じのゆったりとした、さわやかな宗次郎さんの曲が一番好きだったりする。

④光の国への旅
 宗次郎さんと坂本昌之さんの共同作曲作品。約9分にも及ぶ大曲。
 シンセサイザーによるミニマル風サウンドに始まり、ヴァイオリンやオカリナが短めのフレーズを繰り返しながら、ベースとなる音型が移り変わっていく。後半はドラムが迫力あるサウンドを奏でて、賑やかに盛り上がって行く。
 全体的には、坂本昌之さんの作風が強く出た曲と言え、特に後半は、1曲目と同じく派手目でポップな曲調となっている。
 約9分という、宗次郎さんの曲の中では最も長い時間の作品ではあるが、曲の構成が多彩な感じなので、リスナーに飽きさせず、聴いていてそれほど長いとは感じない。

⑤光の花
 当時隆盛を誇っていたダンスビートを、大胆に取り入れた曲。坂本昌之さんが作曲。
 坂本昌之さんの作風が前面に出たダンスポップな曲で、このアルバムのみならず、全宗次郎作品の中でも、最もリズミカルでダンサブルな曲と言える。(ちなみに、宗次郎さんの曲でダンスのリズムを使った曲は、他にも『Ocarina Wind Family』の「Ocarina Dance」があるが、それよりもこちらの方が賑やかな作品となっている)
 アコースティックの静かで素朴な宗次郎さんの曲の方が好きな方は、このタイプの曲はちょっと苦手に思われるかもしれない。
 オカリナで、こんなタイプの曲も吹けるという例としてはユニークな作品と言える。
 話は変わるが、数年前、京都の西陣を通りかかった際、着物のファッションショーのBGMで、この曲が使われていた。割と派手めの曲なので、たしかにショーとかで使われても、合うかもしれないなと思った。

⑥平和の国で
 民族音楽っぽいサウンド・アレンジと、6拍子系のメロディーが印象的。
 最初に聴いた時は、派手な曲が多いこのアルバムの中では地味な印象で、もう一つ心に残らなかったが、聴けば聴くほどに味が出てくるスルメ曲タイプの作品と言える。
 途中の、ハ長調に転調するところのメロディーが美しい。

⑦木かげの花
 どこかフォルクローレ風な雰囲気の曲。(宗次郎流フォルクローレという意味で、自分は“ソウジローレ”と呼んでいたりする)
 タイトルからすると、しんみりした感じの曲を想像してしまいそうだが、なかなか賑やかで楽し気な曲である。

⑧遠い星を超えて
 イントロのマリンバ系の音が印象的。
 メロディーもアレンジも、かなりポップでキャッチーな曲調を志向しているように思えるが、宗次郎さんの曲としては、やや軽薄で安直な印象を受ける。

⑨土に還る日
 オカリナのみによる多重奏の曲。
 このアルバムには、ドラムやビートが多く入った曲が多いので、その中でこの曲は“静”を感じられる曲として、強い存在感を発揮している。
 低音管から高音管まで、色々と使われているので、様々な大きさのオカリナの音色を比較しながら聴くこともできる。

⑩紫陽花
 坂本昌之さん作曲作品。「光の国」や「光の花」と異なり、この曲はしっとりとしたバラードとなっている。
 雨にしっとりと濡れている、紫陽花をイメージしているかのような、しんみりとした雰囲気の曲。

⑪夢の国
 このアルバムの最後をしめくくる曲だが、ドラムの音を強調した派手めのアレンジとなっている。
 タイトルからすると、メルヘンチックな曲をイメージしてしまいそうだが、実際はロックテイストな曲となっている。
 2年後の1997年発売のライブ・アルバム『acostic world 42』に、同曲が収録されているが、こちらは大塚彩子さん編曲によるアコースティック・アレンジ・バージョン。個人的には、そのアコースティック版の方が好みだったりする。


<総評>
 自然三部作を経て、『鳥の歌』『もうひとつのクリスマス』と2枚のカバーアルバムを発表した後に、2年ぶりに発売されたオリジナル・アルバム。
 “光と陰”がモチーフとなっているようだが、『木道』以降の宗次郎さんセルフ・プロデュース・アルバムの中で、唯一、宗次郎さん以外の人(坂本昌之さん)がアルバム中、数曲の作曲を手がけている作品。
 “光”を描いた曲を坂本昌之さんが(「光の国」「光の花」)、“陰”を描いた曲を宗次郎さんが(「木かげの花」「土に還る日」etc.)作曲しているのが興味深い。中でも坂本さんが作曲した、特に1曲目や5曲目は、かなりポップな曲調で、坂本昌之feat.宗次郎と言ってもいい作品。
 全体的にリズミカルでポップな作風であり、ある意味、宗次郎さんのアルバムの中で最も派手なアルバムである。
 宗次郎さんの普段の音楽性や作風からすると、このアルバムは異色作として強い個性を持った作品と言える。その分、“クセが強い”アルバムなので、好みは分かれる作品と言える。
 これはあくまで推測なのだが、自然三部作と2枚のカバー・アルバムを一緒に創り上げた後、宗次郎さんと坂本昌之さんの間で、表現したい音楽の方向性や音楽性に相違が出てきたのではないかと思う。そういった齟齬から、本作を二人でタッグを組む最後の作品と位置づけ、今までの感謝も込めて、宗次郎さんが坂本さんに数曲作曲を任せて、編曲も含めて、ある程度自由に作ることを認めた可能性があるのではないだろうか。
 真偽のほどは定かではないが、本作を最後に、その後二人が一緒に仕事をすることはなかった。
 ちなみに、宗次郎さんの元を離れた坂本昌之さんは、後に、主にJ-POPのアレンジャーとして活躍し、2004年には、平原綾香さんの「Jupiter」で、日本レコード大賞編曲賞を受賞された。


☆以下のサイトで、全曲試聴およびダウンロード購入ができます。
レコチョク
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オカリナ奏者宗次郎・CD総目録

tag : 宗次郎

2017天満音楽祭/ライブ演奏動画『まほろばの空~風の飛鳥~』を公開しました。

先月・10月22日(日)に開催されました、第18回天満音楽祭に出演時の動画を、YouTubeにて公開いたしました。

【ヒーリング・ホイッスル&マンドリン デュオ:アシタツ&BunKan ライブ in 天満音楽祭】

演奏曲「まほろばの空~風の飛鳥~」(於:フラットフラミンゴ)
※奈良県明日香村の美しい自然をモチーフにした作品
・作編曲:アシタツ
・ヒーリング・ホイッスル:アシタツ
・マンドリン:BunKan

 当日は、台風接近で暴風警報が出ている中で開催されました。
 そんな大変な中、音楽祭に足を運んで下さったお客さまや、お世話になりました音楽祭スタッフの皆様には、心から感謝しております。

 当日に演奏した数曲の中より、オリジナル曲の「まほろばの空~風の飛鳥~」を、公開することにいたしました。
 ぜひ、ご覧下さい。


テーマ : LIVE、イベント
ジャンル : 音楽

tag : ティン・ホイッスル マンドリン 天満音楽祭

水心【オカリナ奏者・宗次郎作品を、ケルトのホイッスルでカバー演奏・第6作】公開!!

ケルトのホイッスルによる、オカリナ奏者・宗次郎作品カバー演奏 。
第6作『水心』を公開しました。

原曲は、オカリナ・ソプラノ管ソロの曲で、1993年発表の『水心』というアルバムに収録されています。
水心(すいしん)というのは、水のように清らかな心を意味するそうです。

オカリナ・ソプラノ管の高く澄んだ音色が、水の清らかさを連想させる、美しい曲です。

この曲を、通常のティン・ホイッスルD管でカバーする方法を色々試してみました。

原曲はオカリナソプラノC管(イ短調)なので、同じ音域で演奏するとかなり高音がキンキンした音になってしまうし、かと言ってオクターブ下げて演奏すると、原曲の高く澄んだイメージが損なわれてしまいます。

そこで考え出したのが、原曲イ短調から、ホ短調に移調した上で、D管ティン・ホイッスルの2オクターブ目の音域をメインに演奏すること。

最高音が2オクターブ目の“シ”となるので、ホイッスルの音域にもちょうどいい具合になり、且つ「水心」の持つ澄んだ高いメロディーのイメージも損なわれずに演奏できます。

その成果が果たして出ているかどうか…。
ぜひ、お聴きください!


『水心』
作曲:宗次郎
ヒーリング・ホイッスル演奏:アシタツ
※ティン・ホイッスルD管使用


※動画では、アルバム『水心』のジャケットにも使われている、北海道清里町の“神の子池”の写真を、フリー素材よりお借りして使用しました。美しい水の写真とともにお楽しみください!

テーマ : 演奏してみた
ジャンル : 音楽

tag : 宗次郎 ティン・ホイッスル

凪【オカリナ奏者・宗次郎作品を、ケルトのホイッスルでカバー演奏・第5作】公開!!

ケルトのホイッスルによる、オカリナ奏者・宗次郎作品カバー演奏 。
第5作『凪』を公開しました。

原曲はオカリナ・ソロの曲で、今回のカバーでは、ローホイッスル・ソロで演奏しています。

1992年発表の『風人』というアルバムに収録されている曲です。
風が止んだ“凪”の空気感を、見事に表現した曲です。

アルバムではオカリナ・テナーG管による演奏となっていますが、ロー・ホイッスルF管を使用して録音しました。

現在、宗次郎さんがコンサートでこの曲を演奏される際、CD『風人』での演奏とは異なり、オカリナ・テナーF管を使い、アルバムのバージョンよりも、アクセントを強調して演奏されています。今回のカバーではそちらの方を参考にしました。
(コンサート版の「凪」は、宗次郎さんの40周年記念コンサートCD『40th Anniversary of Ocarina Life』に収録されています)


『凪』
作曲:宗次郎
ヒーリング・ホイッスル演奏:アシタツ
※ロー・ホイッスルF管使用


テーマ : 演奏してみた
ジャンル : 音楽

tag : 宗次郎 ティン・ホイッスル

夢【オカリナ奏者・宗次郎作品を、ケルトのホイッスルでカバー演奏・第4作】公開!!

ケルトのホイッスルで、オカリナ奏者・宗次郎さんの作品を、カバー演奏する企画。
第4弾、『夢』を公開しました。

原曲は、1996年に発表されたアルバム『Japanese Spirit』の1曲目の作品です。
爽やかで美しいメロディーが魅力的な曲です。

原曲の、大塚彩子さんによるアレンジも非常に素晴らしい編曲でしたので、原曲アレンジの雰囲気を大切に残しつつ、アシタツ流の編曲を施しました。

ぜひ、お聴きください!


『夢』
作曲:宗次郎
原曲編曲:大塚彩子

編曲:アシタツ
ヒーリング・ホイッスル&キーボード演奏:アシタツ
※ロー・ホイッスルG管&ティン・ホイッスルG管使用



テーマ : 演奏してみた
ジャンル : 音楽

tag : 宗次郎 ティン・ホイッスル

道 TAO~FOREST【オカリナ奏者・宗次郎作品を、ケルトのホイッスルでカバー演奏・第3作】公開!!

ケルトのホイッスルで、オカリナ奏者・宗次郎さんの作品を、カバー演奏する企画。
第3弾は、『道 TAO~FOREST』。

宗次郎さんの初期・サウンドデザイン時代の代表曲「道」をもとにして、この曲が収録されたアルバム『フォレスト』より「精霊の森」の後半部分を融合する、スペシャル・アレンジで仕上げました。

「道」という曲は、比叡山の千日回峰行を、2度にわたり満行された、高僧・大阿闍梨 酒井雄哉氏に捧げられた名曲です。

この曲をカバーするため、今年の夏には、実際に比叡山を訪れて構想を練って行きました。
その際に撮影した写真を、動画にて、ふんだんに使用いたしました。

高い精神性と美しい大自然に包まれた、比叡山・延暦寺の風景を思い浮かべながら聴いていただけると幸いです。
YouTubeにて公開中です。ぜひお聴きください!


『道 TAO~FOREST』
作曲:南里高世
原曲演奏:宗次郎

編曲:アシタツ
ヒーリング・ホイッスル&キーボード演奏:アシタツ
※ロー・ホイッスルG管&ティン・ホイッスルE管使用

写真:アシタツ(撮影地:滋賀県・比叡山)


テーマ : 演奏してみた
ジャンル : 音楽

tag : 宗次郎 延暦寺 比叡山 ティン・ホイッスル

宗次郎アルバム第12作『水心』レビュー

宗次郎オリジナルアルバム第12作
『水心』
※タイトルをクリックすると、Amazonの商品ページに飛びます

“水”をテーマにした、自然三部作第3弾。
日本レコード大賞企画賞受賞作品。(『木道』『風人』『水心』の自然三部作に対して)

発売日:1993.9.22(ポリドール)

プロデュース:宗次郎
作曲:宗次郎
編曲:坂本昌之


<レビュー>
①春の土
 宗次郎さんのオカリナ・ソロで始まる曲。
 ゆったりとした温かな印象の曲で、日差しが暖かくなった、春ののどかな田舎の情景を思わせる美しい曲。
 1993年の“水心コンサートツアー”のパンフレットに書いてあったのだが、“水”をテーマに曲を考えた時、どうしても“土”をセットで連想し、アルバムの最初と最後は、土を描いた曲にした、とのこと。
 雪解けの水が春の土に染み渡って行き、大地を潤す…そんな様を描いた曲なのかもしれない。

②水の旅人
 雪解けの水が小川となり、河を下り、田畑を潤しながら海を目指し、海で雲となり、再び雨となって大地にそそぐ…そんな水の大循環の旅路を思わせる美しい曲。サビのメロディーが印象的。
 ちなみに、このアルバムが発売された年には、大林宣彦監督映画『水の旅人』が公開されているが、この曲は映画とは無関係で、たまたまタイトルが被っただけと思われる。(映画『水の旅人』の音楽は、久石譲さんが担当しておられた)

③悲しい水
 アコースティック・ギターによるイントロのメロディーが印象的。
 哀しげなゆったりとしたメロディーの曲だが、オカリナ・ソプラノC管(ピッコロ)により、透明感のある澄んだ美しさをたたえた曲。悲しくも美しい…そんな言葉がピッタリの作品。
 コンサートの際に、この曲の説明で、透き通った美しい水を見ていると、悲しい気持ちが湧いてくる、と宗次郎さんが語っておられたのが印象に残っている。

④水の妖精
 3曲目の静寂を打ち破るかのような、パーカッション・アコーディオン・バイオリンなどによる、躍動感あふれるイントロが開始され、まさに水の妖精たちが、水面で跳びはね踊っているかのような、動きのあるメロディーが、オカリナによって奏でられる。
 このアルバムの中で、最もリズミカルな曲であり、宗次郎さんの演奏の表現力の幅広さを感じることができる。
 アコーディオンでcoba(小林靖宏)さん、バイオリンで金子飛鳥さんが参加している。

⑤静なる湿原
 にぎやかだった4曲目から一転し、静寂感漂う神秘的なシンセサイザーのイントロが印象的な5曲目が始まる。
 この曲は釧路湿原がモチーフになっているそうだが、スケール感のある曲で、聴き応えがある。湿原に生きる生命への讃歌を思わせる、重厚な作品。
 後半のクライマックスの、オカリナ・ソプラノC管によるトリルが、鳥の鳴き声を表しているかのようにも聴こえる。
 服部隆之さんによる、ストリングス・アレンジも見事。

⑥水心
 オカリナ・ソプラノC管によるソロ曲。
 宗次郎さんの代表曲の一つで、コンサートでも必ず演奏される。イ短調のメロディーを、澄んだ透明感のある音色で奏でて、“水心=水のように清らかな心”を表現している。
 メロディーに使われる音階は、宗次郎さんの作品に多い“ラシドレミソラ”という、5音音階+1音の6音音階で、サビのメロディーが印象的で美しく、瞑想的な雰囲気が漂う。
 アルバム・ジャケットにも写真が使われている、北海道清里町の神の子池のような、澄んだ水のイメージにぴったりな曲。
 自分自身、初めて聴きに行った宗次郎さんのコンサートの、オープニングがこの曲だったので、人生で初めて耳にした、宗次郎さんの生演奏のオカリナの音色の曲ということになる。高校一年生のことだったが、この時の響きは、いまだに耳と心に残っている感じがする。(→「宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ」<第3話> 参照)

⑦生きている水
 曲調やテーマとしては、2曲目の「水の旅人」と重なるところが多いように思う。アコースティックな響きを感じさせるアレンジとなっているのも、2曲目と共通。
 イントロ・間奏のアコースティック・ギターの音色が心地良い。生命の源である水の尊さを描いているように感じる。

⑧雪どけの里
 とても愛らしい雰囲気の曲。春の雪どけの山里で、わらぶき屋根の民家の前で楽しげに遊ぶ、童たちの姿が目に浮かぶよう。3連符を効果的に使ったメロディーが、楽しげな雰囲気を醸し出している。
 イントロ・エンディングの、坂本昌之さんによるアレンジも秀逸。
 宗次郎さんの曲では、日本の山里の美しさ・素晴らしさを感じさせる作品が多いが、この曲もそのタイプの作品の一つ。
 この曲からは、雪国の山里の人達の、待ち遠しかった春の到来への喜びの気持ちを、連想することもできる。

⑨海にゆられて
 ゆったりとした美しい旋律が印象的。まさに海のさざ波に揺られているかのような、のどかな気持ちになれる曲。
 思えば、宗次郎さんの作品では、森や風、大地といったモチーフで曲が作られることが多いが、海をテーマにした曲は、どちらかというと珍しいような気がする。
 どこまでも広がる青い水平線を、平和な気持ちで眺めているような気分にしてくれる素晴らしい良曲。

⑩水と土への祈り
 9曲目から一転して、重厚で瞑想的なサウンドが展開される。
 いつまでも、大切な水と土が守られていきますように…という強い祈りを感じさせる曲。
 中間部の、まるで尺八の古典曲を思わせるかのようなフレーズが、印象的で素晴らしい。宗次郎さんのオカリナの音色は、日本的なサウンドがよく合うと思うが、この曲はまさに、その本領が発揮されていると言える。
 個人的には、1993年の水心コンサートツアーの大阪・四天王寺公演で、ステージのバックの仏像が、ライトアップで浮かび上がる中、この「水と土への祈り」が演奏された時の、幻想的な雰囲気が強く印象に残っている。(→「宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ」<第3話> 参照)


<総評>
 『木道』『風人』に続く、宗次郎さんセルフ・プロデュース作品第3作となったアルバムだが、前2作を経て、成長し凝縮された宗次郎さんの音楽性の高まりが、この『水心』で見事に結実していると言える。宗次郎さんの傑作アルバムにして代表作。
 先述の『木道』『風人』とともに、自然三部作を構成し、この自然三部作で1993年の日本レコード大賞企画賞を受賞することとなった。
 その効果も相まって、『水心』を含む自然三部作は、宗次郎さんの数あるアルバムの中でも最もよく売れたCDになったと思われ、宗次郎さんの代表作と記されることも多い。現在のコンサート活動でも、自然三部作からの曲はよく取り上げられ、特に「故郷の原風景」「凪」「水心」の3曲は、ほぼ必ず演奏されている。
 アルバム『水心』は“水”をテーマにして、水にまつわる情景、さらにはその心象をも多様な曲調で描かれており、完成度・クオリティーが非常に高い名作といえる。
 個人的にも、初めて聴きに行った宗次郎さんの生演奏が、1993年の“水心コンサートツアー・水府大演奏旅行”の公演だったので、とても想い出深い作品である。


☆以下のサイトで、全曲試聴およびダウンロード購入ができます。
レコチョク
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オカリナ奏者宗次郎・CD総目録


☆アルバム『水心』より「水心」を、ヒーリング・ホイッスルでカバー演奏しました。
YouTubeで公開中です。よろしければ、ぜひご覧下さい。
        ↓
【ヒーリング・ホイッスル】水心【オカリナ奏者・宗次郎作品を、ケルトのホイッスルでカバー演奏】
https://www.youtube.com/watch?v=sZANtj-9bos

tag : 宗次郎

第18回天満音楽祭 ありがとうございました!

本日開催の第18回天満音楽祭に、“アシタツ&BunKan”無事出演ができました。

先月の奈良・春日野音楽祭は台風で中止となってしまいましたが、本日の天満音楽祭も台風21号が接近し、一時はどうなることかと思われましたが、無事開催され、自らの出演を無事にこなせてホッとしております。

演奏を聴いてくださったお客様、まことにありがとうございました。
台風による大雨の中、聴きに来てくださったこと、心からお礼申し上げます。

お世話になりました、演奏会場・フラットフラミンゴのマスターと、天満音楽祭スタッフ&MC担当の皆様、本日はどうもありがとうございました!

第18回天満音楽祭に携わったすべての皆様に感謝!

ヒーリング・ホイッスル&マンドリン・デュオ
“アシタツ&BunKan”


<本日の演奏曲>
・もののけ姫(久石譲作曲)
・オーソレミオ(イタリア・ナポリ民謡)
・中山晋平名曲メドレー
 (しゃぼん玉~雨ふり~あの町この町~砂山)
・まほろばの空~風の飛鳥(アシタツ作曲・オリジナル曲)

tag : 天満音楽祭

ケルトのホイッスル版「テルーの唄」(『ゲド戦記』より)公開!

スタジオジブリ作品『ゲド戦記』(宮崎吾朗監督作品)より、挿入歌の「テルーの唄」をカバー演奏しました。

正直なところ、物語の内容はあまりよく覚えていないのですが、音楽だけが、やたらと素晴らしかった映画という印象があります。(音楽担当は、寺嶋民哉さん)

その中でも、ヒロインのテルーが歌うこのメロディーが、大変美しく、印象に残る曲でした。この曲は、ホイッスルの音色にとてもよく合いそうな気がしていたので、ぜひ取り上げてみようと、今回演奏いたしました。

今回のカバーでは、原曲通りの調で演奏するため、ロー・ホイッスルのA♭管を使用しております。

ぜひ、お聴きください!


『テルーの唄』
作曲:谷山浩子
原曲歌唱:手嶌葵

編曲:アシタツ
ヒーリング・ホイッスル(ロー・ホイッスル)&キーボード:アシタツ



※ちなみに、『ゲド戦記』のサントラには、世界的なガイタ(バグパイプ)・ホイッスル奏者のカルロス・ヌニェスさんが参加しておられました。

テーマ : 演奏してみた
ジャンル : 音楽

tag : ティン・ホイッスル テルーの唄

宗次郎アルバム第11作『風人』レビュー

宗次郎オリジナルアルバム第11作
『風人』
※タイトルをクリックすると、Amazonの商品ページに飛びます

“風”をテーマにした、自然三部作第2弾。

発売日:1992.9.21(ポリドール)

プロデュース:宗次郎
作曲:宗次郎
編曲:坂本昌之


<レビュー>
①凪
 オカリナのテナーG管(メーカーによってはアルトG管と呼ぶ)によるソロ曲。
 短い曲ながら、凪の静寂や空気感を見事に表現した曲。
 宗次郎さんのオカリナ演奏は、どちらかと言うと、ソプラノ管やアルト管を使うことが多いので、低い音色を聴けるこの曲は、ある意味、貴重であると言える。現在でも、コンサートでよく取り上げられている
 コンサートではF管を使っておられるが、この初出のアルバムバージョンでは、G管による演奏となっている。

②風の神
 エスニックな感じのミニマル・フレーズが印象的なイントロに続き、宗次郎さんのオカリナの音色が、風のように駆け抜けていく。
 坂本昌之さんのアレンジの特色の一つとして、はっきりと強調させたベース・サウンドが挙げられるが、この曲はまさに、その典型で、メロディックなフレーズをベースが格好良く奏でている。
 この曲は、数ある宗次郎さんの作品の中で、特にスタイリッシュでクールな曲となっている。

③風に揺れる木々たちと 
 ズバリ名曲!なぜかコンサートではあまり演奏されないが、もっと取り上げてほしいと思える素晴らしい曲。
 シャッフル・リズムにのって、タイトルのイメージ通りの、木々が爽やかな風に揺れている情景を感じさせる、楽しい曲である。それも、ただ楽しいだけではなく、抒情性もたたえたメロディーが美しい。“さわやか系”の宗次郎作品の傑作。
 この曲を聴くと、初夏の瑞々しい新緑の季節の、青々とした森の木々をイメージする。

④鳥たちの森で
 オカリナのソプラノC管(ピッコロ)は、実に、小鳥のさえずりを表現するのにピッタリな笛だと、痛感させてくれる名曲。
 同様の曲としては、『グローリー・幸福』の「小鳥の歌」があるが、楽曲の完成度・クオリティーは「鳥たちの森で」の方が高いと言える。
 この曲では、これまでにあまり無かった、クラシック調の曲調を、間奏部などに取り入れたアレンジとなっているのが特徴的。思えば、宗次郎さんの作品で、このようなクラシカルな西洋音楽の曲調は『木道』以前のアルバムにはなく、この曲が初めてとなったと思われる。
 とても可愛らしい雰囲気で、メルヘンな感じもする作品。ヨーロッパの古い街並みの風景とかにも、よく合いそうな曲となっている。

⑤風が谷間を降りて来る
 6拍子系の流麗かつ哀愁を帯びたメロディーが印象的。
 このアルバム『風人』では、音楽による情景描写が見事なのだが、この曲もタイトル通り、風が谷間を静かに降りて、吹いてくる情景を見事に表現している。その風を、あたかも肌で感じているかのような、心象風景を生み出す音楽である。

⑥林をくぐりぬけて
 5曲目は風を受けて感じる側だったのが、次の「林をくぐりぬけて」では、自らが風となり、林を吹き抜けていくかのようなイメージを与えてくれる。
 cobaさんのアコーディオンと、宗次郎さんのオカリナの音色が見事にマッチした、リズム感のある良曲。メロディーもキャッチーで覚えやすく、一度聴いたら忘れられないような親しみやすさがある。

⑦流れる雲に
 ストリングスのアレンジが印象的。
 この曲の曲調からは、秋の空をイメージする。
 秋の夕暮れの赤く染まった空を流れて行く、雲を眺めているような、そんな風景を連想する曲。

⑧風の祭り
 この曲は、大きく分けて2部構成となっている。
 ゆっくりとしたテンポの前半部と、踊りの曲のようなアップテンポな後半部からなる。
 全音階的なメロディーが多い、宗次郎さんの作品の中では珍しく、半音階を多用しているのが特徴的。
 半音階も演奏可能であるオカリナならではと言える。(ティン・ホイッスルの場合は、基本的に半音階を鳴らしにくい構造で、もしこの曲をホイッスルでカバーして吹くとしたら、相当困難と言える)
 後半の間奏部の、アコーディオンとギターのパートがかっこいい。

⑨朝
 坂本昌之さんによるシンセサイザー・アレンジが秀逸。
 ミニマル・ミュージックの手法を用いながら、夜明けから朝の、生命の鼓動を感じさせる曲に仕上げられている。
 宗次郎さんのオカリナの主旋律も非常に美しく、オカリナの音色があたかも、朝日の光を表現しているかのようにも聴くことができる。
 個人的には、宗次郎さんの作品の中でも特筆すべき傑作と考えているが、なぜかこの曲もコンサートでは演奏されることがない…。

⑩風人
 アルバムのタイトル曲であるが、「木道」の時と同じく、聴けば聴くほどに味が出てくるスルメ曲。
 自然三部作を発表した頃に、NHK-FMの番組に宗次郎さんが出演された際、番組DJの方が“風人”という曲名を見て、宮沢賢治の『風の又三郎』を連想すると語っておられた。うまいこと言うなあと、感心したのをよく覚えている。

⑪光に向かって
 フォルクローレ(南米アンデスの民族音楽)を思わせるようなメロディーとリズムに富んだ良曲。宗次郎さんはフォルクローレがお好きなようで、度々、フォルクローレ風の曲を作られるが、この曲はその典型。(宗次郎流フォルクローレ=ソウジローレとでも言うべきか)
 コンサート時のMCで話されておられたのだが、宗次郎さんはチャランゴの音がお好きなのだとか。
 この曲はアレンジも秀逸で、パーカッションのリズムにのって、エスノ・ポップな仕上がりとなっている。
 2回目のサビの後にくる、大サビのメロディーが素晴らしい。メロディーの構成も見事な曲。

⑫いにしへの風
 オカリナ・ソロで始まり、悠久の歴史の流れを感じさせるような、東洋的でゆったりとしたメロディーが奏でられる。アレンジも、アジアン・テイストなニューエイジ音楽らしい編曲で、間奏でのジャー・パンファン(賈鵬芳)さんによる二胡の音色が印象的。
 かなり昔だが、民放のとあるニュース番組で、宗次郎さんがこの曲を、雨の降る法隆寺でライブ演奏されたのをよく覚えている。宗次郎さんのオカリナ・ソロによる演奏だったが、法隆寺の空気感と非常によくマッチしていた。


<総評>
 ポリドール移籍後2作目となる本作は、“風”をテーマとしたアルバムで、前作『木道』と次作『水心』とともに、自然三部作を構成している。
 前作『木道』と比較して、音楽スタイルのバリエーションが、より豊富になっているのが特徴と言える。それは民族音楽の要素だったり、今までのアルバムではあまり共演することがなかった楽器(アコーディオンや二胡などの民族楽器)が取り入れられていることから醸し出されている。
 宗次郎さん作曲によるメロディーも、よりキャッチーな曲になっており、『木道』と比べると、全体的に、よりポップな印象を受ける。パーカッションなどの、リズム楽器を巧みに使ったアレンジと相まって、聴いていてとても楽しい作品となっている。
 また、現在大活躍中のアコーディオン奏者・cobaさんだが、当時は本名の小林靖宏名義で活動されており、アルバムのクレジットにも“アコーディオン:小林靖宏”と記載されている。(本作に続く『水心』『鳥の歌』のクレジットも同様)


☆以下のサイトで、全曲試聴およびダウンロード購入ができます。
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オカリナ奏者宗次郎・CD総目録


☆アルバム『風人』より「凪」を、ヒーリング・ホイッスルでカバー演奏しました。
YouTubeで公開中です。よろしければ、ぜひご覧下さい。
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【ヒーリング・ホイッスル】凪【オカリナ奏者・宗次郎作品を、ケルトのホイッスルでカバー演奏】
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tag : 宗次郎

2017秋・コンサート満喫旅~3日目・宗次郎さん滋賀県彦根市コンサート

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(10/7~10/9の3日間の旅とコンサートの日程)
10/7(土)喜多郎さん:京都・花山天文台野外コンサート(ゲスト・ミュージシャン:岡野弘幹さん)
10/8(日)宗次郎さん:滋賀県甲賀市・あいこうか市民ホール
10/9(月)宗次郎さん:滋賀県彦根市・みずほ文化センター

 3日間連続で、ニューエイジ音楽の大御所の生演奏を満喫する旅、3日目のまとめです。

 旅行三日目となった10月9日。
 午前中に近江八幡を観光し、午後に彦根の稲枝に移動、宗次郎さんの滋賀公演の二日目に行きました。

 近江八幡駅でレンタサイクルを借りて、まずは八幡山ロープウェイを目指しました。
 山頂からは、古い町並みが続く近江八幡の美しい風景や、琵琶湖が一望できて、秋の朝のさわやかな風に吹かれて、とても清々しく感じました。ぐるりと山上をゆっくり歩いて回っても、45分程度でした。

※八幡山の頂上から見た琵琶湖
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※前日泊まった、野洲方面をのぞむ。近江富士こと三上山が見えていました。
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※近江八幡の町並み
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 再びロープウェイでふもとに下りた後は、自転車に乗り、古い町並みをぬけて、自然豊かな水郷地帯を走りました。途中、水郷めぐりの小舟も行きかっていて、のどかな風景が広がっていました。
 この日はよく晴れて、気温も上昇し、野外で活動するには最適な天気となりました。

 大分、自転車で走ったところで、水郷の自然の中でティン・ホイッスルを演奏しました。
 曲は、昨日の宗次郎さんのコンサートで聴いた曲を吹きました(この日もこの後聴いたのですが…)。
 「水心」「故郷の原風景」「ふるさと」
 吹いてる間、蝶々が周りを沢山飛んでいました。

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 その後、再び古い町並みのエリアに戻り、有名な八幡堀などを観光し、近江八幡駅に向かいました。

 近江八幡は初めて訪れたのですが、水郷と古い町並みが非常に美しく調和している風景が見れて、とてもいい観光ができました。
 やはり、古い町並みが残っているところを歩くのは、気持ちいいですね。その町で受け継がれてきた歴史を感じることができて、心がリフレッシュされます。

 近江八幡駅に到着し、自転車を返却して、宗次郎さんの滋賀公演2日目の会場である、彦根市稲枝のみずほ文化センターを目指しました。

 電車で、彦根方面へ数駅移動しました。
 途中、織田信長が築いたことで有名な、安土城跡が電車の窓から見えました。今は石垣を残すのみのようですが、この日は祝日ということもあり、車がたくさん止まって観光客が来ているのが見え、多くの人が信長の夢の跡を見に行っているんだなあと思いました。自分はまだ訪れたことがありませんが、いつの日か訪れてみたいと思っています。

 電車は、彦根市にあります、コンサート会場の最寄り駅・稲枝(いなえ)駅に到着しました。みずほ文化センターへは、この駅から歩いて約30分です。
 
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 のんびりと、田園地帯の中を歩いていくことにしました。
 この日は、本当に天気に恵まれましたので、ウォーキングにちょうどいい感じでした。

※25分ほど歩いて、会場のみずほ文化センターに着きました。
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 開場時間まで少し余裕があったので、近くの田園地帯を散策したりして過ごしました。

 時間になり入場してすぐに、ロビー販売に行きました。
 昨日の業者の方とも再開し、挨拶をして楽譜を購入。楽譜は、斑鳩公演の際に買ったCD『土の笛のアヴェマリア』の曲が収録された楽譜集を選びました。それとバンダナ。
 今日は自分がバンダナにサインしていただこうと思っていました。(昨日のバンダナ・ビニール袋サイン事件、果たして宗次郎さんは覚えておられるかな?と思いつつ…)

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 プログラムは昨日の甲賀市公演のものと全く同じものです。
 演奏曲目を再びまとめると、次のようなプログラムでした。

<2017/10/8~10/9 滋賀公演・演奏曲目>

・森のこだま(アルバム『オカリーナの森から』より)
・森に還る(アルバム『オカリーナの森から』より)
・故郷
・母さんの歌
・七つの子
・オカリナについての説明
 ①北の海に死す鳥の歌(アイヌ民謡)
 ②竹田の子守唄
 ③凪(アルバム『風人』より)
 ④馬子歌(日本民謡)
 ⑤水心(アルバム『水心』より)
・コンドルは飛んでいく
・故郷の原風景(アルバム『木道』より)

-休憩-

・夕焼け小焼け
・赤とんぼ
・小さい秋みつけた
・鳥の歌(カタロニア民謡)
・悲しい水(アルバム『水心』より)
・旅立ち(アルバム『あゆみ』より)
・母の歌(アルバム『オカリーナの森からⅡ』より)
・リュブリャーナの青い空(アルバム『天空のオリオン』より)
・大黄河(アルバム『大黄河』より)
-アンコール-
・天空のオリオン(アルバム『天空のオリオン』より)

 演奏者も甲賀公演に引き続き、宗次郎さんのオカリナと、ピアノの蓮沼健介さん、アコースティック・ギターの小林健作さんの、三人のトリオでの演奏です。

 ただ、前日のあいこうか市民ホールでのコンサートと一番の違いは、自分の客席の位置です。
 この日の客席は、い列19番。ステージから2列目のやや右より。もうステージがすぐ目の前でした。わずか数メートル前で、宗次郎さんの生演奏を聴けました!

※開演前に撮った、自分の席から見たステージの様子
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 あいこうか市民ホールは、本格的なホールでしたが、この日の会場のみずほ文化センターは、どちらかと言うと、町の文化施設の講堂といった感じで、割と小規模でしたので、舞台の高さもそれほど高くはなく、ステージは座席からとても近く感じました。

 コンサートが始まり、宗次郎さんたちが登場。
 昨日と同じく、素晴らしい演奏が響き渡りました。

 MCも、ほぼ同じ内容のことを話しておられました。

 「母の歌」(アルバム『オカリーナの森からⅡ』より)のエピソードは、毎回MCで話されておられて、印象的です。
 この曲は、宗次郎さんが母親のために作った曲で、入院していた年老いた母親に捧げるために作曲し、聴いてもらおうと、デモテープに録るところまで仕上がっていたものの、残念なことにこの世を去ってしまい、聴いてもらうことは叶わなかった…というエピソードです。

 曲が作られた背景を聞いた上で演奏を聴くと、感動が倍増し、とても深く聴くことができます。宗次郎さんが曲に込めた思いを感じることができます。
 これぞまさに、コンサートで生演奏に触れる醍醐味だと思います。

 「リュブリャーナの青い空」(アルバム『天空のオリオン』より)のMCでは、次のようなエピソードを紹介されました。
 紀宮さま(黒田清子さん)が、スロベニアを訪問される際に、宗次郎さんが音楽大使として同行することになり、スロベニアの首都リュブリャーナの風光明媚な様子をイメージした曲を作ろうと、事前に作曲した曲で、現地で演奏したら拍手喝采の、大盛り上がりとなった…とのことでした。
 実際には、リュブリャーナの青い空というのを、見たことがない上で作った曲だったのですが…というオチで、会場は笑いに包まれました。

 この日の、みずほ文化センターも満席で、素晴らしい宗次郎さんの演奏に、拍手喝采となりました。
 滋賀県彦根市の稲枝でのコンサート、今まで見に行った中で最高クラスのコンサートでした。何と言っても、真ん前で、至近距離の間近で、宗次郎さんの生演奏が聴けたわけですから!本当に素晴らしかったです。

 演奏中の、宗次郎さんの細かい表情や、リズムの取り方、体の動きなどもじっくりと見ることができました。もう本当に、宗次郎さんの息づかいを感じられるような演奏会でした。
 わざわざ滋賀県まで、はるばる来た甲斐がありました。とても勉強になりました。

 終演後には、恒例のサイン会も参加。楽譜とバンダナにサインして頂きました。

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 昨日のこと覚えておられるかな?と思い、昨日のビニール袋を見せながら「昨日はビニール袋にまでサインして頂きまして、ありがとうございました。」と話しかけてみました。
 すると、宗次郎さん覚えていて下さって「おぉ!二日間来て下さいまして、どうもありがとうございます!」と、握手して下さいました。
 「今日は僕がバンダナを買わせて頂きました。」と、昨日の再現のように、ビニール袋をサッと下に敷くと、笑いながらサインして下さいました。

 握手をして、「それと一日早いですが…」と切り出して、「明日の誕生日、おめでとうございます!」とお伝えすると、宗次郎さん、声を上げて笑いながら「どうもありがとうございますww」と答えて下さいました。いいサイン会でした。

 先述の通り、宗次郎さんの滋賀公演二日目の会場・みずほ文化センターは、コンサートホールというよりは、町の文化施設という感じの会場で、割りと小さめのホールでした…が、こういうアットホームな雰囲気の会場の方が、出演者との距離感がとても近くて、すごく良かったです。

 宗次郎さんの音楽は、アットホームな会場の方が、雰囲気も似合っていて、より深く楽しめるのではないかなと思います。
 勿論、都会の大ホールでのコンサートも素晴らしいのですが、この日のような温かい雰囲気のコンサート会場、個人的には大好きですね。
 
 宗次郎さんのコンサートは、滋賀県甲賀市・あいこうか市民ホールでの公演が通算9回目、そしてこの日の、彦根市・みずほ文化センターでの公演が、記念すべき通算10回目となりました。
 2015年3月の大阪・貝塚公演以来、宗次郎さんの関西でのコンサートは皆勤しています。
 今後も、宗次郎さんが関西でコンサートをされる際は、聴きに行きたいと思っています。


 こうして2017秋・コンサート満喫旅は幕を閉じました。

 3日間に渡った、京都と滋賀への、喜多郎さん&宗次郎さんのコンサート満喫旅、とても充実した旅になりました。
 喜多郎さんコンサートでは、岡野弘幹さんにもお会いでき、少しですがお話もできて嬉しかったです。
 
 この旅で得たものを糧にして、自分自身の音楽をもっと進化していきたいと思いつつ、帰途につきました。


(おまけの話)
 余談ですが、喜多郎さんと宗次郎さんのコンサートに、立て続けに参加して気付いたことですが、このお二人のコンサートを聴きに来ているお客さんの、客層はそれぞれ少し違う感じがするなあと思いました。

 ニューエイジ音楽の代表的アーティストとして知られる、喜多郎さんと宗次郎さんですが、その辺りの客層の違いは、演奏曲目の違いによることも関係しているのかもしれません。

 喜多郎さんのコンサートは、完全にオリジナル曲オンリーですので、必然的に喜多郎さんの音楽を聴きこんでいる方が中心となると思います。そのためか、喜多郎さんのコンサートの客層は、結構、玄人っぽい感じの人が多いというか、割と音楽通な雰囲気の方が多いような気がしました。
 宗次郎さんの方は、よく知られた童謡や抒情歌も演奏されることもあって、普通の音楽好きな方や素朴な感じの方が多いような気がします。(もちろん、例外もあるとは思いますが…)
 また、オカリナの演奏に挑戦している子供もいてると思うので、小学生やファミリー層の姿もたまに見かけます。

 とは言え、喜多郎さんも宗次郎さんも、コンサート会場の年齢層は高めですね。自分なんかは、割と若い方の世代に入ってしまうかもしれません。
 
 僕のように、お二人とも聴くという人も多いかもしれませんが、今回のコンサート会場のお客さんの様子を見ていて、何となくそんなことを感じました。

※喜多郎さんと宗次郎さんの違いについては、以下の記事に分かりやすくまとめています。よろしければ、ご覧下さい。
<特別コラム>喜多郎と宗次郎~似てる?似てない?徹底比較!!(前編)
<特別コラム>喜多郎と宗次郎~似てる?似てない?徹底比較!!(中編)
<特別コラム>喜多郎と宗次郎~似てる?似てない?徹底比較!!(後編)

tag : 宗次郎

2017秋・コンサート満喫旅~2日目・宗次郎さん滋賀県甲賀市コンサート

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(10/7~10/9の3日間の旅とコンサートの日程)
10/7(土)喜多郎さん:京都・花山天文台野外コンサート(ゲスト・ミュージシャン:岡野弘幹さん)
10/8(日)宗次郎さん:滋賀県甲賀市・あいこうか市民ホール
10/9(月)宗次郎さん:滋賀県彦根市・みずほ文化センター

 3日間連続で、ニューエイジ音楽の大御所の生演奏を満喫する旅、2日目についてブログ記事にまとめます。

 10/7の、喜多郎さん&岡野弘幹さんの、京都・花山天文台野外コンサートから一夜明けて、10/8は、オカリナ奏者の宗次郎さんの滋賀公演1日目、場所は滋賀県甲賀市のあいこうか市民ホールでした。

 まずは、宿泊地の野洲からJRに乗って、近江八幡を目指しました。この日の夜は近江八幡に泊まる予定でしたので、駅のコインロッカーにスーツケースを預けて、近江鉄道に乗りました。

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 近江鉄道はワンマン運転のローカル電車で、車窓の眺めも田園風景が広がり、とてものんびりした雰囲気を味わえました。

 電車は、甲賀市の水口城南駅に到着しました。コンサート会場の、あいこうか市民ホールはこの駅からすぐの場所にありました。
(ちなみに、駅名は“みなくちじょうなん”と読むらしいです。近江八幡駅で切符を買う際、発券機ではなく窓口で買う必要があったのですが、その際、「みずくちじょうみな…」「“みなくちじょうなん”です。」と駅員さんに訂正されてしまいました…)

 開場時間まで時間がありましたので、近くを散策することにしました。
 甲賀と言えば、やっぱり甲賀忍者が有名ですが、忍者屋敷はかなり離れた所にあるようなので、行くのは諦めて、駅からすぐの城跡・水口城を目指しました。

 この水口城は、江戸時代、3代将軍・徳川家光が上洛する際の、宿として作られたのが発祥だそうです。
 現在は石垣が往時の面影を残すのみで、城内はグランドになっていました。その一角に、往時の櫓を模した建物が再建されて、水口城資料館として開館していました。

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資料館を見学し、しばし江戸時代の文化に触れた後、コンサート会場の“あいこうか市民ホール”に行きました。

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 あいこうか市民ホールは、とても立派なホールでした。

 開演前に、コンサート終演後のサイン会に備えて、ロビー販売で楽譜を購入。CDは、今までにほとんど買い集めてしまいましたので、今回は楽譜集にしました。もっとも、オカリナで吹くのではなく、ティン・ホイッスルで吹くことになりますが…。

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 楽譜は、宗次郎さんのアルバムの中でも、最も大好きな『古~いにしえみち~道』を購入しました。チラシも置いてあったので一枚いただきました。

 この時、ロビー販売の所で、「伴奏とかがなく、宗次郎さんのオカリナのソロだけで収録されたCDというのはありますか?」と、販売業者の方に尋ねておられるお客さんがおられて、業者の方がちょっと分からないなあという感じで困っておられたので、助け舟を出して、僕がそのお客さんに、宗次郎さんのアルバムは基本的にすべて伴奏が入っていて、アルバムの内の1~2曲程度が、オカリナ・ソロの曲が収録されていたりすることが多いですよ、と教えて差し上げました。その例として、オリジナル・アルバムでは『オカリーナの森Ⅱ』が一番新しいCDであることも紹介しました。

 そのお客さんも喜んで下さり、販売業者の方からも助かりましたと感謝されました。その後、業者の方と少しお話をして、明日の彦根公演での販売も担当されることなどを教えてくださいました。

 開場時間になり、プログラムをもらって入場しました。

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 客席につき、さっそく、今日の演奏曲目をチェックしました。(客席は、こ列11番。真ん中よりやや前よりの左の方でした。ステージから少し離れていましたが、舞台上を俯瞰してよく見ることができる席でした)
 プログラムは2日間共通で、1日目・甲賀市公演、2日目・彦根市公演、両公演とも同じ曲目となっていました。


<2017/10/8~10/9 滋賀公演・演奏曲目>

・森のこだま(アルバム『オカリーナの森から』より)
・森に還る(アルバム『オカリーナの森から』より)
・故郷
・母さんの歌
・七つの子
・オカリナについての説明
 ①北の海に死す鳥の歌(アイヌ民謡)
 ②竹田の子守唄
 ③凪(アルバム『風人』より)
 ④馬子歌(日本民謡)
 ⑤水心(アルバム『水心』より)
・コンドルは飛んでいく
・故郷の原風景(アルバム『木道』より)

-休憩-

・夕焼け小焼け
・赤とんぼ
・小さい秋みつけた
・鳥の歌(カタロニア民謡)
・悲しい水(アルバム『水心』より)
・旅立ち(アルバム『あゆみ』より)
・母の歌(アルバム『オカリーナの森からⅡ』より)
・リュブリャーナの青い空(アルバム『天空のオリオン』より)
・大黄河(アルバム『大黄河』より)
-アンコール-
・天空のオリオン(アルバム『天空のオリオン』より)


 オリジナル曲と、秋の季節にふさわしい抒情歌・童謡唱歌を織り交ぜたプログラムとなっていました。

 今回の二日間の、演奏メンバーは、宗次郎さんのオカリナと、ピアノの蓮沼健介さん、アコースティック・ギターの小林健作さんの、三人のトリオでの演奏でした。
 この楽器編成とメンバーは、僕にとって忘れることのできない、2015年3月の大阪・貝塚公演の時と、全く同じでした。(→詳しくは、ブログ記事「宗次郎さんの音楽との出会い~そして、素晴らしき音楽の世界へ」<第7話>をご覧下さい)

 ステージを見て、直感的に、あの貝塚公演の時と同じ編成だと気付き、期待に胸膨らみました。

 まず、蓮沼さんと小林さんがステージに登場し、楽器のスタンバイを整えて、宗次郎さんが登場されました。
 
 宗次郎さんのオカリナ・ソプラノ管ソロによる「森のこだま」につづき、トリオによるアコースティックサウンドの「森に還る」が披露されました。
 
 ここで一旦MC。宗次郎さんが挨拶されて、冒頭の2曲の説明と、オカリーナの森について紹介されました。

 そして、おなじみの日本の童謡唱歌から「故郷」「母さんの歌」「七つの子」を披露されました。
 この3曲が終わり、蓮沼さんと小林さんは一旦、舞台裏に引き上げて、宗次郎さんのソロで、オカリナの説明をしながら、5曲披露するという流れでした。

 ここで演奏された、アイヌ民謡「北の海に死す鳥の歌」は、初めて聴いた曲でしたが、とても良かったです。CD未収録の曲だと思います。この曲でオカリナ・アルトC管を紹介されました。
 続いて、テナーG管による「竹田の子守唄」(このテナーG管ですが、「僕はそう呼んでいますが、中にはアルトG管と呼ぶ人もおられます」と、宗次郎さんはおっしゃっておられました)。
 そして、テナーF管で「凪」。ソプラノG管で日本民謡「馬子歌」。一番高音のソプラノC管・ピッコロで「水心」と、それぞれのオカリナの音域や音の高さを分かりやすく説明しながら、5曲ソロで演奏されました。

 プログラムに盛り込まれた、この、宗次郎さんによるオカリナの説明。
 初めてオカリナの演奏を聴く方にもわかりやすく、この楽器の魅力をお伝えしたいという、宗次郎さんの誠意と熱意が感じられますね。

 その後、再び蓮沼さんと小林さんがステージに登場し、「コンドルは飛んでいく」を披露されました。

 「コンドル…」は、ほぼ毎回演奏されておられる定番曲で、曲の説明では、実はこの曲は3部分からなり、2部分目が終わったところ・最後のリズミカルな踊りの部分が始まる前で拍手されることがありますが、そこではまだ拍手は要りませんので、最後まで行って「コンドルは飛んでいっちゃった~…」という感じで終わりますので、、そうしたら拍手を頂ければと思います。という紹介MCも、おなじみになっています(^ ^)

 第1部の締めくくりには、これもおなじみ定番曲の「故郷の原風景」。
 CD版のシンセやストリングスが入ったバージョンもいいですが、この日のようにピアノ・ギターのみのシンプルで素朴なアレンジも、この曲には、ぴったりとはまっているなあと思います。

 ここで15分間の休憩が入りました。お手洗いに行くついでに、販売コーナーの様子を見ると、CDや楽譜を買うお客さんで賑わっていました。

 第2部は、秋にぴったりの抒情歌3曲「夕焼け小焼け」「赤とんぼ」「小さい秋みつけた」から始まりました。本当に、宗次郎さんのオカリナの音色は日本の抒情歌によく合う音色だと思います。
 
 そして、カタロニア民謡の「鳥の歌」を紹介されました。
 宗次郎さんのお師匠さんがよく演奏されていた曲であり、チェリストのパブロ・カザルスが国連でこの曲を演奏したエピソード(カタロニアの鳥はピース、ピース(peace)と鳴く、と語ったこと)などを紹介されました。

 こういった曲の背景を教えていただいてから、その曲の演奏を聴くと、より深く味わえる感じがします。
 宗次郎さんは曲間MCを、毎回すごく大切にされておられるなあと感じます。

 その後は、オリジナル曲を立て続けに、「悲しい水」(アルバム『水心』より)、「旅立ち」(『あゆみ』より)、「母の歌」(『オカリーナの森からⅡ』より)、「リュブリャーナの青い空」(『天空のオリオン』より)と、披露されました。

 ここでも1曲ずつ曲の説明をされました。
 ご当地・滋賀県は水が綺麗な印象があるということで、お酒もおいしいと話されて、会場の笑いをとっておられました。また、信楽焼で有名な、近くの信楽には度々足を運んでおられたそうですが、この日の会場となった水口には初めて来たとのことで、お酒のおいしい所を紹介してもらって、行って来ましたと話されておられました。

 第2部最後の曲は、代表曲である、NHK特集『大黄河』テーマ曲の「大黄河」で締めくくられました。
 
 オカリナと出会ってから10年間、オカリナ制作や演奏活動を続けていたが、なかなか世に知られることがなくて、経済的にも辛い状況だったが、1985年にレコード会社の方から声をかけてもらい、レコードデビューができて、その翌年に、NHKでその前年まで喜多郎さんの『シルクロード』という番組をやっていたのですが、『大黄河』という番組のテーマ曲と音楽を担当させてもらい、それでやっと、オカリナというものが、世間に知ってもらえるようになりました。という話を、「大黄河」の紹介の際、毎回お話されておられます。
 この日もその話をされてから、「大黄河」を演奏されたのですが、“喜多郎さん”のお名前が出たところで、実は昨日にお会いしてきたんですよ~と、心の中で答えてました。

 また、曲を始める寸前に宗次郎さんが、“あいこうか”で“だいこうが”、とおっしゃって、会場は笑いに包まれました。(宗次郎さんって、結構こういうユーモアが豊富なお方です)

 プログラムの曲がすべて終わり、アンコールはこの日は1曲、「天空のオリオン」を披露されました。

 終演後、お待ちかねのサイン会。(僕はいつも、宗次郎さんと少し言葉を交わしたいと思っていますので、迷惑をかけないように、最後の方の、後ろで待つ人がいない状況になってから、列に並ぶようにしています)

 この日は、『古~いにしえみち~道』の楽譜集にサインしていただきます。
 
 順番が回ってきて、列の一つ前の方が、バンダナにサインをしてもらおうとしたのですが、宗次郎さんが、下の机にマジックが写っちゃうんじゃないかなぁと心配そうにおっしゃいました。
 そこですかさず、次だった僕が、これ良かったら敷いてください、と楽譜が入ってたビニール袋を差しだしました。
 写ってもいいですか?という雰囲気だったので、むしろ写ってくれた方が嬉しいんですけど…と言うと、その方も宗次郎さんも爆笑。
 サイン楽譜のビニールに着いたマジックがその名残です。

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 サインしてもらいながら、実は6月の奈良・斑鳩公演にも行きまして、その際もサインしていただいて、今日は4か月ぶりですとお話ししました。
「そうですか!これ奈良ですよ!」と、宗次郎さんが『古~いにしえみち~道』の表紙の写真を指差して、笑顔で話されました。(ジャケット写真は奈良県宇陀市の大宇陀・阿騎野の山々の写真です)
「宇陀市ですよね!」僕も笑顔で応じて、「明日の彦根公演にも行きますので、楽しみにしています!」とお伝え出来ました。
 宗次郎さん、毎回サイン会では、聴きに来てくれたお客さんに、笑顔で気さくに話されておられるので、素敵だなあといつも思います。

 宗次郎さんのコンサート、大編成もいいのですが、やっぱりこの日のようなシンプルな編成の方が好きですね。
 シンプルでアコースティックな編成の方が、オカリナの音色を、より深く味わえる気がします。安定の素晴らしい音色、堪能できました。
 翌日の彦根公演は、曲目は同じでも、会場の違いでどう響きが変わるのか、じっくりと味わって、聴き比べてみようと思いつつ、あいこうか市民ホールを後にしました。

 この日の宿は、近江八幡にとってありましたが、甲賀市から近江八幡市に向かう電車で、あいこうか市民ホールのロビーで、宗次郎さんのCD販売を担当されておられた業者の方と一緒になり、電車の中で、音楽のことや音楽業界などの話をしました。
 業者の方は草津市内のCD店の方だったのですが、とてもいい話ができました。(こういうコンサート会場でのCD販売は、近くのCD店などが担当することが多く、また販売品は、メーカー側から預けられて、それを会場で即売する形だそうです)
  
 コンサートやライブといった、生演奏を聴くという文化は不滅だと思うので、今日のようにサイン会などを通して、その場でのCD即売で、少しでもCD販売業者の方が潤えば、音楽文化も途絶えることなく、未来へと受け継がれて行くのではないかなと思いました。

 こうして、近江八幡に到着し、2017秋・コンサート満喫旅2日目である、宗次郎さんの滋賀公演1日目が終了しました。
 翌日は、午前中に近江八幡市内を観光してから、宗次郎さん滋賀公演2日目会場の、彦根市稲枝を目指すことにしました。


 “2017秋・コンサート満喫旅~3日目・宗次郎さん滋賀県彦根市コンサート”につづく

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プロフィール

アシタツ Ashitatsu

Author:アシタツ Ashitatsu
音楽家:作曲家、ヒーリング・ホイッスル奏者、キーボード奏者

【演奏楽器】
ティン・ホイッスル
ロー・ホイッスル
キーボード・シンセサイザー

1977年生まれ。
大阪府出身。
大阪芸術大学音楽学科卒業。

ヒーリング・ホイッスル(ケルトのホイッスルによる癒し系音楽)の楽曲制作・演奏を中心に活動。

◎専門音楽ジャンル:ヒーリング・ニューエイジ

◎歴史・史跡巡りが趣味

◎大阪府の郊外(奈良県寄りの田舎の方)在住。

◎オリジナル曲での主なテーマ:近畿・北陸の自然や歴史をテーマにした作品。
(自身は大阪府出身の関西人だが、母方の家系が福井県出身で、2分の1北陸人の血が流れていると自負)

◎尊敬する影響を受けた音楽家:宗次郎、喜多郎、姫神(星吉昭)、久石譲など

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